作品情報
砂漠のような世界でも、学生たちは笑い、迷い、互いの存在を確かめ合う。
仙台の大学に通う若者たちの四年間を描く群像劇。日常の軽さと、そこからふいに顔を出す暴力や社会の不条理が同居し、卒業という終点に向かって人物たちの選択が重なっていく。実業之日本社の単行本として刊行確認できる。
レビュー要約
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会話の軽快さと青春小説としての明るさを評価する声がある一方、後半に差し込まれる事件性や社会へのまなざしが読後の苦みを残す。人物同士の距離感を好む読者が多い。
書籍情報
- 出版社
- 実業之日本社
- 発売日
- 2005-12-10
- ページ数
- 410ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784408534848
- ISBN-10
- 4408534846
- 価格
- 1676 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
麻雀、合コン、バイトetc……普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たち。社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送る若者群像を活写。日本全国の伊坂ファン待望、1年半ぶりの書き下ろし長編青春小説!
レビュー
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オアシス
モラトリアムは馬鹿馬鹿しい。でも面白い。そんな小説です。タイトルは砂漠ですがオアシスのような小説でした。
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あくの強めの青春物語
個性が強い仲間達との大学時代の青春物語でした。普通の大学生では遭遇しない出来事も起こりますが物語として面白ったです。
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年寄りには眩しい
読書録「砂漠」5 著者 伊坂幸太郎 出版 新潮社 p346より引用 “確かに、生きていくのは、計算やチェック ポイントの確認じゃなくて、悶えて、「分 かんねえよ、どうなってんだよ」と髪の毛 をくしゃくしゃやりながら、進んでいくこ となのかもしれない。” 大学新入生の五人を主人公とした、在学 中の青春を描く長編小説。他社、同社刊行 作文庫版。 大学に入学してすぐに、クラスメイトと の宴会に参加している主人公・北村。皆が 頑張って盛り上がろうとしている中、北村 は少し冷えた心持ちでいたのだけれど…。 上記の引用は、修行内容がはっきりして いる宗教に対する、自由な生き方について の主人公・北村の心情。 何だかとても見につまされる一文。同じ事 を同じように、繰り返し続ける事で前に進 めるなら、少しは楽かも知れません。 ただ、それが何より難しく、同じように続 ける事自体が出来なくなってくるものでも あります。 大体、くしゃくしゃする髪の毛とも、割と 早い段階でさよならしてしまっているのが、 現実です。はぁやれやれ。 上記の引用の直前やその他の場面でも、 結構な頻度で麻雀が出てきます。麻雀を遊 んだ経験があると、主人公グループの内の 一人・西嶋の言うことに共感する部分も出 てきて、より面白く読み進められるでしょ う。 実写化してもアニメ化しても、映えそう な内容の作品。 しかし、夏の途中の話の展開に、随分と重い 部分があり、見る人を選んでしまうかも知 れません。 高校生は憧れ、大学生は共感するか反発 し、若い社会人はほんの少し前の事を懐か しむ。そんなふうに読むか、そのくらいの 年齢のうちに読むのが、良さそうな作品で す。そこそこ年を取っている私には、いさ さか眩し過ぎました。それでも面白く読め る良い物語。 ーーーーー
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胸がじんわり熱くなる、これはなんとも素敵な青春小説でした。ブラヴォー!
じんわり胸が熱くなる、これはとても素敵な青春小説だなあ思いました。 北村(きたむら)、西嶋(にしじま)、東堂(とうどう)、南(みなみ)、鳥井(とりい)、仙台の大学に入った五人の、春・夏・秋・冬の物語。彼らの間に強い絆が生まれ、結ばれていく話に、くすりとしたり、ほろりとしたり、はらはらしたり‥‥。 彼らの姿と、著者の傑作『ゴールデンスランバー』に出てくる登場人物たちが、どこか重なり合う気もしましたよ。 購入した実業之日本社文庫本には、二種類の表紙カバーのイラスト(装画は〝hiko〟さん)が付いてるんだけど、どちらもとても雰囲気が良くて、気に入りました。
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伊坂さんを好きになったきっかけの小説
途中、つらい描写とかもあったけど、面白かった。とてもスッキリした。この方の他の作品を読み始めたきっかけの本。
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まあまあ、ですかね。
青春小説としては良く書けていると思いますが、、伊坂幸太郎のユーモアと社会性の溢れる物語力を期待して読み始める人には期待外れの読後感となる可能性が強いと思います。
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学生らしからぬも学生らしい
北村の大学時代の追走。 東西南北、集まるべくして集まるメンバー。 友人との適度な距離感 変わる人柄
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青春時代
青くさい青春時代とは少し違うけど、若い頃を思い出します。是非お勧めします。
関連する文学賞
- 大学読書人大賞 第4回(2011年) ・4位