作品情報
太宰治の最期に寄り添った女性の人生を、恋と時代の中に描きます。
『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』は、太宰治の恋人として語られがちな山崎富栄を、一人の女性として描き直す作品です。資料に支えられた人物造形と小説としての情感が重なり、戦後の混乱の中で燃え尽きるような愛を浮かび上がらせます。
レビュー要約
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著名作家の側からだけでは見えない人物像に踏み込み、恋愛の激しさと一人の女性の孤独を丁寧に描く点が印象的です。
書籍情報
- 出版社
- 光文社
- 発売日
- 2009-10-17
- ページ数
- 363ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784334926854
- ISBN-10
- 4334926851
- 価格
- 1340 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
「死ぬ気で 恋愛してみないか」 「先生を、愛して しまいました」 昭和23年、太宰治と入水した山崎富栄の知られざる生涯。 日本初の美容学校創立者の令嬢として生まれた幸福な少女期、 三井物産の商社マンと結婚した彼女を襲う戦争の悲劇、 そして太宰との恋、情死の謎とスキャンダルを 徹底した取材から描く、太宰ファン必読の「愛」の評伝小説!
レビュー
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二人の行く末と父親
二人の行く末は、どうしようもないが、富栄の残された父親をはじめ家族が、罪悪感を感じ、誹謗中傷を受けながら亡くなったのが無念だった。
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大宰の作品の中でも面白い本
最近話題の太宰治
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商品の痛みもなく良いものです
読みたかった本を安値で買えて満足
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山崎富栄と太宰の真実に迫る力作
本の状態は良好。 作品の中身は、以下の通り。 小説でありながら、関係者への直接取材も十分すぎるほどされている。 山崎富栄という心中相手の虚像と偏見をひとつひとつ丁寧に取り除き、実像を浮かび上がらせた労作。 単に二人の物語という枠を超えて、ともに生きた人々の後ろ姿が見えてくる気がしました。 大正から昭和初期の時代を肌で感じられる作品です。 特に太宰ファンでない方にも一読をお勧めします。
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読みやすくて良い
太宰治を深く知れていいね
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山崎富栄さんを知る機会を得れる、貴重な本だ。
あまり書かれることがない、女性からみた太宰治をかなり理解できた。
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意義深い
私も例によって酒場の女程度にしか知らなかったわけですが、あまりにも一般的な認知と異なる事実に、まず驚愕しました。そして、これを伝えなければならないという情熱に突き動かされた著者の心情もよく理解できました。 そして内容は、読後しばし無言になるくらい、深く刺さるものがありました。 何か、恋愛や情死といった表層のさらに奥深くの、もっと根源的な何かに触れる思いでした。 登場人物の人柄や性格といったものを超えて、もっと奥深くにある、普段は気づかない何かに気づかされるような、そんな感覚です。 全く嗤えないし、面白いかといえば、そういう表現も当てはまらない。 厳粛な気持ちになるけど、宗教や哲学ともまた違う。 とにかく言葉を失って、しばし無言になるしかない。 著者には礼を言いたいと思いますし、何か人生を一変させる力を孕んだ、そんな著作だと思います。
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太宰治を献身的に支えた山崎富栄の真実が良く伝わりました。
太宰治と一緒に情死した山崎富栄の物語ですが、富栄の父親の山崎晴弘の物語でもあると思いました。美容学校を作り、たくさんの美容学校生を世に送り出しながら、戦争に翻弄されて時代の荒波に飲み込まれ、後継ぎとして大事に育てた娘が太宰と情死してしまう•••いやと言うほど、晴弘の無念さが伝わり、たまらない気持ちになりました。
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