午前零時の評議室
裁判員に選ばれた7人がオリエンテーション会場に集められる。そこで突如、タイムリミットを午前零時とし、正しい結論を導けなければビルを爆破すると宣言される。密室と化した評議室で参加者たちが謎解きに挑む一方、外では弁護士の羽水が被告人の無実を信じて独自に調査を続ける。法廷×デスゲーム×本格ミステリの三位一体で描く、息もつかせぬタイムリミット・サスペンス。第28回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
作品情報
法廷×デスゲーム×本格ミステリ——閉ざされた評議室で、午前零時までに真実を暴け。
大学生の実帆は裁判員選任の案内を受け取り、オリエンテーションに参加する。しかしビルに集められた7名は突然監禁状態に置かれ、裁判官を名乗る人物から「午前零時までに正しい評決を出さなければ爆破する」と告げられる。アルバイト先の弁護士事務所と関連する事件をめぐり、室内ではデスゲームさながらの議論が展開し、室外では弁護士・羽水が被告人の無実を求めて奔走する。被害者の靴下が片方だけ持ち去られた謎を核に、二重構造の本格ミステリが息をのむ展開で幕を閉じる。
レビュー要約
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伏線が全編にわたって張り巡らされ、終盤の怒涛の回収と二転三転する真相が好評。一方で設定の強引さを指摘する声もあり、評価はおおむね高い。
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閉ざされた空間での会話劇と外部調査の二重構造が好評。現役弁護士による執筆という専門性への期待も高く、賛否両論ながら全体的に高い評価。
書籍情報
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 2025-03-12
- ページ数
- 336ページ
- サイズ
- 19.4 x 13.3 x 2.5 cm
- ISBN-13
- 9784334105921
- ISBN-10
- 4334105920
- 価格
- 2090 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
法廷×デスゲーム×本格ミステリ! 第28回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 大学生の美帆に届いた裁判員選任の案内状。記載された被告人の名前に聞き覚えがあったが、それはアルバイト先の羽水弁護士事務所が担当する事件だった。事前オリエンテーションとして担当判事に呼び出された裁判員たちに、通常とは違う異例の事態が訪れる。一方、弁護士の羽水は検察のストーリーに疑問を抱き、見逃された謎に着目する。被害者の靴下が片方だけ持ち去られたのはなぜか? それを元に事件の洗い直しを始めるが……。 現役弁護士が仕掛ける伏線の数々……あなたはいくつ見破れる?
レビュー
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午前零時に向けてのカウントダウンからのスピード感が凄いです!
午前零時に向けてのカウントダウンからスピード感が溢れて、結局、一気読みをしてしまいました! 面白かったです!
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大どんでん返しというか、とにかく逆転の連続。最後の最後まで「誰を」そして「何を」信じたらいいのか分からなくなる刺激的なミステリ。
主人公は、法律事務所のアルバイトをしている女子大生、神山実帆。 裁判員裁判の補充裁判員として選出されたという通知が届いたところから話は始まります。 事前オリエンテーションと称し、とあるビルの評議室に呼び出されたのは、実帆も入れて計7人。 その評議室で、裁判で担当する事件について、殺人罪で起訴された被告が「有罪か無罪か」を全員一致で正答しなければならない、という試練を与えられます。 評議室は密室。外部とも連絡がとれないクローズドサークル状態。 なぜかその評議室に7人を呼んだ裁判官が事前に供述調書を入手しており、被告本人や関係者の調書をもとにその7人で真実を探っていくことになるのですが。。。 一番キモになるのは、「被害者の死因」と被告との関係。 腑に落ちない点がいくつもあり、それを喧々諤々と協議していく様子が実にエネルギッシュで、読者としても「そういえばなぜ?」と疑問に思えてくるので、どんどん読み進めるしかなくなっていきます。もう、途中で飽きているヒマがない。 とにかく多くの「謎」という穴だらけのボコボコな道を進んでいく感じで、読みながら一緒に事件を解いているような錯覚に陥ります。 評議室の階のレイアウトと、事件の発生場所の地図が明確に示してあることから、読者も確認しながら読み進めることができ、とても考えられた構成だと思いました。 あと、この物語の面白いところは、この案件だけでなく、過去の類似事例も取り入れて深く考えさせるところにあるのかもしれません。 「しっぽの先まで餡が入っているたい焼き」という表現がありますが、この小説に当てはめると「最後の最後までミステリが埋まっている小説」という感じです。 なんといっても、実帆さん、あっぱれ! 最後のページまで脳に汗をかいた作品でした。
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法曹ならではの細かなリアリティが説得力があります。
法律とは冷たいものではなく、一人ひとりの人間を大切にするために作られた、温かく、ぬくもりに満ちたものだ。 それが法の心だ。 終盤で出てくる大変印象的なセリフです。 おそらく著者が法曹として仕事をする中で、日々実感されていることなんだと思います。 このセリフを書きたいがためにミステリを書いたのでは、とすら思います。 そしてこの「法の心」を知った人は、法学に魅せられていくんじゃないかと思うのです。 ミステリとしてはやや技巧的だとは思いますが、最後まで読ませる力作だと思います。
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現役弁護士が書いた本格ミステリー小説
2024年、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞したこの作品の作家は、日弁連副会長を務める現役弁護士。裁判員に選任されたとの通知を受けた大学生の実帆が、指定された説明会会場に赴くと、他のメンバーともども爆発物が仕掛けられた密室に閉じ込められ、謎解きをしなければ脱出できない窮地に追い詰められる…。 いわゆる本格ミステリの王道を行くような作品。設定は現代なのだが、どうにも昭和感がただよい、登場人物にはあまり感情移入できなかった。謎解きを楽しむことに集中すれば良かったのかも。
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最後まで見逃せない展開
リーガルミステリーということで、法律用語などはもちろん出てくるけれど、読みにくくは感じなかった むしろ読みやすく、かつ次々と展開していくストーリーから目が離せない! 最後まで、いい意味で楽しみながら読みました
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面白いだけではない
話題になっていたので読んでみた。 是非映像化してほしいと思うほど、映像が頭に浮かび読みやすかった。 そして驚きの展開が待っていた。が、それだけではない!何より読み終えた後の考えさせられる時間もまた深い。 『法律はー』の心に刺さる一文があるが是非法律を作り決める政治家達にも読んでほしいと切に願う。
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最後に近づくほど 興味が薄れる
面白くない
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ストーリーの必然性が弱い
必然性が弱く、面白くなかった.