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受賞作: 日蝕
平野 啓一郎
ひらの けいいちろう
Hirano Keiichiro
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1975-06-22 (愛知県蒲郡市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 愛知県蒲郡市 → 福岡県北九州市八幡西区 → 京都府京都市(大学在学) → フランス(文化大使として滞在) → 東京都
経歴
- 職業
- 小説家, 随筆家, 評論家, 翻訳家
- 活動期間
- 1998年〜
- 影響を受けた人物
- ミルチャ・エリアーデ, シャルル・ボードレール, ジョルジュ・バタイユ, フョードル・ドストエフスキー, 森 鷗外, 三島 由紀夫
- ノミネート
- 織田作之助賞候補(『決壊』)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 京都大学法学部 | 法学部 | 法学科 | 学士(法学) | 1994-1998 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1999 | 芥川龍之介賞 | 日蝕 | — | 芥川龍之介賞選考委員会 | 受賞 |
| 2009 | 芸術選奨文部科学大臣新人賞 | 決壊 | — | 文化庁 | 受賞 |
| 2009 | Bunkamuraドゥマゴ文学賞 | ドーン | — | Bunkamuraドゥマゴ文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2014 | 芸術文化勲章(シュヴァリエ) | — | — | フランス共和国 | 受章(シュヴァリエ) |
| 2017 | 渡辺淳一文学賞 | マチネの終わりに | — | 渡辺淳一文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2018 | 読売文学賞 | ある男 | — | 読売文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2023 | 小林秀雄賞 | 三島由紀夫論 | — | 小林秀雄賞選考委員会 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第19回(2009年) 受賞受賞作: ドーン
人類初の火星着陸を成し遂げた宇宙飛行士を中心に、英雄化、監視社会、個人の罪と記憶を描く長編です。近未来の政治とメディアの中で、人間の同一性が揺らぎます。
ドーンは、日常の手触りの中に異界の気配が差し込む物語です。
493ページ火星探査近未来記憶
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第59回(2009年) 受賞受賞作: 決壊
現代社会に起きる暴力的な事件を通じて、人間の幸福と悲しみ、共同体の壊れやすさを問う長編小説。倫理と感情の揺らぎを大きな物語構造で描く。
決壊は、平野啓一郎の受賞歴と結びつく長編小説として読まれている。
382ページ現代社会暴力倫理
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第2回(2017年) 受賞受賞作: マチネの終わりに
クラシックギタリストとジャーナリストの愛を、世界情勢と時間のすれ違いの中で描く長編小説。芸術と人生の選択が静かに響き合う。
マチネの終わりには、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。
416ページ恋愛音楽運命国際情勢時間
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第70回(2018年) 受賞受賞作: ある男
『三田文学』掲載の新人賞受賞作。公開書誌で単独書籍としての刊行は確認できず、雑誌掲載の短編として扱う。
雑誌掲載で発表された、単独書籍未確認の新人賞受賞作。
文芸誌新人賞短編小説
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第22回(2023年) 受賞受賞作: 三島由紀夫論
三島由紀夫の作品と思想を、平野啓一郎自身の読書体験と重ねながら読み解く評論集。
三島を読むことは、現代の言葉を見直すことでもある。
評論三島由紀夫近代文学文学論
作品
代表作
日蝕
1998年 小説京都大学在学中に執筆・投稿した処女作。壮麗な文体と象徴的な描写で注目を集め、若年で芥川賞を受賞した。
一月物語
1999年 小説泉鏡花風の幻想譚とされる短篇長篇混在の作品。ロマンティック3部作の一作に位置付けられる。
葬送
2002年 小説19世紀パリを舞台に、ショパンやドラクロワら歴史的実在を織り交ぜた群像劇。ロマンティック3部作の一部。
決壊
2008年 小説社会と家族の崩壊、個人の分裂を扱う長編。『分人主義』思想の萌芽が見られる作品。
ドーン
2009年 小説戦後以降の社会や個人の時間性を問いかける長編。刊行当時高い評価を受けた。
マチネの終わりに
2016年 小説コンサートを巡る人間関係と愛を描く長編。音楽と芸術を巡る描写が特徴。
ある男
2018年 小説ある中年男性を軸に、孤独や暴力、社会の目を通じて個のあり方を問う作品。読売文学賞受賞。
三島由紀夫論
2023年 評論三島由紀夫の作品と思想を検証・再評価する評論集。小林秀雄賞受賞。
全著作
- 日蝕
- 一月物語
- 葬送
- 決壊
- ドーン
- かたちだけの愛
- 空白を満たしなさい
- 透明な迷宮
- マチネの終わりに
- ある男
- 本心
- 富士山
- 三島由紀夫論
- 私とは何か――「個人」から「分人」へ
作家による翻訳
- 『サロメ』(オスカー・ワイルド 翻訳)
作風・主題
- 文体
- 壮麗で装飾的な文体叙情的かつ知的な筆致随筆的な理論性を含む表現
- 頻出モチーフ
- 愛記憶分人(分裂する自己)喪失音楽文学史的参照
評価・遺産
現代日本を代表する作家の一人。若年で芥川賞を受賞して以降、批評性と文体の美しさで広く評価され、分人主義の考え方を文学・思想の領域にもたらした。多数の受賞歴があり、国内外で影響力を持つ。
大衆文化への影響
- ラジオ・テレビ番組への出演(文化的発信)
豆知識
- 1歳で父を亡くしている。
- 京都大学の軽音サークルでギターを担当していた。LOUDNESS等のヘヴィメタルのコピーを行っていた。
- 大学在学中に『日蝕』を執筆し、若くして芥川賞を受賞した。
- 2008年にモデルの春香と結婚し、明治神宮で挙式した。
- 『分人主義』という概念を広めた著作・発言で知られる。