作品情報
『キッドナップ・ツアー』は、家族を軸に人物と時代の手触りを描く作品です。
少女が別居中の父に連れ出され、ぎこちない旅の中で親子の距離を測り直す児童文学。軽やかな語りの奥に家族の痛みがあります。 受賞対象として評価された中心には、題材の明確さと、人物や社会を読み解く視点があります。
書籍情報
- 出版社
- 理論社
- 発売日
- 1998-07-01
- ページ数
- 275ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784652071632
- ISBN-10
- 4652071639
- 価格
- 119 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/日本文学研究
Amazonで森 絵都のカラフル。アマゾンならポイント還元本が多数。森 絵都作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またカラフルもアマゾン配送商品なら通常配送無料。
レビュー
-
四年生男子に読ませました。
子供があっという間に読んだくらいだから面白いんでしょう。 面白い、面白いと連発してました。
-
ちゃんと周りを見る、ちゃんと愛する
中学生向けの小説なのかな、読み口は軽くて、とても読みやすかった。 一度死んで漂っていた魂が、自殺した中学生の身体に入ってもう一度生きなおすという話。 その中学生は、母親の不倫を目撃してしまい、父親の利己主義を目の当たりにし、兄のいじめ、さらに憧れていた下級生も援助交際中・・と、どん底の状況だった。 主人公は、他人の身体を通して、生きるって何?親って何?友達って何?を知っていく。 ものごとの見かた次第で見えてくる世界も違って見える。 読後感がとてもよかった。 ちゃんと周りのひとを愛したくなる。
-
中1の娘が面白かったと言ってた
自分は読んでないけど、プレゼントした親としては満点でも良いかな?という程度の評価です。
-
クリスマスプレゼントに
中学生の娘へのクリスマスプレゼントとして購入。 ものすごく喜ばれた。 何度読み返しても面白いらしい。
-
おもしろい設定とリズムがあって、ステキな読後感
森絵都さんのおもしろさは怪しげな設定と登場人物の躍動感にあると思っています。 この小説では、抽選に当たって自殺少年の体にホームステイするというお笑いな設定になっています。 それでもそんな設定の中で、主人公の少年は微妙に軽〜いところから入って次第に悩んでいきます。 悩み自体は非常に難しいもので、暗いものです。それでも、おもしろい設定と躍動的な描写が生きていて、 楽しく読み進めながら、伝わってくるものを受け取ることができます。 これは他人の家の屋根に集団でのぼっちゃう『宇宙のみなしご』や絶倫な『いつかパラソルの下で』でも同じものを感じました。 登場人物たち―父、母、兄や唱子の微妙な立場の描写も生き生きしていて、人を見る幅が広がる気がします。 早乙女くんのような―影が薄い登場人物を作っているのも自然な感じがします。 主人公のように、それまで気づかなかった他人のよさに対する気づきの瞬間、っていっぱいあっていいはずで。 中学校の時にこの本を読んでいたらもっといろんな人と仲良くしたんだけどな、と思いました。大学も卒業寸前の この時期に出会っても、って。 読んでいて途中で読むのを止められなくなって、読み終わったらだれかに会いたくなってしまうような本でした。 主人公と似たような経験が多い私にとって、彼の独白はとてもシンクロするものがありました。 ほんの少しだけ生き方に影響を受けてしまうような、素晴らしい本でした。また何度も読み返してしまうような…。 正直、非常に不粋ながらも、この続きも気になってしまいます・・・。 特に、中高生の人に読んでもらいたいな、と思います。小学生にも、ひろかの話は微妙ですが、とってもお薦めで いんじゃないかな、と思います。 直木賞候補作の『いつかパラソルの下で』もよかったですが、やはり小中学生も読めるような、半児童文学的な作品を 書いていってほしいと思います。
-
カラフル 森絵都
一人の人間の死とそれにどうしても付随する人生の価値。 生きる事、他人と関わりあう事、死ぬ事。 それらが家族愛、友情、恋愛などに複雑に絡まりあっていき、苦悩するラッキーソウル。 文中によく出てくる"極彩色"という言葉こそが森さんがこの本を使って伝えたかった人生観及び哲学なのでしょう。 オチは途中で気づいてしまったのが残念でしたが、合間合間に出てくる森さんの表す色や、主人公小林真の心理変化の描写、天使のキャラは素敵です。 ただ、桑原ひろかがどうなったのかが気になるのが心残りです。
-
良作
読み進めやすく簡潔でサクッと読めました。 漫画に慣れてしまっている世代にも読みやすいのではないでしょうか。
-
きれいで中身も面白かったです。
書店さんもすぐに発送してくださり、最安の中古本でしたが、全く問題ありませんでした。息子も無事読書感想文を書き終えておりました。
関連する文学賞
- 路傍の石文学賞 第22回(2000年) ・受賞