日本の文学賞

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431秒後の殺人: 京都辻占探偵六角 (ミステリ・フロンティア 112)

鮎川哲也賞

431秒後の殺人: 京都辻占探偵六角 (ミステリ・フロンティア 112)

床品美帆

京都の法衣店を舞台に、失せ物探しの依頼から密室殺人へと発展する連作ミステリ。受賞候補作「レッドカサブランカ」は、のちに『431秒後の殺人 京都辻占探偵六角』として刊行された。

京都連作短編集密室失せ物探し改題刊行

作品情報

候補作は、のちに『431秒後の殺人』として刊行された。

第28回鮎川哲也賞の最終候補作。2022年に東京創元社から『431秒後の殺人 京都辻占探偵六角』として刊行された。候補作時点の題名は『レッドカサブランカ』で、後年の刊行版へつながる。

書籍情報

出版社
東京創元社
発売日
2022-04-28
ページ数
317ページ
言語
日本語
サイズ
13.3 x 2.5 x 19.2 cm
ISBN-13
9784488020170
ISBN-10
4488020178
価格
1980 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

「あんた、失せ物を探して欲しいんやろ? 犯罪者を刑務所にぶちこめる証拠を」 “辻占”で失せ物を探し当てる名探偵と助手が挑む 古都・京都の21世紀型不可能犯罪! 第16回ミステリーズ!新人賞受賞作家による 全編ハウダニットのデビュー作 最重要容疑者は、被害者の死亡時刻の前後はタクシーに乗っていた。駆け出しカメラマンの安見直行は、写真の楽しさを教えてくれた恩人である叔父の死の謎を解き明かすため、道のさざめきから啓示を得て、失せ物を見つけ出す辻占の達人が主をつとめる六角法衣店を訪れる。「死亡事故」を他殺と証明する証拠を探し出すためだ――不機嫌で気紛れな探偵とお人好しのワトスン役が遭遇する五つの難事件。第16回ミステリーズ新人賞受賞作家が描く、古都・京都の21世紀型不可能犯罪!

レビュー

  • タイトルに惹かれる

    「431秒」という設定が面白く、スピード感抜群。 サクッと読めるのに満足度の高いミステリー。

  • なかなか面白い本格ミステリー

    有栖川有栖の作品が好きな人はきっと気に入ると思う。お話として面白く書かれている。他の作品も読みたいが、電子書籍の一冊か一編しかないのが残念。 私、テレビドラマの「城塚翡翠」の一冊めの原作は一章だけで挫折してしまったのですが、その後年間ランキングで一位になっているのを見て驚きました。その私でもこの本は最後まで楽しめました。 「城塚翡翠」はなぜそうなってしまったのかは、テレビドラマを見てわかりました。二冊目の短編集は最後まで楽しめました。一冊目も読み直さねば。いつかは。

  • 一気に読めました

    面白くて一気に読むことが出来ました。 キャラクターが好きなので このまま続編が出て続いてほしいと 思います。

  • 京都の町の雰囲気がとても良く醸し出されていた

    本に記載の著者紹介を見て、また関西弁の探偵と助手というコンビから、<火村英生シリーズ>を連想しましたが、本作が本格ミステリーという事に至り、個人的にはますますその意を強くしました。 トリックや犯行状況はやや無理筋のような気もしましたが、練り上げられた構成と物語の展開の上手さの前では、そんなことは些末に思いました。 全5編の連作短篇ですが、主人公の過去の事件のワンシーンが、実に切なげで情緒豊かな余韻を持ったラストに繋がる最終話は秀逸でした。 尚、ミステリーズ!新人賞受賞作は、本作には収録されていないようです。

  • 事件は嫌ミス的だが、なぜか読後感は悪くない

    物語の核となる事件は、わりと人間の暗い面を描いていて、安直な救いもありません。普通なら、暗い読後感になる、いわゆる嫌ミスになりそうですが、割とさわやかな読後感が残ります。 理由は良く分かりませんが、陰惨な事件を描いていても、底抜けに人が良い善人として描かれているワトソン役の人物造形が、偽善的や知恵足らずに見えそうで見えない微妙なバランスで描かれている点が大きいような気がします。悪意に満ちた人間がこの世に存在し、その悪意の犠牲になる人もいるけど、人のために尽くそう、困っている人がいたら助けよう、それは間違ったことではない、というメッセージが根底にあるのかもしれません。ま、見当違いかもしれませんが。 続編が出たら、読んでみたいと思います。

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