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錯乱 (春陽文庫)

直木三十五賞

錯乱 (春陽文庫)

池波正太郎

池波正太郎の直木賞受賞作。時代の転換期に置かれた人間の欲望、忠義、迷いを描き、後年の時代小説作家としての池波の力量を早くから示した作品である。

時代小説武士動乱人間心理

作品情報

歴史の動乱に呑まれる人間の心理を、緊張感ある筆致で描く。

池波正太郎が1960年に直木賞を受けた作品。春陽堂書店版で ISBN 9784394904236 を確認できる。時代小説の枠内で、権力や戦いに巻き込まれる人物の内面を描く。

レビュー要約

  • 池波作品らしい人物の呼吸と緊張感を評価する声がある。後の人気シリーズに比べると硬質だが、歴史の局面に置かれた人間を描く力が読みどころとされる。

書籍情報

出版社
春陽堂書店
発売日
2022-09-30
ページ数
320ページ
言語
日本語
サイズ
14.8 x 10.5 x 0.8 cm
ISBN-13
9784394904236
ISBN-10
4394904234
価格
924 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

池波正太郎の直木賞受賞作、文庫として復刊! 信州松代藩十万石。馬廻りの藩士・平五郎は、温厚な人柄で城下に知られ、誰もが盤を囲みたがる好人物。隠居中の先代藩主・真田信之にも気に入られ将棋の相手をさせられるほどである。ある日、藩主の信政が突如卒倒、三日後に没して城下は騒然となった。その報を聞いた堀平五郎の目に、一瞬、異様な鋭い光が走ったー。 第四十三回直木賞受賞作「錯乱」のほか、武士のあり方が変わりゆく時代に罪を犯したある藩士の行く末を描く「碁盤の首」、藩内構想に翻弄される男の姿を描く「刺客」、謹厳で知られる火付盗賊改めの旗本の夜の顔は……「秘図」、幕末・明治の動乱を突き抜けた陸軍少将・桐野利秋こと中村半次郎を描く「賊将」。 珠玉の五作品を収録。

大正12年(1923年)東京・浅草に生まれる。昭和二十年鳥取の美保航空基地で終戦を迎える。二十五歳の時、作家・長谷川伸に師事し、脚本家になることを決意。三十七歳、「錯乱」で第四十三回直木賞を受賞する。 池波正太郎の時代小説には、武将もの、剣豪もの、忍者もの、仇討ちもの、世話ものなど多種多様ある。池波人気を決定づけたシリーズである『鬼平犯科帳』『剣客商売』など江戸の市井人が描き出す人間模様を巧みにとらえることは池波作品の独壇場である。

レビュー

  • 素晴らしい作品です。

    お恥ずかしながら、こちらの著名な作家様の作品を初めて読ませていただきました。 文章がとても繊細でありながら一文に込められた情報量や緻密な作品性に胸を打たれました。 素晴らしかったです。是非読んでみていただきたいです。

  • 休みの日にゆっくりと。

    年のせいか趣味が変化してきています 池波作品がとても沁みます

  • 5作の内錯乱が印象に残る

    <錯乱>現在に置き換えてみると定年を迎えどの様に会社から必要か・・自分の生き方が分かる。

  • 読書離れから一気に回復。

    のめり込む面白さ。短編集なので読みやすい。自分としては碁盤の首なども良い。

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    Unexpectedly & thrilling stories written by 池波正太郎氏。Coud not put down the book ,but enjoyed reading.

  • 正太郎さんの初期作品。

    錯乱を読んだところ。直木賞受賞作品だそうですが、内容的にはさして。 正太郎さんは、真田信之の凄さを記述したかったのかナ。信之に惚れ込んだのかも。

  • 力作,池波正太郎はやはり・・・・

    池波正太郎は好きな作家の一人ですが「錯乱」で直木賞をとった時は37歳とある。この作品を読むとすでに 稀有な才能を感じる、五つの短編がすべて面白かった、春陽文庫は若干文字が大きく読みやすい、また文庫本の表紙の絵も素晴らしい。

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