日本の文学賞

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岸田國士戯曲賞 きしだくにおぎきょくしょう

第69回(2025年)

戯曲賞若手劇作家育成

受賞者

2名
安藤奎 あんどう けい 受賞

『歩かなくても棒に当たる』は、安藤奎によるシチュエーション・コメディの戯曲である。マンションのごみ集積所を舞台に、女性たちのあいだで「ルール」が暴走し、日常の会話が不穏で可笑しい方向へ転がっていく。

マンションのごみ集積所で「ルール」が暴走する、恐ろしくも可笑しいシチュエーション・コメディ。

190ページ
戯曲コメディ日常ルール共同住宅違和感
笠木泉 受賞

笠木泉の戯曲。神奈川・大黒ふ頭で働く三人の男女が、息苦しい日々の違和感と徒労感を抱えながら、海へ向かう道でささやかな希望を見いだし、互いに手を差し伸べようとする。

午前5時に目覚めた人びとが海への道を行く場面を軸に、三つの声が響き合う。詩的な言葉と静かなユーモアによって、個人の記憶と長い時間へのまなざしを重ねる。

190ページ
労働と日常海と記憶希望と連帯時間