作品情報
夜の床屋に灯る明かりが、思いがけない謎へ誘う
東京創元社の文庫版に掲載された作品。山道の無人駅から始まる、不思議でチャーミングな連作短編集
書籍情報
- 出版社
- 東京創元社
- 発売日
- 2014-06-28
- ページ数
- 309ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.7 x 1.3 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784488437114
- ISBN-10
- 4488437117
- 価格
- 814 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
第4回ミステリーズ! 新人賞受賞作の「夜の床屋」をはじめ、四季折々の「日常の謎」に予想外の結末が待ち受ける、新鋭による不可思議でチャーミングな連作短編集全7編。
レビュー
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新聞の書評で知って読んでみた
朝日新聞でこの本について記事が出ていました。とても興味を持ったので読んでみました。最初はホラー系かなと思いましたが知的推理ものでした。タイトルになっている「夜の床屋」で勢いづき次々に読んでいきましたが,短編集のようでありながら,一冊で一つの長編のように読めるよう仕組まれていました。しかし,冷静に振り返るとそれぞれの短編もどこか人工的な印象が残り,さらに全体として振り返るとさらにフィクション臭さが強く感じられ,リアリティのない短編集になってしまったなという感想になりました。
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さすが、ミステリ通の注目作だけのことはある
一般には著名な作品ではないけれど、ミステリ通の間では最近注目されている作品はないかな、とネットを巡っていたところ、行き着いたのが、本書。 注目作だけあって、凄い。 何が凄いかと言うと…。 本書は、佐倉という大学生が巡り合った事件を記した連作短編集で、7つの作品が収められています。 表題作である「夜の床屋」は、冒頭の第1編。佐倉が、友人の高瀬とともに、山の中で道に迷い、暗くなったところで、無人の駅に辿り着く。 そこで一夜を明かそうとしたところ、駅の近くにある理髪店の明かりが点いていた。 さきほど駅周辺を確認したところでは、近くの建物はどこも無人で、周辺には人が住んでいないと思っていたし、もちろん理髪店の明かりも消えていた。 恐る恐るその店のドアを開けてみると、そこには──。 と、いうことで、「日常の謎系の作品か」と感じさせます。 そこで、推理していくと思いがけない真相が待ち受けていて…と言った趣向か、と。 実際、次の「空飛ぶ絨毯」という作品は、ある女性が、酔って自宅に帰り、翌朝目を覚ましてみると、部屋の絨毯が消えていた。 確か、帰宅した時には、絨毯は敷かれていたはずなのに…という、これまた、「日常の謎系」。 注目作の割には、これまで多く書かれてきた「日常の謎系」ミステリの延長ではないか、とちょっと期待外れかも、と思っていました。 ところが、第4編から様相が変わってきます。 この第4編から第7編は、それぞれ独立した作品ですが、1つの中編として読むこともできる内容になっているのです。 そして、最終編の「エピローグ」を読む──と。 それまで見えていた作品世界が、がらりと姿を変えます。 そして、この一冊全体に仕掛けられた「ある企て」に茫然とさせられます。 こんなミステリ短編集は、初めて。 最後まで読むと、その凄さが分かり、注目作というのも納得のオススメのミステリ小説です。
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斬新な感じ
発想自体は、珍しい雰囲気の作品だなと思いましたが、ちょっと突飛なところもあってそれが良いところでもあり、うーんと思う部分もありました。他の作品が気になるかなと思いました。
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かつやん
楽しくドキドキしながら読みました。スリルがあり楽しめました。
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いいよ!
いやはや 初めてのミステリーだし初めての中古だし…と思いきやメチャクチャ綺麗な本が届いて驚きでした!
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なんか、足りない。
最後の繋がった話であると思われる葡萄荘でリタイアしました。 タイトルに惹かれて購入。冠にもなっている夜の床屋は展開は面白いものの結末になるとちょっと物足りなさを感じ不安に。空飛ぶ~はがっかりしました。ドッペル~は可愛いけど結末になるとがっかり。葡萄荘Ⅰを終えてリタイアしました。ざっと目を通すとどうやら葡萄荘の結末がこの本を一本に繋げるよう。・・・無理です。一本だったの?と思うと夜の床屋で感じてた「まあ悪くない」もぶち壊しでした。部分は面白かったり、表現も悪くないのですが結末、ミステリー特有の種明かしになるとがっかりします。どの種明かしも説明感が強い。種明かしですから仕方ないのですが、くどくどと話されている気がして途中から聞き流したくなってしまいます。ここに至るのか!という美しさもなく。それからキャラクターが弱いです。主人公の印象が薄く、正直途中まで同じ子なんだと思いませんでした。 期待しすぎたのもあるのですが、残念でした。
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それほどでも
書評や書店の店頭POPでとても評判が良かったので購入したが、佳作レベルと感じた。レベルの高いミステリに必要な意外性もなく、ロジックもそれほど通っているわけではない。
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イメージ違い
後付けが強引。各々独立したエピソードで良かったのに。表題作のミステリーがファンタジーになっちゃったしなぁ…
関連する文学賞
- 創元ミステリ短編賞 第14回(2007年) ・受賞