日本の文学賞

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螢の河 (光人社名作戦記 9)

直木三十五賞

螢の河 (光人社名作戦記 9)

伊藤桂一

伊藤桂一の『螢の河』は、苛烈な戦場の日々のなかに友情と青春の名残を見つめる戦記文学である。死の気配に囲まれながらも、抒情を失わない語りが作品の芯になっている。

戦記文学友情青春抒情

作品情報

戦場を流れる小さな光が、失われていく青春を照らす。

直木賞受賞作で、光人社版は219ページ。後年には文庫版『螢の河 : 名作戦記』も刊行されている。

レビュー要約

  • 戦場の悲惨さを過度に煽らず、抑えた文章で若い兵士たちの感情を残す点が読まれている。

書籍情報

出版社
潮書房光人新社
発売日
2003-05-01
ページ数
219ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784769811091
ISBN-10
4769811098
価格
2748 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第46回(昭和36年度下半期) 直木賞受賞

レビュー

  • 軍馬の末路は?

    「蛍の河」 満州事変、日中戦争、アジア・太平洋戦争で使役された馬の数(馬匹)は、軍馬と現地徴用馬をあわせ百数十万頭(うち軍馬は七〇万頭)とされる。しかし、これらの消息を記した戦史・戦記は皆無である。 百数十万頭もの馬をどのように徴発し、どのように輸送し、飼養は、使役は、またその末路は。兵隊と同じように、戦闘死、病死、あるいは食用にでもしてしまったか、全き分からない。その貴重な体験の一端を記したのが伊藤圭一氏の本誌である。 戦争中(多分支那事変)を背景に、馬をあつかっている兵隊の馬に対する愛情を美しく、こまやかにえがいたものである。水上勉著「兵卒の鬣」、「馬よ花野に眠るべし」とあわせ、馬好きでなくとも、ぜひ読んでいただきたい一冊である。

  • 真実

    作者 伊藤 桂一氏の本は、2冊目ですが、読むたびに、戦争の真実を知らされるようにおもいます。

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