日本の文学賞

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アゲイン

ポプラ社小説大賞

アゲイン

浜口倫太郎

売れないピン芸人の兄と、学校になじめない小学生の異父妹が、六年ぶりの共同生活を通じて再挑戦する物語。大阪のお笑いの現場を背景に、挫折、家族、笑いの力を温かく描く。

お笑い兄妹再挑戦家族大阪

作品情報

笑いを残した父の記憶が、不器用な兄妹をもう一度前へ進ませる。

戸田雄貴は、亡き父と同じ芸人の道を選んだものの、ブレイクできずに焦っている。そこへ異父妹の楓が突然やって来て、ぎこちない共同生活が始まる。映画出演の話をきっかけに、兄妹は笑いと家族の記憶を手がかりに、自分たちの居場所を探していく。

レビュー要約

  • 挫折から立ち上がる人物たちを温かくコミカルに描く力が評価されている。人物のリアリティと読ませるテンポが強みとされる一方、物語の焦点にはさらに深める余地があると見られている。

書籍情報

出版社
ポプラ社
発売日
2011-04-07
ページ数
334ページ
言語
日本語
サイズ
2.4 x 13.6 x 19.4 cm
ISBN-13
9784591124161
ISBN-10
4591124169
価格
1760 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

★★★第5回ポプラ社小説大賞特別賞受賞作★★★ 売れないピン芸人の兄×小学校で浮いている優等生の妹。 6年ぶりに再会したぎこちない二人を繋いでくれたのは、 おとんが残した「笑い」という宝物。 笑いと涙が満載のハートフルストーリー! 漫才師だった「おとん」と同じ道を進み、ピン芸人になった戸田雄貴。 日々、大阪・難破にあるFLAT劇場で、同期の若手芸人たちと競い合っている。 ある日突然、雄貴の部屋に小学生の異父妹・楓がやってきた。 才能勝負の世界でブレイクできずに焦る兄と、大阪の学校になじめず浮いている優等生の妹。 そんなとき、カリスマ芸人の保坂が大阪の芸人を主役にした映画をつくる、という話が持ち上がり……。 笑いを通して、挫折からの再挑戦、人と人との絆が温かくコミカルに描かれた快作!

1979年奈良県生まれ。大阪府在住。放送作家として、関西発の番組に数多く携わる。2010年に第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。

レビュー

  • 今年度最高傑作でしょう

    水嶋ヒロさんがポプラ社小説大賞を受賞した作品「KAGEROU」を読みましたが、もちろん好みもあるでしょうが、これで大賞貰えるの?というような内容でした。 大賞をとることができなかった特別賞受賞の、浜口倫太郎さんの作品「アゲイン」、古内一絵さんの「快晴フライング」の2作品がすごく気になり、先日発売だったので早速購入し、先ほど読み終わりました。 古内一絵さんの「快晴フライング」も非常に清々しいお話で面白かったのですが、 浜口倫太郎さんの「アゲイン」は 心の底からめちゃくちゃ面白かったです! とにかく笑って、大泣きしました。 楓ちゃんが面白すぎるw あんな笑いの才能のある小学生いないでしょうw この作品は100人が読んで100人とも面白いって言える作品だと思います。 自信を持ってお勧めさせて頂きます。 こんなこと言っていいのか分かりませんが、言わせて下さい。 これがポプラ社小説大賞でしょう!

  • ポプラ小説特別賞

    ポプラ小説特別賞ということで興味本位で買っ ちゃいました。 装丁がめっちゃ可愛いくて目立ってたし。 でも、読み始めると止まらなくなって、一気読みww 本当に面白くて、勢いでレビュー書いてます。 読みやすくて、所々に笑いが仕掛けられていて楽しいし、共感できるところもあれば、泣けるところもあり..... 最高でした。 登場人物のキャラが個性的で、スマイリーなんか、スマイルそのままで笑えました。 読み終わると、心がポカポカ温かくなってる、そんな感じの物語です。 本をあまり読まない人にも、プレゼントにもオススメの本だと思います。

  • なにこの値段

    今1600円出せば、ほんとにいい本が多いんだよね。 内容はネタばれしない程度に書くと、売れない芸人がいろんなイベント(M-1っぽいのとか、クラスがF3に落ちたとか、F1に上がったとか)に辞めようかどうしようか揺れる姿を描く、文。 ト書きを書きなれているからか、直接話法の会話と関西弁のテンポで小説っぽくなっているけど、何も残らなかった。少なくともわたしには。 延々と売れない芸人の生活を書かれても、だからどうなん。リアリティはあるけどさ。 透明人間が出てきてから面白くなるかと思ったら全然。 ポプラ社も値段もう少し考えてやりなよ。初刷で印税少しでも稼がせてやろうとしてるんだろうけど、次この人続かないよ、こんな値段でこんな内容で出しちゃって。KAGEROUもそうだったけど、初出やから成長を見守ってあげたいな、とか思える値段にしなよ。 マンスリーよしもととか、そういうのを買って読む人、ディープな笑い好きなら違う評価できるかも。 津村記久子や伊集院静がいい本出しているのでついで買いしたけど、興味ある方はどうぞ。一応最後まで読んだので星二つです。

  • どうしても読んでおきたかった作品2

    売れないお笑い芸人が、 自分の過去や周囲と関わりながら、 成長していく物語。 お笑い芸人の世界が描かれていて、 私は素直に楽しい気分で読めた。 深夜番組などに見聞きする業界の裏側も描かれていて、 私個人は「本当にそうなんだあ」と納得しながら読みました。 特に、主人公の家庭境遇を丁寧に描いている点は、 物語の世界観にリアリティを与えるような気がして、 充分に引き込まれました。 言動にもなるほどね、と納得して読み進められました。 作家デビュー?作なのでしょうか。 気になる点ははやり少なくないですが、 胸を熱くしながらページをめくることもあり楽しめた。 主人公がスナック?『ストレートパーマ』を飛び出す場面なんかも、 心が熱くなりました。 主人公が芸人の世界に見切りをつける場面や、 周囲の力を借りて奮起する場面。 特に、年の離れた妹がなかなか良いキャラクターでした。 最後の最後で詩的表現が出てくるのですが、 個人的には物語の世界観とそぐわない気がして、 少し気分が冷めました。 本作は、一時メディアを騒がせたあの「第5回ポプラ社小説大賞」 で大賞を逃し、古内一絵さんと共に特別賞を受賞した作品です。 当時から、大賞を逃した二作の出来が気になっていたので、 読むことで自分自身を納得させられました。 素人の私が言うのはおこがましいですが、 それを承知で言えば、 大賞受賞作よりも明らかに「アゲイン」の方が面白いです。 読後感も本作の方が断然に良いし、 大賞にふさわしいと感じました。

  • 読んでてさわやかになる作品ですね。

    羽田圭介さんの「ワタクシハ」を買おうと書店へ。 すると表紙の絵が似ている本があり気になったのでワタクシハと大人買いで同時購入。 装丁は同じ人かな?かわいいです。 本の内容は売れないピン芸人の日常や葛藤を描いたものです。 最初は芸人の世界を描いた本だと思っていましたが、それだけではなくて泣ける話や感動する話が随所に盛り込まれていました。 後、本に出てくる大喜利の内容がやけに面白いな思ったら著者は放送作家さんみたいですね、納得しました。 笑いの内容も素晴らしいのですが、それと同時に読んでいてさわやかになる作品でした。 文章もさくさく読める感じで、とても読みやすかった。 最近ちょっと元気がでないなぁ〜って人におすすめです。

  • 笑えて泣けます!

    表紙を見て『アドベンチャー作品?』と思ったら芸人のお話。 倫太郎先生が元々放送作家なだけにストーリーがリアル!! 現実の芸人さんやテレビ番組をかぶせて読み進めれるので フィクションなのにノンフィクションのような感じでした。 話の内容もテンポも読みやすく、 笑いあり涙ありで飽きることなく読み進められました。

  • 読み終わると元気がでます

    ポフラ社小説大賞の特別賞というのが気になり購入しました。 あまり本を読む習慣がないのに、この小説は、笑いあり、涙ありで、一気に読むことができました。 とにかく最初からひきこまれ、最初のページの「耳毛の国の人」で大爆笑してしまいましたw お笑いの本なのかな??と思ったら、お笑いだけでなく、感動も共感もいろいろな要素がある本です。 読み終わると、なんだが元気がでてくるような気がしました。 随所でくすっと笑える本なので、読みやすく、私のような小説初心者でもお勧めの本です。

  • 爆笑と号泣と。

    芸人さんを扱っているだけあって、きっついいたずらに爆笑。 爆笑で気持ちが楽しい方にぎゅぅんと振れた分、 人情に触れた時にもぎゅぎゅぅんと感情を持っていかれる。 日曜日の午後、すごく楽しく過ごせました。ありがとう。

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