作品情報
明恵の和歌を通して、仏教と文学の交差点を探る。
『明恵:和歌と仏教の相克』は笠間書院刊の研究書。researchmap で ISBN 9784305705471、総ページ数 x, 484, 16p と確認できる。
レビュー要約
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文学、思想、信仰を分けずに明恵の表現を読むことで、従来見落とされがちだった和歌の役割を浮かび上がらせている。基礎資料の整備も含め、明恵研究の土台となる一冊である。
書籍情報
- 出版社
- 笠間書院
- 発売日
- 2011-03-08
- ページ数
- 500ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 15.8 x 3.9 x 21.8 cm
- ISBN-13
- 9784305705471
- ISBN-10
- 4305705478
- 価格
- 2200 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
なぜ僧侶は和歌を詠んだのか。 中世仏教を代表する僧の一人である、明恵(1173-1232)の和歌を丹念に読み解きながら、和歌と仏教のかかわりを明らかにする。 思想、文学、美術等、分野ごとに細分化しがちな明恵の研究を俯瞰し、これまで十分に解明されてこなかった、文学表現と仏教思想・信仰の連関を初めて本格的に究明。 伝記や説話に関する基礎資料も整備した、明恵の総体的研究の礎となる一書。 和歌と修行と夢―。中世という時代の新たな特質が見えてくる。 ●充実の附録 『明恵上人伝記』所収歌の全注釈のほか、慶應義塾図書館蔵『梅尾明恵上人伝 上』翻刻、『明恵上人伝記』所収記事諸本対照表、『明恵上人遺訓』所収語録諸本対照表を収載。 詳細な明恵和歌関連年表も付す。 参考図版として、高弁四季詠草、『夢経抄』和歌書付、明恵上人墨消和歌、仏眼仏母像、夢ノ記断簡を掲載。
1973年、富山県に生まれる。 1996年、お茶の水女子大学文教育学部国文学科卒業。2002年、東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本語日本文学専門分野博士課程単位取得退学。2002年、日本学術振興会特別研究員。2005年、十文字学園女子大学短期大学部専任講師。現在、十文字学園女子大学短期大学部准教授。博士(文学)。 ○論文・著書 論文に、「寺院文化圏の釈教歌―『楢葉和歌集』を中心に―」(『国語国文』2008年8月)、「『楢葉和歌集』〈童篇〉を読む―稚児と僧の歌―」(『文学』1・2月号、2010年1月)、「室町時代の和歌占い―龍門文庫蔵『歌占』の実践」(『十文字国文』第16号、2010年3月)などがある。著書に、共著『俊頼述懐百首全釈』(風間書房、2003年)、共著『大学生のための文学レッスン 古典編』(三省堂、2010年)がある。
関連する文学賞
- 日本古典文学学術賞 第5回(2012年) ・受賞