日本の文学賞

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水車小屋のネネ

谷崎潤一郎賞

水車小屋のネネ

津村記久子

姉妹とヨウムのネネを通して、40年にわたる助け合いと再生を描く長編小説。

長編小説家族再生地方成長群像

作品情報

18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉。

津村記久子による長編小説。姉妹と周囲の人々の40年をあたたかく描く。

書籍情報

出版社
毎日新聞出版
発売日
2023-03-02
ページ数
496ページ
言語
日本語
サイズ
18.8 x 12.7 x 2.5 cm
ISBN-13
9784620108629
ISBN-10
4620108626
価格
1980 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

【ご注意】帯は商品の一部ではなく「広告扱い」となりますので、帯の有無、帯のデザインなど、ご指定をいただけません。ご理解のほどお願い申し上げます。 ――――――――――――――― 2024年「 本屋大賞 」第2位! ●第59回「谷崎潤一郎賞」受賞! ●「第4回 みんなのつぶやき文学賞」国内編 第1位! ●「本の雑誌」が選ぶ2023年上半期ベスト 第1位! ●「キノベス!2024」第3位! ――――――――――――――― “誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ” 18歳と8歳の姉妹がたどり着いた町で出会った、しゃべる鳥〈ネネ〉 ネネに見守られ、変転してゆくいくつもの人生―― 助け合い支え合う人々の40年を描く長編小説 「毎日新聞」夕刊で話題となった連載小説、待望の書籍化! ――――――――――――――― 「この殺伐とした時代に、こんな物語が生まれてきたことを寿ぎたい。」 ――三宅香帆「波」2024年5月号 「自分にとっての宝の言葉を、ぜひとも探してほしい一冊だ。」 ――椰月美智子「週刊文春」2023年3月16日号 「ネネが見つめる40年の時間は、人間が人間を信頼することの美しさに満ちている。」 ――長瀬海「週刊金曜日」2023年10月6日号 「人の小さな善意を素直に肯定できるって、なんて心地よいのだろう。 愛すべき、人々と鳥の物語だ。」 ――瀧井朝世「紙魚の手帖」vol.11 「本棚にこの本があれば、ぼくはいつでもネネに会える。」 ――永江朗「毎日新聞」2023年5月27日 「私たちのほとんどはネネのような不思議な存在とは出会えないものだが、 常に優しさをもって生きていくことはできるのだと思わせてくれる一冊だった。」 ――松井ゆかり「本の雑誌」2023年5月号

津村 記久子(つむら・きくこ) 1978 年大阪市生まれ。2005 年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。 08 年『ミュージック・ブレス・ユー!!』で野間文芸新人賞、09 年「ポトスライムの舟」で芥川賞、11 年『ワーカーズ・ダイジェスト』で織田作之助賞、13 年「給水塔と亀」で川端康成文学賞、16 年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、17 年『浮遊霊ブラジル』で紫式部文学賞、19 年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞、20 年「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(ポリー・バートン訳)でPEN /ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞。近著に『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『うどん陣営の受難』『うそコンシェルジュ』などがある。

レビュー

  • 本の中で、ねねに癒される

    分厚い本だけど、あっという間に読める。こんな視点でお話が進むのか、、と驚きと優しさに包まれる。

  • 内容も表紙も可愛くて良かった

    いいお話でした。また、紙も良い。

  • 優しさが詰まった名作

    まさかのまさか、ヨウムが主人公とは。 津村さんの作品は好きで、とくに『ディス・イズ・ザ・デイ』『つまらない住宅地のすべての家』『サキの忘れ物』など近作はほとんど読んでいますが、これは優しさが詰まった名作です。優しさは他の作品にも通底しますが、本書はそれをじっくり煮詰めて、さらに膨らませた感じ。

  • ネネ最高

    インコ・オウムのネネと関わりを持つ人たちの交流 ネネや人々も長い年月で関わり方、生活も変わっていきますが、ネネと一緒にいる時は 普段の喧騒・悩みを一旦リセット出来るような不思議な物語 作者の別の作品も何冊か読みましたが これは最高傑作かと思います。

  • しんどいが勝って途中で読むのを断念しました

    頑張って80ページほど読みましたが読了はあきらめました。 素敵なタイトルと不思議なネネの存在に惹かれて読み出したものの、出てくるまでがまぁ長い。 序盤は延々と続く幼い姉妹の苦労話。 80ページ読んでも正直この姉妹を好きになれるエピソードがほぼなくて二人の人生に興味が持てず、ネネとの絡みだけを楽しみになんとか読み進めたものの、出てきてからもメインは姉妹の不憫でつまらない話があくまで主体。 国語辞典くらい分厚いのですが原因は余分なエピソードや説明の多さだと思います。 一つ説明するのに本来1ページですむところを何ページもかけているみたいな印象。 とにかく読んでも面白くもなんともない説明部分が多すぎる。 律が子供のわりにちょっと変わった子なんだということは読み取れましたが、不憫な姉妹の苦労話を中和するためにもっと無邪気で子供かわいいなー!と思える感じじゃダメだったんですか?と、思ってしまいました。家庭環境のせいで大人びるのは分かるのですが、読んでてなんかずっと息苦しいです。 よくよく読めばきっと素敵な話なんだと思うんです。多くの人が評価してるので。 もっと挿絵があって、せめて1/4くらいの厚みなら頑張って最後まで読んだと思います。 最後まで読んで無いのに⭐︎1はつけられないので、素敵なことが起きそうなネネの存在への期待⭐︎5から序盤に興味を引き止めるものが足りなかったという点だけマイナスに反映して☆3にさせていただきました。

  • 読み進めるごとに、心はきれいになる。

    珠玉のハートフルストーリーが今ここに。 人を助けて助けられて。 地域で支え支えられて。 ここは安全な居場所。 音楽が奏でられる時。 人に親切にすることから始まる。 それは善意を持って接すること。 ああ、ヨウム(オウム)のネネとともに。 その40年をたどる。

  • すごく好きとは言い切れない、でもまた読みたい

    娘が小5のときに受けた模試で『水車小屋のネネ』の一節が出題されていて、それを読んだのがこの作品を知ったきっかけでした。内容がかなり重くて、「これを小5に読ませるのか」と衝撃を受けたのを覚えています。その後、本屋大賞に挙がっていたこともあって気になり、図書館で読みました。 読後の感想としては、正直「楽しかった」「面白かった」と気軽には言いにくい作品です。全体としてはかなり静かで、明るい話というよりは陰のある物語だと思います。なので、ものすごく好きな作品かと言われると少し違うのですが、それでもまた読みたいと思いました。かなり分厚い本なのに、仕事終わりの夕方から夜にかけて二晩で読めたので、読み進めさせる力はとても強かったです。 模試で読んだ場面は、作中でも特に重い部分だったようで、全体はむしろゆったりとした時間の流れる作品でした。章が変わるごとに10年が経っていく構成も印象的で、それが姉妹の年齢差と重なっているところに、この作品ならではの工夫を感じました。 そして、ネネというヨウムの存在がとても独特です。知能の高い実在の鳥らしいのですが、そのネネがいることで、作品全体に少し不思議でファンタジーめいた空気が生まれていた気がします。現実は重いのに、生々しさに寄りすぎない。その独特の読み味がこの作品の魅力なのだと思いました。

  • 手軽に綺麗な中古の本が購入出来て有難い

    綺麗な中古の本でした。一度図書館の本で読んで内容が良く 施設の母に購入。

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