天才と異才の日本科学史: 開国からノーベル賞まで、150年の軌跡
幕末から現代までの日本科学史を、研究者たちの情熱、失敗、友情から読み解く科学者列伝。物理学、医学、生命科学など幅広い分野を人物の歩みと時代背景から描く。
作品情報
後藤秀機『天才と異才の日本科学史 開国からノーベル賞まで、150年の軌跡』の受賞作情報と書誌状況を整理した作品紹介。
幕末から現代までの日本科学史を、研究者たちの情熱、失敗、友情から読み解く科学者列伝。物理学、医学、生命科学など幅広い分野を人物の歩みと時代背景から描く。 書誌識別子は、確認できた紙書籍の情報に限定し、掲載誌や応募原稿の識別子は採用していない。
レビュー要約
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作品の題材や筆致を評価する反応が中心で、受賞作としての位置づけと読後に残る主題性が注目されている。
書籍情報
- 出版社
- ミネルヴァ書房
- 発売日
- 2013-09-30
- ページ数
- 404ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.2 x 2.4 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784623066827
- ISBN-10
- 4623066827
- 価格
- 350 JPY
- カテゴリ
- 本/ノンフィクション
科学に魅せられた人々の情熱と涙、そして友情・・・多彩なエピソードで綴る、人物からよむ近現代日本科学史
元・帝京平成大学地域医療学部教授
レビュー
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科学について考えさせてくれる良書
身近な日本人科学者をベースにして、具体的なエピソードを載せた上で、読者にいろいろと問題意識を喚起させてくれる良書と思います。例えば、湯川秀樹とアインシュタインとの間に次の様なやり取りがあったことが紹介されています。 『プリンストン高等研究所に招かれた湯川夫婦は、到着早々にアインシュタインから「お邪魔したい」との連絡を受ける。『自己紹介と挨拶のあと、彼は怖いほどの硬い表情を作る。夫婦の手をにぎり、許しを乞うた。「私が原理を公表したために原爆が開発され、お国の広島と長崎で多くの市民を殺傷しました。私の責任はきわめて大きい。どうかどうか許してください。」彼の頬を涙が伝っていた。人類史上一番偉大な学者が、何度も詫びながら激しく泣いた。』 アインシュタインが少年の様に光の性質を追い掛けているなかで質量とエネルギーが等価であることを発見した時、この知識が人類を滅亡に追い込むほどの兵器になり得ることに気付いていたのでしょうか?気付いてはいたけれども黙っていたのか?天才と言えども問題が大き過ぎてそこまでは思い至らなかったのか?欲に勝てなかったのか?ニュートンの様に黙って仕事をすることが出来なかった、ということかも知れません。彼がアメリカに行ったのはドイツのエリート層がユダヤ人抹殺を目指していたからですが、時は20世紀という戦争の世紀の中盤、どこに行ったとしても「アインシュタインの夢」は爆弾に変えさせられる定めであったのかも知れません。 以上
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世界の中の日本人がどのように努力してきたのか評価されたのか。
内容は予想外にとても良かったです。海外の研究室に入って努力して成果を上げるには国籍も関係なくチームとしてどのような生き方を研究者たちはしたのか。日本でノーベル賞を受賞するまでの沢山の苦労と積み重ねがあったのだと言う事がよく分かりました。日本人はやはり素晴らしいです。
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面白かった!
内容もボリューミー。 読みやすく良かったと思います! 題名通りの感じでした。
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正確さ欠く?
期待して3分の1ほど読んだが、一部に事実誤認があるのではないか。
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日本にもそのように偉大な人々が輩出していたのか
日本人の科学者たちを裏と表からのエピソードを加えて紹介.元気が涌く書物の1つだ.
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事実関係の確認がいいかげん
ストーリーはおもしろく、読みやすい。しかし、肝心の事実関係の確認がかなりいいかげんだと思う。例えば「原爆の父」オッペンハイマーが広島を訪ねようとしたのを湯川秀樹が止めたというエピソードはガセ。オッペンハイマーが1960年に来日した際に広島を訪ねる予定はなかった。
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久しぶりに興味をひいた本
内容がおもしろく、久しぶりに一気に読んでしまいました。次代を担う科学者を育てたいものです。
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エピソードが多く楽しめる
幕末から現在に至るまで日本の科学者についてその業績を要領よくまとめたもの 最近のフクイチ事故をめぐる、科学者、技術者、行政官の対応を批判的に述べた最終章は とくに迫力があり、著者の学問での現場感の強さを思わせ、読者をぐいぐい引き込む エピソードやゴシップめいた話も多く、たとえば湯川博士の事績は、本人の自伝もあり よく知られていると思われるが、評者の全く知らない個人消息も多く書かれていて勉強になった。 厚い本であり通読するのは大変だが、好きなところから拾い読みして気楽に読み進むとよい。 そのうちゴトーワールドに引き込まれて繰り返し読むようになるだろう