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黄金詩篇: 詩集 (思潮ライブラリー・名著名詩選)

高見順賞

黄金詩篇: 詩集 (思潮ライブラリー・名著名詩選)

吉増剛造

吉増剛造の詩集。疾走する言葉、都市、身体、時代の熱を重ね、現代詩のエネルギーを強く刻み込んだ作品。

現代詩都市身体速度反乱

作品情報

詩と革命の時代の熱を、跳躍する言葉で刻みつける代表的詩集です。

一九七〇年に思潮社から刊行された詩集で、のちに思潮ライブラリーとして復刊された。詩と社会の緊張を鋭い言語感覚で貫く。

レビュー要約

  • 時代の熱量と言葉の疾走感が高く評価される。読む側にも強い集中を求めるが、その密度が作品の魅力になっている。

書籍情報

出版社
思潮社
発売日
2008-07-01
ページ数
225ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784783730613
ISBN-10
478373061X
価格
15800 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

付属資料:資料集(16P)

レビュー

  • 言葉のフリージャズ

    たった今、手許に届いたこの「黄金詩篇」のなかの数行の詩文を読んで思ったことは、 これはなんという言葉のサイクロン! なんという言葉の乱舞だろう! これは詩篇である以上、当然文学というジャンルに分類されるのだろうが、あまりにも過剰な精神の爆発を垣間見るような思いがして、ページをめくる両手が震えるような恐怖を感じた。 詩人のイマジネーションは際限なく続いていくようだ。 到底太刀打ち出来ない。 吉増氏は世界終末に出現する神が怪物神であることを予感している。 この詩篇を何にたとえれば良いだろう? これは、フリージャズだ。 音楽にたとえるならば、明らかに言葉のフリージャズなのだ。 内容は難解極まりない。 しかし、じっと一行一行詩文を読んでゆくと、そのまばゆいばかりの黄金詩篇の激しいパトスに次第に中毒を起こして、病みつきになりそうだ。 そう、吉増氏の詩篇にはかなりの中毒性があるのだ。 今宵はこの黄金詩篇を胸に搔き抱いて、安らかに眠ろうと思うが、 果たして僕の高鳴る心臓の鼓動が眠りを引き裂くような妖しい予感に、僕のなかにも当然あるはずの「詩魂」が妖魔となって跳梁跋扈して火花を散らし眠れそうにない。

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