日本の文学賞

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抱いて、そしてそのまま殺して

島清恋愛文学賞

抱いて、そしてそのまま殺して

佐藤亜有子

自分自身の殺害を暗殺エージェンシーへ依頼した女性・律子を描く官能ホラー。殺害方法や暗殺者の好みは聞き入れられるが、いつ男が来るかは知らされないという設定が、不安と欲望を強く結びつける。

官能ホラー欲望暗殺不安

作品情報

自分の死を依頼した女は、いつ来るかわからない男を待ち続ける。

河出書房新社から刊行された佐藤亜有子の小説。律子は自分の殺害を注文し、死と性愛、恐怖と期待が区別しにくくなる時間を過ごす。

レビュー要約

  • 強烈な設定が生む緊張と、死への願望をめぐる倒錯的な心理が印象に残る。短い分量の中で、不穏さを持続させる小説として読める。

書籍情報

出版社
河出書房新社
発売日
2003-05-21
ページ数
189ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784309015446
ISBN-10
4309015441
価格
1232 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

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レビュー

  • とても脆い

    登場する男性がとても魅力的で、読んでいてドキドキしてしまった。いやらしくないのに官能的だった。 どうやって殺されるのか気になりつつ、もうすこし文章の余韻に浸りたいと思いつつ、読み進めていくと、意外な展開になり、作者の心の傷に触れてしまったようでとても辛かった。 もう一つの作品もとても良かった。私は佐藤亜有子さんの文章が好きだけど、この作品では絶妙なセリフが好きだった。ラストも自分が想像した方には行かず、すごいなぁ面白いなぁとワクワクした。 私は普段あとがきは読まないが、なんとなく読んだら、それがとても生々しく、泣きそうになった。 Kindleで読んだが、紙の本を買い、手元に置いておきたい一冊。

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