日本の文学賞

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楊家将〈上〉

吉川英治文学賞

楊家将〈上〉

北方謙三

『楊家将』は、北方謙三による小説作品。受賞時の評価対象として、題名が示す情景や人物の動きを軸に、短い形式の中にも時間の厚みを感じさせる作品である。

人物関係成長時代

作品情報

楊家将という題名が、作品の中心にある気配と緊張を端的に伝えている。

北方謙三の『楊家将』は、受賞歴を通じて読み継がれている作品である。細部の描写や語りの運びから、個人の感情と時代の空気が重なり合う読後感を生む。

書籍情報

出版社
PHP研究所
発売日
2003-12-11
ページ数
357ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784569632902
ISBN-10
4569632904
価格
2580 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

『水滸伝』『楊令伝』に脈打つ楊家の魂、ここにあり! 宗建国の英雄・楊業とその一族。過酷な運命のなかで光り輝き、青面獣楊志、楊令にも語り継がれた漢たちの熱き闘い。 中国では、『三国志』と人気を二分する『楊家将』。五世代にわたる壮大なスケールゆえに、日本では誰も手をつけられなかった物語が、北方謙三という作家により新たなる命を吹き込まれ、いま動き始めた。 この物語の存在を知ったとき、伝説の英雄・楊業が自分に語りかけるのを感じたという北方が、乗りに乗って書いた物語。 舞台は十世紀末の中国。小国乱立の時代は終わりを告げ、中原に残るは北漢と新興の宋のみになっていた。楊家は北漢の軍閥だったが、宋に帰順。やがて北漢は滅び、宋が中原を制する。 北から虎視眈々と中原を狙うのは遼。強力な騎馬軍団を擁するこの国は、宋の一部であった燕雲十六州を奪い取り、幼い帝を支える蕭太后の命によってさらに南に進出しようと機を窺っていた。奪われた地を取り戻すことは帝の悲願――。 建国の苦悩の中にある宋国で、北辺を守る楊業と七人の息子たちの熱き闘いが始まった。 原作をも凌駕する北方『楊家将』衝撃の登場!

レビュー

  • 良作

    北方水滸の3部作が凄く良かったのでこちらも購入 こちらも凄く良かった、血涙も購入します

  • 緊張感のなか一気に読みきった

    文章は名前も複雑で、ストーリー表現もぐじゃぐじゃしつこいが、軍人の心理が推し量れる本。戦場の描写がなんとなくイメージできる表現と昔の戦国時代を推し量ることができるので緊張感のなか一気に読みきった

  • 臨場感と疾走感、ヤバいです。

    中国の北漢末期〜宋建国時代の物語です。 北の隣国・遼との戦いに挑む英傑「楊業」のお話。 日本ではほとんど知られてないようです。 私も知りませんでしたが、 会社の中国人の方に聞いたところ、結構有名だそうです。 とにかく、戦闘シーンの臨場感と疾走感、ヤバいです。 気を抜くと、こちらも斬られそうなぐらいです。 北方謙三さんの中国作品は、 兵糧と馬の扱いが尋常じゃなく丁寧です。 戦国時代や幕末、中国やヨーロッパ、 歴史小説を何冊も読んでいますが、 他のどの作品とも決定的に違うのは、 兵糧と馬の事がきちんとリアルに描かれているためで、 それがあの戦闘シーンの土台を作っているのだと断言できます。 勿論、登場人物も漢らしく魅力的です。 主人公側、対立側、双方ともに。 水滸伝、楊令伝、岳飛伝と読んでいる方は、 変わらぬ興奮で読んでもらえる作品です。 短くて物足りないかも知れません。。。 楊家将から読まれる方は、きっと物足りなくなるので、 是非、大水滸伝シリーズを読んで頂きたいです。

  • 熱い、燃える、泣ける、そんな小説でした。

    上司が今まで読んだ中で 一番の小説だと言うことで読んでみましたが 控えめに言って最高の作品でした。 一連の大きな流れに 読後感の良い短編が連なってるような構成で 飽きずに最後まで読み進められました。 今後の展開が楽しみで仕方ありません。

  • 洗練された文体で読みやすいです!

    そこにいるみたいに臨場感が味わえます。

  • 男の美学、軍人の美学の物語

    これまで、司馬遼太郎氏、宮城谷昌光氏、藤沢周平氏などの本ばかり読んで、北方謙三氏の歴史小説は初めて読みましたが、面白い。 なんとなくのイメージですが、北方謙三氏らしい男臭い軍人の物語。男の美学、軍人としての生き方を最も優先する生き方が描かれており、とても良いです。下巻が楽しみ。 2018年10月10日 下巻も読了。下巻のレビューを読む人はいないだろうから、上巻レビューに追記。 最後まで男くさくて、イマドキじゃない、全く流行らない。でもそんな男が好きだし、じぶんもそうありたいと思わせる小説でした。これから続編の血涙を読みます。

  • 戦闘描写が秀逸

    上下巻を読み終わった感想です。 楊家将の物語は中国では三国志や水滸伝と並ぶ人気タイトルだそうです。 日本で知名度が低い理由は、文学的に評価が高い小説の三国志演義や水滸伝と違い、楊家将は良質な小説に恵まれておらず、日本にも輸入されなかったからだと下巻のあとがきには書いてありました。 私はこの北方版楊家将を読んで、文学的に恵まれなかった事が本当に惜しい事だと痛感している所です。本家中国で良質な小説があれば、輸入まもなく必ず日本でも人気が出たタイトルに間違いはないと思います。 北方版では敵味方関係なく、登場人物が魅力的でそれぞれに肩入れしてしまいます。 そしていろんな方がレビューしているように、騎馬での戦闘が鮮明に描写されており、映画のワンシーンを見ているような錯覚に陥りました。 上質な小説は時を忘れて一気に読んでしまいますが、まさにそれでした。 漫画のキングダムが大ヒットして以降、中国史が若い方の間でも身近になってきました。 そういった方達にも是非一度読んでいただきたい作品です。

  • 一気よみしました。

    水滸伝3部作をよみ終えた後に、この本の存在を知り、迷わず購入。 楊業から楊志、楊令へとつながる時代の流れが何とも言えない感慨深いものがありました。

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