日本の文学賞

← 『このミステリーがすごい!』大賞に戻る

『このミステリーがすごい!』大賞 このミステリーがすごい! たいしょう

第20回(2021年)

ミステリー小説広義のミステリー

受賞者

6名
南原詠 なんばら えい 大賞

特許をめぐる攻防に、弁理士としての知識と強気な交渉術で挑むリーガルミステリー。人気VTuberを守るため、特許権侵害をめぐる企業間の思惑に大鳳未来が切り込んでいく。

特許のルールを武器に、VTuberをめぐる争いへ弁理士が踏み込む。

267ページ
リーガルミステリー弁理士特許VTuber企業間対立
鴨崎暖炉 かもさき だんろ 文庫グランプリ

「密室の不解証明は現場の不在証明と同等の価値がある」という判例により、密室なら無罪が保証される日本では密室殺人が激増していた。著名なミステリ作家が遺した雪山のホテル・雪白館で密室殺人が起き、唯一の橋が落とされて孤立するなか、奇妙なトランプを残した連続事件が繰り返される。

密室であれば無罪となる社会で、雪山の孤立したホテルに起きる連続密室殺人を解く本格ミステリ。

416ページ
密室殺人クローズドサークル雪山の館トランプ高校生探偵
秋尾秋 あきお あき 隠し玉

死者を一時的に蘇らせる特殊な力がある世界で、殺された少女の死体が再生不能なほど損壊されていた謎を追う特殊設定ミステリー。なぜ彼女は殺し直されたのかが焦点になる。

なぜ少女は殺し直されたのか。

368ページ
特殊設定ミステリー蘇生能力者死体損壊連続事件
烏丸尚奇 隠し玉

小説家として挫折し、伝記作家として暮らす烏丸のもとに、大企業創始者・深山波平の伝記執筆依頼が届く。妻の自殺、次女の失踪、長女の植物状態と、不幸が続く深山家を調べるうちに、烏丸は「蝶野森の魔女」と呼ばれた次女の奇行や、監禁と拷問の痕跡が残る地下室を知る。

呪われたように不幸が続く一家の伝記を調べる作家が、地下室に残る痕跡と新たな殺人へ近づくミステリ。

288ページ
伝記作家家族の秘密地下室呪い殺人
柊悠羅 隠し玉

オンライン授業中に見つけた暗号メモが、3億円と脅迫、さらに拉致事件へ連鎖する現代型サスペンス。日本語教師の夕香子と恋人が、金と危険に追われながら真相へ近づく。

3億円が届いた。返せと、坊っちゃんからメールが来る。

256ページ
現代サスペンス誘拐3億円オンライン授業犯罪劇
本江ユキ 隠し玉

非正規雇用の日本語教師・夕香子は、オンライン授業中に中国人留学生、通称「坊っちゃん」の机にある暗号のメモを見つける。フリーターの恋人・啓治と試すとネット銀行の口座に入り、残高三億円から三十万円を盗むことに成功する。しかし数日後、夕香子の部屋には三億円の現金が届き、坊っちゃんから金を返せというメールと友人の婚約者拉致の知らせが届く。

留学生から盗んだ三十万円が、三億円の現金と誘拐事件へ転じるクライムミステリ。

288ページ
誘拐身代金オンライン授業貧富の差犯罪