作品情報
百日で百両、菓子で勝負。
第3回ポプラ社小説新人賞受賞作。明治の菓子屋を舞台に、家の再生と少女の奮闘を描いたシリーズ第1作です。
書籍情報
- 出版社
- ポプラ社
- 発売日
- 2014-06-05
- ページ数
- 335ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784591140345
- ISBN-10
- 4591140342
- 価格
- 46 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
おいしいお菓子が元気をくれる。 こころときめく、明治菓子物語! 時は明治2年。代々続く一軒の老舗菓子店が、店を閉めた。世の混乱と父親の謎の急死により店が傾き、悪の豪商・善次郎の手に押さえられたその店――橘屋を復興しようと、ひとり娘である16歳の少女・日乃出は、奔走をはじめる。再建の第一歩として必要不可欠な家宝の「掛け軸」を奪還するため、日乃出は善次郎と「百日で百両、菓子を作って稼ぐ」という勝負をすることに……。果たして日乃出は、その賭けに勝つことができるのか!?
レビュー
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そんなにうまくいくものか?
フィクションなのだから、あまり現実的に捉えてはいけないのだろうけど、そんなにうまくいくものかと思った。水くみもろくにできなかったお嬢さんが、菓子を売って100日で100両稼ぐなんて。しかも、売り物の菓子は自分たちで作る(しかもきちんとした職人がいない)とか、そんなにうまくいく訳がない。100両稼ぐための決め手になる菓子も、そんなお嬢さんが作っちゃうし。レシピがあったって、売り物になるような菓子を作れるようになるのは難しいと思うのだけど。うーん…。 あと、萩のういろうって、材料は米粉と葛なのか?いや、実際に萩のとある御家庭ではそうやって作ってます、と言われれば左様でございますか、としか言えないけど。山口のういろうは、材料違った筈。それとも、山口と萩とで違うのかなあ…。
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ちょっとオチが…
普通に楽しく読めた事は読めましたが、突っ込み所は満載感です。 手取り足取り教えて貰っても、一朝一夕に「商売」になる程の菓子、しかもご家庭消費分ならともかく、手作業での大量生産がいきなりできるわきゃないだろう…部分が一番「そんなにうまくいくかあ?」です いつの間にか、全然関係ない筈の「浜風屋」での儲けを掛け軸代にする事が合意になってるのも??日乃出のお陰で店が立ち直るのと、だから掛け軸代にする、ってのは別の話という気がして違和感。その辺の説明というか、「合意」に至る描写が多少欲しかったかな。 オチが少々力技的にあっさりし過ぎなのにも「え?それだけ?」の印象。 個人的な好みとして「薄紅」がそんなに美味しいものと思えないから、一時の流行りとしてバカ売れする事はあってもロングセラーの「看板菓子」になるのかなあ…とも思ってしまいました。
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ご都合主義にして欲しくなかったなぁ・・・
和菓子って一朝一夕に作れる物じゃないと思うのだけれど・・・ ろくに和菓子の修行をしていない主人公の日之出と仲間が、職人の作業を見てきたからとか舌が覚えているとかで、あっさり作ってしまっているところが残念。 せめて仲間の一人がしっかり修行してきた職人だったら良かったのに。
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