私の中のシャルトル
『私の中のシャルトル』は二宮正之の随筆・評論的作品。経験や観察を起点に、人物、土地、文化、記憶を読みやすい文章で描き出す。
随筆記憶観察
作品情報
『私の中のシャルトル』は、二宮正之の表現を日本エッセイスト・クラブ賞の文脈で読むための重要な対象である。
『私の中のシャルトル』は二宮正之の随筆・評論的作品。経験や観察を起点に、人物、土地、文化、記憶を読みやすい文章で描き出す。
書籍情報
- 出版社
- 筑摩書房
- 発売日
- 1990-03-01
- ページ数
- 221ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784480812834
- ISBN-10
- 4480812830
- 価格
- 1976 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/エッセー・随筆/日本のエッセー・随筆/近現代の作品
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レビュー
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フランスの言語世界に飛び込んでいった日本人思想家たち
フランス文学者である二宮正之さんのエッセイ集です。1980年代に雑誌に掲載されたものを集めた編集しなおした形になっています。 私は二宮正之さんの本を読むのは初めてですが、文学研究家であるだけでなく、絵画や音楽にも造詣が深いのが驚きでした。フランスに移住されて現在に至るようで、日本人にとってあまり一般的でない(少なくとも私にとって知らなかった)フランスルネサンスから抽象絵画までフランス芸術の幾つかを深い洞察力で紹介してくれていて今後勉強するための視界が広がりました。 フランス一辺倒かと思えば、そこは常にフランスと比較される日本があるわけで、小林秀雄の存在を常に置いて、同じくフランス在住だった森有正のフランスの言語世界に飛び込んでいった生き方をまざまざと描いています。 正直言って森有正もその名前すら知らなかったので、日本人にもまだまだ知らない優れた思想家たちがいるのだなと今後の読書が楽しみになりました。