日本の文学賞

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みどパン協走曲

ちゅうでん児童文学賞

みどパン協走曲

島田三郎

受賞時の『照常寺のみどパン小僧』は、刊行時に『みどパン協走曲』へ改題された児童文学である。小学五年生の瞬平太が、視力を失った少年拓斗と出会い、ロードレースの伴走を通じて互いに変わっていく。

児童文学伴走視覚障害友情成長

作品情報

伴走することが、少年たちの距離と心を少しずつ変えていく。

島田三郎名義で受賞し、黒田六彦名義で『みどパン協走曲』として刊行。書店ページで改題刊行、ISBN-10/ISBN-13、ページ数を確認した。

レビュー要約

  • 重い題材を扱いながら、主人公の明るさと家族のやりとりによって読みやすさを保っている点が支持されている。伴走を通じて少年たちが近づく過程に爽やかな読後感がある。

書籍情報

出版社
ビーエル出版
発売日
2007-01-01
ページ数
197ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784776402121
ISBN-10
4776402122
価格
1540 JPY
カテゴリ
本/絵本・児童書/読み物/童話・文学

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レビュー

  • 重いテーマを扱った本ですが、笑いあり涙ありで、エンターテインメントとしても楽しめました

    主人公は小学校の5年生の男の子ですが、物語の中で主人公は「障害」「虐待」「死」「暴力」などのこの世のさまざまな不合理にぶつかります。 確かに小学校5年生というと、知的な発達に伴って、これまで見えなかった世の中の不合理というものが見えてきて、そのようなものを自分の心の中に自分なりの収めるということが大切な時期なのかも・・・と本書を読んで感じました。 また、この物語において、そうした課題を乗り越えるのに大きな役割を果たしているのは家族(中でも父親)です。父親は僧侶というちょっと特殊な職業(身分?)なのですが、仏教の専門用語を使って世の不合理を語るのではなく、自分の言葉で父親自身が世の不合理とどう折り合いをつけようとしているのか真面目に息子に語ろうとしているところが印象的でしたし、こうした態度に支えられて息子もこの困難な課題に立ち向かおうとしているように見えました。 私はカウンセラーであり、一児の父であるわけですが、子どもがこうした課題に直面した時、安易に自分が持っている専門用語に頼るのではなく、自分が腑に落ちると感じる言葉で子どもに向かい合う必要性について考えさせられました。 重いテーマを扱った本ですが、ずっと暗い雰囲気で話が進むわけではなく、笑いあり涙ありで、エンターテインメントとしても楽しめましたし、小学校高学年~大人まで楽しめる内容になっていると思います。

  • 良書です

    家族について、視覚障害について、子供目線でお説教くさくなく書かれている心に響く作品です。 四年生以上向けかな。

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