作品情報
『齋藤史全歌集 1928-1993』は、受賞時の評価対象となった主題を読者に印象づける作品です。
『齋藤史全歌集 1928-1993』は、齋藤史の女性作家の文学的達成を顕彰する賞で評価された歌集です。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。 国立国会図書館の検索で単行本または収録書籍を確認したため、書籍として確認できる範囲をもとに入手状況を整理しました。
書籍情報
- 出版社
- 大和書房
- 発売日
- 1997-05-01
- ページ数
- 926ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784479880271
- ISBN-10
- 4479880275
- 価格
- 10729 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
第8回(1998年) 紫式部文学賞受賞
レビュー
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月並みですが、斎藤史の全てがここにある
斎藤史のよく知られている歌集は、「魚歌」、「ひたくれない」だが、この歌集にはその後の「秋天瑠璃」なども掲載されており、まさしく全歌集に相応しい。また、アンソロジーではわからない斎藤史の生の声が聞こえてくるのもこの本のすばらしさだ。戦時中の皇軍を讃える歌も隠すことなく掲載されており、戦時中の短歌の有り様がわかる貴重な資料だ。退役させられたとはいえ、将軍の娘としての矜持があったのかも知れぬ。この歌集での楽しみは、3つあった。①は、塚本邦雄の全歌集解題だ。塚本はあれよあれよとまくし立て、まるで活動写真の弁士の様。それだけ斎藤史の歌に思い入れががあったのであろう。②は、岡井隆の解題だ。こちらは、冷静に各歌集を俯瞰し、最後に、宮中歌会始の召人としての史の詠進歌を示し、天皇との問答を聞くに及び、「これは斎藤家と天皇家との和解」と感想するところは、感銘を受けた。③は、別冊だ。高野公彦を始め錚錚たる著名人の史論が掲載され、驚いたのは、史が昭和29年に書いた「現代短歌入門」の部分掲載だ。歌と同じく、かなり論理的で、史らしい。また若い友への助言では、江戸っ子ぽい語りで、智的にぐいぐい説明しています。これもさすがに史らしい。価格は高いが読み応えは十分です。
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保存状態
保存が良く、海外に住む息子のプレゼントに持って行ったら、大変感動していました。まさに「短歌の力」「本の力」を感じました。
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短歌勉強のため返歌を
#斎藤史 #短歌 #tanka 北蝦夷の古きアイヌのたたかひの矢の根など愛する少年なりき #返歌 南蝦夷古きアイヌの伝承の狐のチャランケ愛す少女ら
関連する文学賞
- 紫式部文学賞 第8回(1998年) ・受賞