作品情報
『Junk』は、受賞歴と書誌情報を確認できる三羽省吾の作品。
『Junk』は、三羽省吾による受賞・候補対象作。人物の選択や時代背景、事件の推移を通じて、読者を作品世界へ引き込む構成を持つ。 書誌識別子は、Amazon JP、NDL/CiNii、出版社・書店情報で単独書籍または収録書籍として確認できたものだけを記録し、雑誌号や掲載媒体の識別子は流用していません。
書籍情報
- 出版社
- 双葉社
- 発売日
- 2011-11-16
- ページ数
- 272ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784575237474
- ISBN-10
- 4575237477
- 価格
- 1540 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
俺には悪癖がある。癖と呼ぶにはあまりにも危険な行為のそれは、実は街中の至る所で行われている。掏摸。犯罪行為と向き合う男の姿を描く「指」。ひょんなことから刑務所前の飯屋を切り盛りすることになる俺。味が評判を呼び人気店になる。だが、それを苦々しい思いでみる者がいた。その者の思惑とは…「飯」。中篇2編収録。小悪党たちの生態を描く。
1968年岡山県生まれ。2002年『太陽がイッパイいっぱい』で第8回小説新潮長篇新人賞を受賞しデビュー。06年『厭世フレーバー』で吉川英治文学新人賞候補。『タチコギ』『公園で逢いましょう』『路地裏ビルヂング』等がある。
レビュー
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掏摸と鍵師が素材
中編二編からなる。 「指」は、掏摸のお話。病的な手癖に悩むとっかかりの話が、掏摸のギルドにまつわる伝奇的な物語につながっていく。 「飯」は、メインストーリーは鍵師の一族を巡る因縁話。のはずなのだが、なぜかプータローによる一膳飯屋復活繁盛記の側面の方が面白くなってしまって、妙な魅力がある。 全体的には何だかおかしなストーリーなのだが、そこかしこに整合性があっておさまりがいい。 悪ぶってるけど、どいつもこいつも結構いい奴だったりするのだ。
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おもしろい!
久しぶりに、すかっとする本に出会った。駅の売店で本の題が気になってなんの期待もなく買って読んだけど、良かった。色川武大以来のおもしろさ。次々と読んでみようと思っている。何十年本を読んでも、この人好きだと思えることは少ない。駅でふらっと買った自分の気まぐれに感謝!
関連する文学賞
- 吉川英治文学新人賞 第33回(2012年) ・候補