日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
花の生涯: 長編歴史小説 (上) (祥伝社文庫 ふ 2-6)

野間文芸賞

花の生涯: 長編歴史小説 (上) (祥伝社文庫 ふ 2-6)

舟橋聖一

舟橋聖一の長編歴史小説。幕末の大老・井伊直弼を中心に、開国をめぐる政治の緊張、彦根藩の世界、桜田門外の変へ向かう時代を描く。

幕末井伊直弼開国歴史小説

作品情報

幕末政治の激動を背景に、井伊直弼の生涯と、その決断に翻弄される人々の運命を描いた歴史小説。

NDL OPACでは1953年の新潮社版345ページ、1954年の新潮社版409ページが確認できる。後年には講談社版、祥伝社文庫版、新装版の上下巻として再刊され、2007年の祥伝社文庫新装版上巻にISBN-13 9784396333515が確認できるため、ISBN-10とASINは換算値の439633351Xで補完した。Amazon JPは検索経路として確認したが、機械取得では詳細を確認できなかった。

書籍情報

出版社
祥伝社
発売日
2007-04-20
ページ数
441ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784396333515
ISBN-10
439633351X
価格
817 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

Amazon.co.jp: 花の生涯: 長編歴史小説 (上) (祥伝社文庫 ふ 2-6) : 舟橋 聖一: 本

レビュー

  • 井伊直弼は頭がいい大器でるカッコいい。

    井伊直弼の立場になって描かれているので、悪人というイメージを払拭できました。なかなかの人物なので、下巻での活躍が楽しみでもあり、辛くなりそうでもあります。

  • 恋愛小説?

    歴史小説よりも恋愛小説ですね。 資料が不足しているのでしょうが、期待してた割には・・。

  • 面白い。

    まだ読んでますが面白いです。大老井伊直弼を身近に感じられます。

  • 井伊直弼にシビれる

    井伊直弼というと、なんだか悪者イメージが強いですが、読んでみるとあの時代で最も冷静で合理的な人だったのだなと感じます。 野党的な立場から政権執行部批判に明け暮れた賢侯(島津、水戸、松平越前など)や諸藩、在野の志士たちは無責任に騒ぎ立てていただけなのでは、と「幕末維新の英雄」たちに首をかしげたくなります。 良作です。

  • 歴史小説と思って読むと辟易する

    歴史は勝者によって作られる。 と言うことで幕末小説では常に悪役となる井伊直弼の物語が読みたくて購入しましたが・・・ 直弼は文武両道、開明的、心が広く民を思う賢君と主人公らしいサッパリしたキャラクターですが、 「おたか」という女性に関しては長野主膳共々いつまでもウジウジ懸想するばかりでイライラします。 それに輪をかけてイライラするのがその「おたか」の亭主の多田一郎。 下巻に関してはほとんど主人公かと思う位のしつこいストーカー描写で心から辟易しました。 そんな愛憎劇に力を入れているためか、一番読みたかった安政の大獄時における 直弼や主膳の心理描写は完全にスルーされており本当にガッカリしました。 他の方も言っていますが、これは井伊直弼を題材にした単なる恋愛小説ですね。

  • 予想外に読み応え有り

    彦根城見学で井伊直弼に興味を感じキンドル版を探すもなし。やむなく中古書籍にて上下巻購入。安かった割に状態が良く、ないようもよも読み応えがあって良かった。

  • NHK大河ドラマ第1作

    幕末の大老井伊直弼が,味噌っかすのような境遇から一躍大藩の藩主を継ぎ, 大老の重責を負ったまま桜田門に倒れるまでを小説化したもの 私はこれまで,主人公井伊直弼については,ただ傍若無人のワンマンであるかのような印象を持っていたのですが, なるほどこういう状況ではあのようなやり方も仕方なかったのかな, むしろそれが必要なことだとよく見ぬいていたのかもしれない, などと,ややイメージを改めました。 前半のストーリーは,男女関係が前面に出されたやわやわしたもので, 森鴎外の歴史小説のようなドライなのどごしを期待していると肩透かしを食います。 しかし,それが作者自身のねらい通りなのか,読みやすく,そして気軽に楽しめる小説だと思います。

  • 歴史の見方

    流れるような文体に一気に読み終えてしまいました。 桜田門外の変を集団テロと断罪する怒りにみちた表現に今までの歴史小説の 読後感にない気持ちになりました。 「歴史は勝者によって作られる」と歴史の多面性の面白さを改めて感じます。 非常にきれいな作品です。

関連する文学賞