日本の文学賞

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一丁目ぞめき

岸田國士戯曲賞

一丁目ぞめき

赤堀雅秋

父の死をきっかけに、長く離れていた家族が通夜の場へ集まる戯曲。会話の粗さや沈黙を通じて、家族の雑多さと、震災後の生活感をにじませる。

戯曲家族劇震災後

作品情報

通夜の準備と家族の再会が、粗くも切実な会話劇になる。

第57回岸田國士戯曲賞受賞作。白水社から刊行され、ポスト3.11の日本における家族の姿を、通夜前後の時間と日常語の会話で描く。

書籍情報

出版社
白水社
発売日
2013-04-12
ページ数
158ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784560082843
ISBN-10
4560082847
価格
2200 JPY
カテゴリ
本/エンターテイメント

ペタ……ペタ……と雨漏りの音が響く家に、父親の葬儀ゆえ、その町で一番のモンスターだった長男が帰ってきた! ポスト311の日本において「雑な家族」の魅力をうたった傑作戯曲。第57回岸田國士戯曲賞受賞作。 「ことさらな感じのほとんどしないサラッとした手つきで、ガサツさという人間性のひとつのドロッとした本質を描き出してみせる資質に一定の独特さがある、ということも疑う余地はない、と判断した。」岡田利規(選評より) 「『一丁目ぞめき』のト書きは、今回の候補作の中で最も過不足なく、イメージを広げてくれた。そっと手を差し伸べるようにして台詞を補完してくれる、そんなト書きだ。差し出がましさがなく、的確である。そして、映像でいうインサート・ショットのように、効果的に挟み込まれる、雨漏りの「ペタ………ペタ………」という擬音。なんでもないことのようで、最近の戯曲はどれもこれもト書きが粗雑だ。自戒の意味も込めて、特筆しておきたい。「うまいト書き」は得点につながる。」ケラリーノ・サンドロヴィッチ(選評より)

赤堀 雅秋(あかほり まさあき) 1971年、千葉県生まれ。 THE SHAMPOO HAT(劇作家、演出家、俳優)。 主要作品『アメリカ』『津田沼』『その夜の侍』『砂町の王』 『その夜の侍』は2012年に映画化され、初監督を務めた。(2012年、新藤兼人賞金賞、第34回ヨコハマ映画祭森田芳光メモリアル新人監督賞受賞)

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