【2023年・第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】名探偵のままでいて (『このミス』大賞シリーズ)
レビー小体型認知症の祖父が、孫娘の持ち込む謎を鮮やかに解く。日常の謎と家族の温度が交差する、第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
作品情報
認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する。
祖父と孫娘が、日常に潜む謎を通じてつながり直していく連作ミステリー。第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2023-01-07
- ページ数
- 352ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 18.2 x 12.8 x 3 cm
- ISBN-13
- 9784299037633
- ISBN-10
- 4299037634
- 価格
- 2130 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作 「認知症の老人」が「名探偵」たりうるのか? 孫娘の持ち込む様々な「謎」に挑む老人。 日々の出来事の果てにある真相とは――? 認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー! <最終選考委員選評> ●レビー小体型認知症を患う老人が安楽椅子探偵をつとめる〝日常の謎〟系の本格ミステリー連作。ラストがきれいに決まっている。 (大森望/翻訳家・書評家) ●マニア心をそそられる趣向が凝らされており、古典作品へのオマージュも好印象。ディーヴァーのリンカーン・ライムのヴァリエーションのようだ。 (香山二三郎/コラムニスト) ●キャラクターが非常に魅力的。彼らの会話がとっても楽しい! 全体を通しての空気感、安定感が秀逸でした。魅力的な物語を書き続けていける方だと確信しました。 (瀧井朝世/ライター) <あらすじ> かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は、七十一歳となった現在、幻視や記憶障害といった症状の現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。 しかし、小学校教師である孫娘の楓が、身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと働きを取り戻すのだった! そんな中、やがて楓の人生に関わる重大な事件が……。
香川県高松市出身。東京都在住。明治大学在学中より放送作家として活躍。2022年現在、 ラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』『徳光和夫 とくモリ! 歌謡サタデー』 『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM』『明石家さんま オールニッポン お願い! リクエスト』や単独ライブ『南原清隆のつれづれ発表会』などのメイン構成を担当。
レビュー
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いい軽さの読み応え
難しい漢字や変わった文面もないものの、いつのまにか物語に引き込まれる。重圧感ないが面白い。ラジオ構成ライターの経験から積み上げられた文面なのだろうか軽やかだが巧妙なロジックの仕掛けに引き込まれる。そんな新しいミステリーだ。
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おじいちゃんと、孫娘
おもしろかったです。 ラストはおもわず拍手と涙でした。
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読みやすい!面白い!
久々に小説を読んだのですが、とてもおもしろくて、二部作目も購入いたしました。
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登場人物がちょっと
ミステリー小説として楽しめました。 但し、登場人物が、あまり魅力的ではありませんでした。 もう少し人間的な魅力を感じられると、もっと物語に深く入り込めたかなぁと思います。 相手の考え方を否定から入る人、自分の方が優秀だと思う人は、ちょっと苦手なので… 期待を込めて、続編も読んでみようと思います。
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レビー小体型認知症の幻視が謎解きに
新聞広告に「このミステリーがすごい大賞受賞作」とあったので、面白くないはずはないと思って、アマゾンギフトカードを使用した。孫娘の持ってくる謎を、意識がしっかりしているときに、物語を紡いで見事に解いていく。佳境にいたると、孫娘にタバコを1本要求し、煙の中に謎解きにいたる幻を見る。あまり書くとネタバレになるのでやめておく。放送作家で文章がうまく、海外のミステリーにも造詣が深く、父の病気を目の当たりにしているので病状の描写も正確で、とてもデビュー作とは思えない。6編の短編集だが、とくに終章が秀逸。次作「名探偵じゃなくても」につながるストーリーもあり、是非読みたいと思ってアマゾンで検索したが、残念ながら在庫なし。早く読んでみたいものだ。
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わかりやすい展開
情景が頭の中に浮かんできます わかりやすい進行です 続編にうまく繋がっていて、両方読んだほうがいいと思います。
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展開が素晴らしく面白いミステリー!
手にとった時に表紙がとても綺麗だと思いました。 内容は想像以上にテンポよく章毎の完結で、次の展開が気になりグイグイ引き込まれていく作品でした。親近感の湧く登場人物がいて読み終えた瞬間に周りに話したくなりました。 こころに沁みるストーリーやジーンと感動する場面もあり認知症に対する学びもあります。 謎解きの面白さはもちろん素晴らしく、綺麗な表現やお洒落な描写もオススメです。 難しい漢字には丁寧に振り仮名があったり、本自体が手に取りやすく文字も読みやすい大きさです。 小さい文字が少し見えにくい私でも見易く何回も読み返しをしてみたいです。 ゴロワーズも探してみたいと思いました。
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祖父と娘のやりとりが素敵
続編の「名探偵じゃなくても」も読んでいますが、2人の会話や動きが丁寧に書かれていて、お互いが双方を大事に思っていることがよく分かります。心が温かくなるお話です。