日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
あしたのジョーは死んだのか (ちくま文庫 あ 12-1)

太宰治賞

あしたのジョーは死んだのか (ちくま文庫 あ 12-1)

朝稲日出夫

書籍情報

出版社
筑摩書房
発売日
1988-01-01
ページ数
185ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784480021960
ISBN-10
4480021965
価格
194 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

Amazonで朝稲 日出夫のあしたのジョーは死んだのか (ちくま文庫 あ 12-1)。アマゾンならポイント還元本が多数。朝稲 日出夫作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またあしたのジョーは死んだのか (ちくま文庫 あ 12-1)もアマゾン配送商品なら通常配送無料。

レビュー

  • 面白いです。

    高校生の時に製本版を初版で買いました。 再び、文庫版で買えて嬉しいです!

  • ニオイがない。無臭で、ひかりだけが漂っている。

    短編が ふたつ。表題から 買ってしまった本だ。 エッセイ集かな と思ったが 全然違った。 小説 なんだけどね。自伝的と言うのだろうか。 国境を越えた 私小説 とでも言ったらいいのか。 少女微笑 バックパッカーの青年の物語。舞台は スペインのようだ。 金具細工をつくり 路上で店を開いて 生活する。 独特の文章で 薄いカーテンが かかったような情景描写を する。 少女の微笑に 人間的な交流を見るのだが、どうも、少女とは言えない 幼女のようだ。 ロリコン系 なんでしょうね。 オトナの女に対して 余うまくつきあえないようなちょっと屈折した 雰囲気を持つ。 デラシネ。漂うように生きていく。 楽しみさえも あまりなく ただ 青春を消費していく。 ふーむ。ちょっと、気だるいのだ。 それで、なにか おかしいなぁ。と思っていたが 無臭 なんです。 ニオイの表現が 全くない。光だけが 漂っている。 あしたのジョーは死んだのか 日雇い労務に明け暮れる 司郎。 非常に不安定な状態で何らかのチカラが加われば すぐさま壊れそうな バランスの中で いきている 表現力が 実にうまいと言える。 身体が まるごと 表現される。少なくとも肉体派なのだろう。 身体のたしかさ。 食事の 慎ましげであるが 豪快なたべかたが想像できる。 矢吹丈 のシーンが うまくはめ込まれている。 ここでの会話は 生きていますね。 あいかわらず 娼婦が 彼を 誘う。そのために 一生懸命働く。 大人のオンナとコミュニケーションが できないままだ。 電車に乗ってきた 4人家族 姉妹の妹だけが躍動する。 やはり、ロリコンなんだね。

  • あしたのジョー世代の純文学作品

    90年代に流行した「磯野家の謎」的な、漫画を題材に学術ぶった分析を弄する類の本かと思いきや、さにあらず。 ジョーのラストシーンがそのまま使われた表紙と、キャッチーなタイトルに、思わず手に取らせられてしまったが、 「あしたのジョー」世代の若者の自分探しを描く、ありがちな純文学小説であった。 表題作の主人公は、日雇い労働で糊口を凌ぎ、合気道教室で汗を流しつつも、己の生きるべき道を模索し続ける浪人生。 若者たちの話題は、少年マガジン連載漫画「あしたのジョー」のラストシーン。皆が、ジョーの生き様を己のそれと重ね合わせる。 試合終了のゴングの後、真白くなった髪で声もなくコーナーに座り続けるジョーは、果たして死んだのか? (白髪になったのは対戦相手のホセだったと記憶していたが。。? ともあれ、未だに解釈の分かれる永遠の謎である。) あとがきで著者自身が書いている通り、どうにも青臭さを感じずにはおれないが、 ジョーが漫画史に残る名作として語り継がれる限り、この作品も色褪せることは無いのかもしれない。 併録の「少女微笑」の若者は、放浪の末スペインのイビサ島らしき所に流れ着き、手作りの針金細工を売って日銭を稼ぐ。 テーマは表題作と同じだが、こちらの主人公は、歳を重ねて幾分逞しくなっている。

関連する文学賞