日本の文学賞

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歩かなくても棒に当たる

岸田國士戯曲賞

歩かなくても棒に当たる

安藤奎

『歩かなくても棒に当たる』は、安藤奎によるシチュエーション・コメディの戯曲である。マンションのごみ集積所を舞台に、女性たちのあいだで「ルール」が暴走し、日常の会話が不穏で可笑しい方向へ転がっていく。

戯曲コメディ日常ルール共同住宅違和感

作品情報

マンションのごみ集積所で「ルール」が暴走する、恐ろしくも可笑しいシチュエーション・コメディ。

2025年に白水社から刊行された安藤奎の戯曲。「地上の骨」を併録し、上演記録と舞台写真、上映許可申請書を収める。

書籍情報

出版社
白水社
発売日
2025-05-21
ページ数
190ページ
言語
日本語
サイズ
18.8 x 13 x 1.5 cm
ISBN-13
9784560091791
ISBN-10
456009179X
価格
2530 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/戯曲・シナリオ/日本

ホラー風味の、現代口語シチュエーション・コメディ。 マンションのゴミ集積所で、女性たちがぞくぞくと「ルール」の暴走に見舞われる! 恐ろしいほど笑える、現代口語シチュエーション・コメディ。『地上の骨』を併録。 *選考委員による〈選評〉 〈フランケンシュタイン、ゴジラ、ジョーズ、貞子、エンタメ界では過去さまざまなモンスターが発明されてきたが、その系譜に加わるような発明〉上田誠 〈エキセントリックな展開を進めていく手際が実に盤石で見事で、かつ、そこに備わるずっしりした重量感が圧巻で、心底感嘆〉岡田利規 〈己に備わった才を正確に知る者は強い。それこそが天才と呼ばれる資質なのだろう〉タニノクロウ 〈「勧善懲悪」の物語と同じ構造のシンプルさを持っている。ただし「正義」を懲らしめているわけではあるが〉野田秀樹 〈淡々と、しかし確実に一定のクオリティを叩き出す実力は間違いないものを感じさせ、相変わらず台詞のオリジナリティとセンスにブレがない〉本谷有希子 〈感情の繊細な揺れ動きや、無意識のうちに漏れ出てしまうような言葉や仕草を繊細に描写した見事な作品〉矢内原美邦

レビュー

  • 新たな才能を見つけた

    10月のドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」にドハマりし、その脚本家が書いた戯曲ということ。舞台はちょこちょこ観に行くが、著者の安藤さんが劇団まで主宰しているとは初めて知る。 マンションのごみ捨て場という限定された舞台で、5人の登場人物がこんなにもいきいきと生々しく感じられるなんて、すばらしい。特にサナエの狂気に笑いっぱなし。あっという間の1時間でした。

  • ルールという不条理

    不条理劇のテーマが「ルールとは」という面白さ。

  • 大変面白かった

    表題作だけ読んだが大変面白かった。マンションのゴミだしにまつわる喜劇で、ゴミ出しの時間である八時を過ぎたらたとえゴミ収集車が来ていなくてもゴミを出してはいけないというルール原理主義者のサナエと、他の四人との戦い。しかもサナエは交通事故で死んだのに甦ってくるという、現代人抱腹絶倒の喜劇。岸田戯曲賞、やればできるじゃないか!

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