作品情報
バッタを追ってアフリカへ渡った研究者の奮闘を、笑いと切実さで描く科学読み物です。
光文社新書として刊行された本書は、『孤独なバッタが群れるとき』の著者が、サハラ周辺でのバッタ研究と自身のキャリアの不安を重ねて描いた作品です。現地での観察、研究者仲間との交流、実験と失敗が連続し、科学研究を支える泥臭い現場が生き生きと伝わります。
レビュー要約
-
研究者の現実を率直に描く語り口と、科学の話題を冒険記として読ませる力が支持されている。深刻な農業被害を扱いながら、軽快な文体で読み進めやすい点も評価されている。
書籍情報
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 2017-05-17
- ページ数
- 384ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
- ISBN-13
- 9784334039899
- ISBN-10
- 4334039898
- 価格
- 1012 JPY
- カテゴリ
- 本/ノンフィクション/科学/動物・植物
バッタ被害を食い止めるため、バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。 それが、修羅への道とも知らずに……。『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る科学冒険ノンフィクション!
レビュー
-
バッタに興味がなくても楽しめる、冒険と夢の実話
人に勧められて読みましたが、テンポがよく読みやすく、クスッと笑える内容満載で、一気に読んでしまいました。 異文化の中での奮闘の様子や、自分のキャリアについて悩みもがく様子、夢を必死に追いかける様子がリアルに伝わり、気づくと著者のファンになっていました。
-
笑いと感動のドキュメンタリー
作者のユーモアを交えながら、モーリタニアという国の厳しさと人の温かさ、バッタ研究の過酷さが綴られたドキュメンタリー。時おりクスッとくるエピソードを挟みながら、気付けば作者にエールと拍手を送りたくなる。そして一気に読み進めてしまう魅力が詰まっている。そんな一冊でした。 同じ秋田県人として、あなたのような素晴らしい人がいることを誇りに思います。これからもご活躍をお祈りしています。
-
一気読み
興味深い
-
子供達に読んでほしい
中高生に是非、読んで欲しい。 夢を追って頑張る筆者の姿を見て欲しい。
-
面白い!
抱腹絶倒ながら、学術的なところはちゃんと押さえていて、自分が読んでから、孫にプレゼントしました。
-
アフリカでまさに研究していたから、すごく共感できることが多かった
作者の文章が上手で面白かった。 アフリカでまさに研究していたから、すごく共感できることが多かった
-
久々に面白かった/
暑くて読書する気にならなかったところ、これじゃマズいと思い、暑い所の話を読めば良いかなと Amazonをうろうろした中で選んだ1冊。 新書で、こんなに大笑いしたのは生まれて初めて。知的で面白く、たまに泣けると言うまさにエンターテインメントでした。
-
昆虫学者の冒険と情熱が織りなすユーモラスな科学エッセイ
「バッタを倒しにアフリカへ」は、昆虫学者である前野ウルド浩太郎によるユニークなエッセイです。 彼がアフリカでバッタの研究に取り組む日々を綴ったこの本は、科学と冒険が巧妙に織り交ぜられています。 前野氏は、日本を離れ、モーリタニアという西アフリカの国でバッタの生態を研究することを決意します。 現地での生活は過酷で、食糧や水の確保が困難な環境の中で、彼はひたむきに研究を続けます。 彼の研究対象であるサバクトビバッタは、農作物に甚大な被害を与える害虫で、その行動や繁殖パターンを解明することは、農業に大きな影響を及ぼします。 本書の魅力は、前野氏のユーモアに満ちた語り口です。 彼は、困難な状況にも関わらず、常に前向きであり、現地の人々との交流や、思わぬハプニングに対する柔軟な対応など、読者を笑わせながらも感動させます。 科学的な観点からだけでなく、文化的な違いや人間関係についても深く描かれており、異文化理解の一助ともなると思う。 また、彼の研究が持つ意義も強調されています。 バッタの大量発生は農業に壊滅的な打撃を与えるため、その対策は非常に重要です。 前野氏の研究は、単なる学問的好奇心に留まらず、実際の社会問題の解決にも寄与するものであることが伝わってきます。 「バッタを倒しにアフリカへ」は、昆虫学に興味がある人はもちろん、冒険記や異文化体験記を好む読者にもおすすめです。 前野ウルド浩太郎の情熱とユーモアが詰まったこの一冊は、科学の魅力とアフリカの大地の壮大さを同時に味わえる貴重な作品です。
関連する文学賞
- 毎日出版文化賞 第71回(2017年) ・特別賞