作品情報
犬を見つめる視線が、十八歳たちの選択を静かに見守る。
双葉社の単行本として刊行された長編。高校に現れた一匹の犬を軸に、学生たちの恋や秘密、進路の揺れを年代記のようにたどる。
書籍情報
- 出版社
- 双葉社
- 発売日
- 2020-10-14
- ページ数
- 352ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.5 x 1.9 x 19.4 cm
- ISBN-13
- 9784575243253
- ISBN-10
- 4575243256
- 価格
- 700 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
【2021本屋大賞ノミネート作】 1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。 「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。 初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。 昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、 瑞々しく描く青春小説の傑作。
1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。2008年『風待ちのひと』でポプラ社小説大賞特別賞を受賞しデビュー。他の著書に、ドラマ化・映画化された『四十九日のレシピ』、映画化された『ミッドナイト・バス』、宝塚歌劇で舞台化された『カンパニー』、全国有志の書店員による「乙女の友大賞」を受賞した『彼方の友へ』など多数。
レビュー
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松本深志高校の「クロ」を彷彿とさせる
一匹の捨て犬の一生を通しての、高校生数代の青春小説。最後にちゃんと一つにまとまって泣ける。
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春という季節を代表できる作品
青春を過ごす高校生をそれぞれの時代に合わせて、切り取ってみせた作品。昭和50年から56年あたりの出生世代には特に刺さるだろうなと思うので、特におすすめです。 この作品を読んで、大切なのは時代背景が重なることだけではなく、同じ時代を過ごさなくても、なぜか共感もできるし、イメージができるのは、青春時代の精神構造が普遍的だからなのか、それとも比較的近い世代からなのか。 今の20代にどのように響くのか知りたくなる、世代を超えて話をしてみたくなる作品です。 ちなみに、作家さんが犬を飼っているかは存じ上げませんが、犬を飼ってる人にはわかる感覚が間違いなくあります。そういう点では、犬好きなあなたにも是非、手を取ってもらいたい。そんな一冊でした。
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記憶が共鳴する...
そんな気になりきってしまっていたいた自分が呼び戻されて驚いた。勿論空想ですが。 第1章「桜のころ」 「あのころ、ラジオからはオフコースが流れていた。誰もが少しだけ未来を信じていた。」 第3章「夏の残像」 「『東京に行ったって、何にもないよ』と誰かが言った。だけど、行かずにいる理由もなかった。」 第5章「冬の灯」 「コーシローがいたころ、私たちはまだ、何かになれると思っていた。」
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良い
良い
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心温まる物語
迷い込んだ一匹の犬と過ごしたエピソードが大人になった時にかけがえのない思い出として 、その後の人生に大きな影響を及ぼした心温まる物語でした。
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あまり犬のことを知らない人が書いているのかも
犬のことをあまり知らない人が書いたのかもしれません。犬と生徒の交流は表面的です。しかし、高校生の青春小説だと割りきればよいのかと感じました。
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ペットロスの時に読みました
ペットロスの時に心の隙間を埋めたく、あらゆるワンコの本を読みました。少しは緩和されたのかどうか…時間が決める事だと思いますが、読んでいる間は救われました。
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温かい光
高校の3年間はどんな季節であっても、将来の自分に少しだけ出会う時かもしれません。その時の気持ちをふんわり思い起こして、優しい気持ちになります。そこに人間ではない、犬からの温かい光が差し込まれて、いつの間にか涙がほろり。様々な青春の群像が鮮やかに描かれています。
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