作品情報
マチネの終わりには、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。
平野啓一郎の『マチネの終わりに』は、受賞対象として確認できる作品である。公開書誌や出版社情報で単行本化を確認できる場合は識別子を記録し、単独書籍として確認できない場合は雑誌・掲載媒体の識別子を流用していない。
レビュー要約
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成熟した恋愛小説として、音楽描写と時間の隔たりを描く構成が評価される。すれ違いの積み重ねに強い余韻がある。
書籍情報
- 出版社
- 毎日新聞出版
- 発売日
- 2016-04-09
- ページ数
- 416ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.4 x 2.4 x 19.3 cm
- ISBN-13
- 9784620108193
- ISBN-10
- 4620108197
- 価格
- 1353 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。 深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。 出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。 スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。 やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。 芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。
平野 啓一郎(ひらの・けいいちろう) 1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。著書は小説、『葬送』『滴り落ちる時計たちの波紋』『決壊』(芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)『ドーン』(ドゥマゴ文学賞受賞)『かたちだけの愛』『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』等がある。 2014年、フランス芸術文化勲章シュヴァリエを受章。
レビュー
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サクサク読めるのに、深く沁みる🌹
平野啓一郎さんの本に興味のある方は、まず本作をおすすめしたいです。私自身、本作で平野さんにハマり、「ある男」や「本心」を続けて読みました。 文章のリズムが心地よく、ページをめくる手が止まらない読みやすさです。それでいて、読み終えた後にじんわりと余韻が残ります。「読書は好きだけど最近少し離れていた」という方の復帰作にも、ぴったりの一冊だと思います📚️ ▼あらすじ(ネタバレなし) 天才クラシックギタリストの蒔野と、国際的に活躍するジャーナリストの洋子。40代の二人が出会い、惹かれ合いながらも、すれ違っていく物語です。派手な展開があるわけではありませんが、大人だからこそ抱える葛藤や選択が静かに胸に迫ってきます。 ▼心に残った一節 主人公・蒔野聡史が洋子に語るセリフの一節『人は、変えられるのは未来だけだと思っている。……しかし、実際は、未来は常に過去を変えているのです。変えられるからこそ、人は過去を見つめ直すべきなのです。』。 本作の有名な一節ですが、過去は固定されたものではなく、いまの自分の歩み方によって意味を変えていく、そんな視点に救われました。読み終えた後にもう一度この言葉に戻ると、最初に読んだときとはまったく違う響きで胸に刺さります。 漢字の選び方にややクセがありますが、物語の流れを損なうほどではなく、むしろ平野さんの文体の個性として楽しめる範囲です。読書に慣れていない方でも、十分サクサク進められると思います。
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納得の値段でした。
表紙は、少しシワや汚れが、 ありましたが、中は綺麗で、 全然問題ありませんでした。 お得な値段で購入出来て、 よかったです。
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いい本です
まだ読んでいる途中ですが、響く言葉がたくさん出てきます。「ある男」ははまらなかったので少し不安で購入しましたが、買ってよかったです。残りのページも楽しみ(内容ももちろん面白い、ページ数は多い方だけど読みやすい)
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転 がまずい。
起承転結の転です。 話全体がどう見えるかは読み手の年齢もあるんでしょう。私は登場人物たち、ひいては作者よりかなり年上ですのでなんだか大人がジュニア小説なるものを読んだ様な感覚でいます。 ここはネタバレありきと思うので書きますが、二人が再会出来なくなくなる時の事件が、昭和末期の安いトレンディドラマみたいで、恩師の娘から電話があったあたりでもう先が見えて、三谷さんが出て来たあたりで、せっかくここまでいい感じだったのにと、飛ばしてしまった。それでも話は繋がるくらいの出来栄え。ここで上手くいかなくなるな、このまま進むとは読者は誰も思っていない、ってところで、まさに書き手の腕の見せ所だったのに。 確かに、人生の中でありえない偶然の重なりで思いがけない展開へ行ってしまうってことってあると思いますけど、エンディングからその先を想定させるためにも、二人は会えたんだけど気持ちや価値観がすれ違うとか、思ったほど盛り上がらないとかで、そこから最後へ向けての二人の内面を掘り下げて欲しかった。あんたたち、勝手にすれば、になってしまった。薪野なんて、話にならない男になってしまったではないか。 そもそも、洋子が「子供が欲しいから結婚」と言う価値観を持っている様な女か、って言う、、そこに作者の価値観が、彼自身が洋子という女を描き切れないからこうなったのかなと思っている。 数歩譲っても、洋子的な国際紛争にまで関わる女の生き方や価値観、人間性を、そこに身を投じ切れる人ばかりでないと言いたいのか。薪野だってそうだ。なんか音楽家としても男としても中途半端で、洋子の「設定」の女が果たして生涯惚れ続けるだろうか。また、洋子も実はさほどでもない女だということなのだろうか。 どういう人達を描きたかったのかがわからない。 出会いから相愛になるあたりまでは、それでどうなるんだろう、っていう期待感があったのに「転」以降しらけてしまった。それでも最後まで、どうなるんだろう、、と読み続けた。そんな感じの本。 私はまだ映画は見ていないけれど、見た人に言わせると、ある意味原作の方ですっきりしないところが話としては決まりがついてる、とのこと。見てみようとは思います。
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メールシステムの功罪
話の合う相手、とりたてて異性のそういった存在は、なかなか出会えるものではないとお思います。主人公はそうした最高の出会いを得ます。いわゆる遠距離で培われ、短期間で確かなものになります。メールシステムやインターネットもこの関係を醸造した一旦ではあります。期間や回数でない特別な二人の物語。楽しんでください。
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あーっ、この話の続きが知りたい!!!
この本を最後まで読んだ1番の感想は、 あーっ、この話の続きが知りたい!!! だった。 面白くて読みいってしまい、 風呂で3時間以上読み続けてしまった! おかげで、皮膚がふやけたのか、身体がかゆくなってしまった。 ネタバレになるが、 運命の人に出逢ったのに結ばれない、 つらい話だった。 最後はハッピーエンドになるのかと期待して読み続けたが、 良い方向に行く可能性だけみせて 話が終わってしまった。 とても残念! この続きがハッピーエンドなのか、 それともやはり、 結ばれないのか。 なんとなく、 結ばれない気がする話だった。 それでも、 2人の愛は続く気がした。 相思相愛になれたのに、 偶然のタイミング、 恋愛感情を持つ第三者からの意図的な妨害、 守りたい亡命してきた友人、 さまざまな理由と 真面目で、 豊富な知識や正義感、 それが2人を別れさせてしまった。 お互いを愛するあまり、 誤解してしまうってこともあるのかなと考えた。 納得するまで、 話し合うのが、 愛するひとへの行動になると僕は思う。 なので、この小説は少し無理がある。 だけれども、その感情表現、 相手を思いやる気持ち、 本人のこころの葛藤が 細やかに文字になっている。 その文章に読みいってしまい、 こころを掴まれてしまった。 こんな恋愛小説は初めて読んだ。 映画があるらしいので、どのように映像にしたのかが もても楽しみである!
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中古にしてはキレイだと思います
中古ですがキレイな状態でした。送料含めても安く買えたので良かったです。内容は映画より面白いかな。
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最高
恋愛小説の傑作です。 30-40代に是非読んでほしい一冊です。
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