作品情報
祖母の手記と古い手紙が、女子校で起きる悲劇を過去へつなぐ。
第20回鮎川哲也賞受賞作。ニュージーランドの女子校を舞台に、祖母の手記と古い手紙を手がかりに過去と現在の事件が重なっていく本格ミステリ。創元推理文庫版も刊行されている。
書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2014-06-12
- ページ数
- 285ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784488436117
- ISBN-10
- 4488436110
- 価格
- 1400 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
第二次大戦中ニュージーランドの捕虜収容所と、全寮制の女子校で相次いで起きた密室殺人。41年後、同じ女子校で再び残虐な少女連続殺人が……。第20回鮎川哲也賞受賞作。
レビュー
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全寮制女子高で…。
舞台仕立てや人物はうまいと思いましたが、犯人の動機などには正直弱い気がしました。 でも、それでも面白かった。 内容にかかわることなので詳細は書けないのですが、それぞれの結末がひとつにまとまるラストはうまいと思いました。 早速、次の冒険も呼んでみようと思いました。 評価は次回作への期待も込めて4つ。
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辻褄が合わない箇所がある
全体的な感想としては、もう少し読み手の立場に立ってほしかった。 まず主人公視点の読点が多すぎ、文体が一定ではないのが気になりました。 最後まで読みましたが、犯人の動機が分かりにくい以前に,誰がどの事件を起こしたのかが分かりにくい。特に七章で明らかになる事実については、その事件まで戻って読み返しても辻褄が合わないように思えます。そこまでする動機が、そもそも見えてきません。 選考委員はこの作品をちゃんと読んだのか疑問に思いました。 またグロ好き、スプラッタ好きな人には向いているかもしれませんが、私には合いませんでした。 図書館で借りた本で良かったです。
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ニュージーランドの寄宿学校で
2010年に出た単行本の文庫化。 ニュージーランドの女子寄宿高校を舞台とした長編ミステリだ。 第二次大戦中にあった捕虜収容所での日本兵の暴動事件がキーとなり、過去と現在が複雑にからみあう物語となっている。 ただ、全体的にはバランスが悪い印象を受けた。現代の事件の方に関して、あまりにも唐突というか、やりすぎな印象を受ける。 全体的な味わいとしては、少女小説的。
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価値はただ一つ
〇曜サスペンスよりチープ。冒頭のつかみもなければ、魅力的な謎もなし。リーダビリティーほぼゼロ。これに賞を与えたこともすごいが、何と言っても、この程度の思いつきで、長編を1冊書こうと思い、書いて、応募した作者の勇気に脱帽。終盤近く、まさか、これで終わりじゃないでしょう、もうひとひねり、ドンデンがあるのではと思って読み進めたら、そのまま終わってしまった。価値はただ一つ、ミステリ作家志望で、日々精進している人たちに、この程度でも受賞できるんだと、勇気を与えてくれること。
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厳しくつけました
賞をとっているわりにはたいしたことない内容と描写力。やっぱ個性というかパンチ力というかそういうのが欲しかった。内容もサスペンスだが、そんなに怖くないし出だしは良かったのに、すぐに展開がゆっくりに落ちて駄目になった。後半盛り返すが、動機付けは弱いし、説得力にも欠けるし普通です。
関連する文学賞
- 鮎川哲也賞 第20回(2010年) ・受賞