作品情報
大規模な消失の謎を短篇の切れ味でまとめた、川野京輔の初期ミステリ。
川野京輔「消えた街」は、第9回『宝石』短篇賞の佳作として確認できる短篇ミステリである。広済堂出版『コールサイン殺人事件』に収録され、同書は ISBN 4-331-05601-5 の紙書籍として NDL サーチで確認できる。のちの『川野京輔探偵小説選Ⅱ』にも収録され、代表的な初期ミステリの一つとして読むことができる。
レビュー要約
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大規模な消失トリックを短篇の中にまとめた代表作として評価されている。大胆な着想を無駄なく処理する構成が、川野京輔のミステリ作家としての特色を伝える。
書籍情報
- 出版社
- 廣済堂出版
- 発売日
- 1994-02-01
- ページ数
- 236ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784331056011
- ISBN-10
- 4331056015
- 価格
- 797 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: コールサイン殺人事件 (広済堂ブルーブックス) (KOSAIDO BLUE BOOKS) : 川野 京輔: 本
レビュー
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昭和30年代マニア向け短編集
作者は本名で、ラジオ探小ドラマの脚本などをものしていた人物。その様子は、半自伝的な『推理SFドラマの六〇年』(六興出版)を読むとよくわかる。 本書は1956年~1958年にかけて、『宝石』『探偵実話』などに掲載された短編をまとめたもの。確かに広済堂は、松村喜雄・藤村正太・西東登といったしぶい新書を出していた出版社ではあるが、1990年代にいきなり本書が登場してきた理由は謎である。まあマニアとしては嬉しい謎なんだが。 しかし作者の商売柄、ラジオ・放送にまつわる作品が多いという物珍しさ以外には、あまりの素朴な作風に物足りなさを感じるかもしれない。 とはいえ、ミステリー文学資料館が出版していたアンソロジーを側面から援護するような本書の価値は大きい。こういった本が続々と出てくれると嬉しいのだが。
関連する文学賞
- 宝石賞 第9回(1955年) ・佳作