日本の文学賞

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高見順賞

たかみじゅんしょう

毎年優れた詩人に贈られる文学賞

創設年
1971
主催
公益財団法人 高見順文学振興会
カテゴリー
詩・現代詩
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
1月頃
賞のステータス
終了

説明

高見順賞は、公益財団法人高見順文学振興会が主催し、毎年12月1日から翌年11月30日までに刊行された詩作品を対象に選考を行い、翌年1月に発表される文学賞である。全50回で終了した。

選考情報

選考プロセス

選考委員会
審査員 天沢退二郎、高橋睦郎、小池昌代、伊藤比呂美、松浦寿輝(2018年度)
発表 毎年1月に発表

公式情報

http://www016.upp.so-net.ne.jp/takami/

過去の受賞者

江代充 えだい みつる 受賞

詩集『切抜帳』は、記憶の断片や日常の言葉を切り抜くように配置し、時間の層を浮かび上がらせる。

切抜帳は、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。

117ページ
記憶断片時間言葉
詩人
時里二郎 ときさと じろう 受賞

用済みとなった人形やアンドロイドが余生を送る島をめぐり、過去と未来、身体と言葉、記憶と声が幾層にも折り重なる詩集。島という場を、言語の生成と変容をたどる地誌として描き出す。

見えない島の気配をたどりながら、詩は言葉がほどけ、また結び直される場所へ読者を導く。

139ページ
アンドロイド言語の地誌記憶変容
詩人
貞久秀紀 さだひさ ひでき 受賞

見えるものを通じて、見えないものの輪郭へ近づこうとする詩集。写生の試みを核に、風景や光景が別の可能性を帯びる瞬間を追う。

見えるものを通じて、見えないものの輪郭へ近づこうとする詩集。

105ページ
現代詩写生知覚
詩人
齋藤恵美子 さいとう えみこ 受賞

詩集『空閑風景』は、部屋や風景、身体の感覚を静かに重ねる作品集。余白の多い言葉で、世界との距離を測る。

空閑風景は、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。

102ページ
風景余白身体感覚現代詩
詩人
財部鳥子 たからべ とりこ 受賞
氷菓とカンタータ

『氷菓とカンタータ』は、財部鳥子による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。

『氷菓とカンタータ』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

文学人生記憶
詩人
川口晴美 かわぐち はるみ 受賞
Tiger is here.

『Tiger is here.』は、川口晴美による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。

『Tiger is here.』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

文学人生記憶
詩人
杉本真維子 すぎもと まいこ 受賞
裾花

「裾花」は、杉本真維子による高見順賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。

杉本真維子の「裾花」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

受賞作人物の選択社会と記憶
詩人
吉田文憲 よしだ ふみのり 受賞

吉田文憲の詩集。生まれること、存在の始まり、言葉の生成を静かな緊張の中で見つめる。

生誕は、受賞記録と書誌確認から輪郭を整理できる吉田文憲の作品である。

115ページ
生と詩受賞作書誌確認
詩人
川上未映子 かわかみ みえこ 受賞

『水瓶』は、川上 未映子による受賞作で、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。

2013年の受賞作として記録される『水瓶』の書誌と作品概要。

173ページ
受賞作受賞作2013年
詩人
辺見庸 へんみ よう 受賞
眼の海

『眼の海』は、辺見庸による受賞作です。Amazon JP 検索、NDL 検索、関連出版社情報を確認対象としましたが、受賞作そのものを収録した単行本・文庫の ISBN は確認できませんでした。掲載誌・記事レコードの識別子は流用していません。

辺見庸の受賞作として記録される『眼の海』。

受賞作文学著者の関心
詩人
金時鐘 きむ しじょん 受賞

『失くした季節』は金 時鐘による作品で、2011-1 の受賞・候補記録に残る一冊です。書籍として刊行されたレコードを確認でき、作品単位の書誌情報として扱えます。

金 時鐘の『失くした季節』は、受賞記録に残る作品として作品単位で整理した。

496ページ
詩歌言葉記憶
詩人
岡井隆 おかい たかし 受賞

注解という行為そのものを詩の方法に引き寄せ、古典・文学・記憶を横断する詩集。余白に書き込まれる声や疑いを、知的な詩の運動として立ち上げる。

ページの余白から、注解の声が詩として動き出す。

110ページ
批評
岸田将幸 きしだ まさゆき 受賞

孤独と断絶を、鋭い言葉の角度から見つめる詩集。小さな語の配置を通じて、存在の輪郭と世界との距離を測る。

孤絶の角に立つ言葉が、世界との距離を測り直す。

79ページ
喪失
高貝弘也 たかがい ひろや 受賞

『子葉声韻』は高貝弘也の詩集。植物の初発を思わせる題名のもと、声と言葉の響きを精密に組み上げる。

芽生えの気配と声の響きが、詩の行の中で静かに絡み合う。

現代詩生成
北川透 きたがわ とおる 受賞

「溶ける、目覚まし時計」は、言葉の響きと余白を通して、身体感覚、記憶、時間の揺らぎを掘り下げる詩歌作品。日常の断片が、内面の深い動きへと結びつく。

「溶ける、目覚まし時計」は、言葉の響きと余白を通して、身体感覚、記憶、時間の揺らぎを掘り下げる詩歌作品。

143ページ
詩歌記憶時間身体
稲川方人 いながわ かたひと 受賞

「聖-歌章」は、言葉の響きと余白を通して、身体感覚、記憶、時間の揺らぎを掘り下げる詩歌作品。日常の断片が、内面の深い動きへと結びつく。

「聖-歌章」は、言葉の響きと余白を通して、身体感覚、記憶、時間の揺らぎを掘り下げる詩歌作品。

121ページ
詩歌記憶時間身体
岬多可子 みさき たかこ 受賞

病院の周辺という場所から、身体、記憶、痛み、風景が結びつく詩集です。三角みづ紀の切実で感覚的な言葉が、日常と生死の境目にある気配をすくい上げます。

病院の周辺にある風景から、生きる身体の痛みと光が立ち上がります。

103ページ
現代詩身体感覚生と死
伊藤比呂美 いとう ひろみ 受賞
河原荒草

『河原荒草』は、伊藤比呂美による作品で、2006年の高見順賞で受賞に選ばれた。

高見順賞で評価された伊藤比呂美の作品。

高見順賞受賞
相澤啓三 あいざわ けいぞう 受賞
マンゴー幻想

相沢啓三の詩集。南国の果実を思わせる濃い感覚と幻想性を通して、日常の奥に潜む記憶や身体感覚を詩へ変える。

熟れた果実のような幻想が、記憶の深部へ読者を誘う。

現代詩幻想身体感覚
建畠晢 たてはた あきら 受賞

建畠晢の詩集。冷えた感覚と鋭いイメージで、存在の孤独や言葉の輪郭を探る。美術批評家としての視線も感じさせる、構築的な現代詩集。

零度の感覚の中で、犬の影のように言葉が立ち上がる。

98ページ
現代詩孤独イメージ美術的感性
中上哲夫 なかがみ てつお 受賞

日常のうまくいかなさや身体感覚を、エルヴィスの死の記憶と重ねる詩集。軽さと切なさを併せ持つ語り口で、生活の中の違和感を詩へ変える。

『エルヴィスが死んだ日の夜』は、中上哲夫による作品の核を、読者に届く物語や思考として結晶させた一作である。

85ページ
日常音楽喪失感
藤井貞和 ふじい さだかず 受賞

『ことばのつえ、ことばのつえ』は、藤井貞和の詩集です。現世に「うた」を迎え入れるような呼びかけのやわらかさと、日本語の弱さや深さを通して世界の速度を描く視線が重なっています。

弱く深い日本語の詩が、世界の速度へ向かって差し出される。

105ページ
現代詩日本語うた呼びかけ
鈴木志郎康 すずき しろうやす 受賞
胡桃ポインタ

現代詩集。1996年から2001年にかけて制作・発表された詩をまとめ、身体感覚と日常語のずれを通して、世界を指し示す言葉そのものの手触りを探る。

胡桃ポインタは、鈴木志郎康の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。

現代詩身体感覚日常語言葉の実験
阿部日奈子 あべ ひなこ 受賞

海へ向かう日を思わせる題名のもと、女性たちの関係、記憶、ゆるしを精密な言葉で組み立てた詩集。外国文学や美術の気配を帯びながら、感情を直接吐露せず、言葉の配置で揺れを生む。

海曜日の女たちは、阿部日奈子の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。

120ページ
女性たち記憶関係性
田口犬男 たぐち いぬお 受賞

歴史と寓意を横断する人物像を詩の言葉で立ち上げる詩集。軍事的な響きをもつ題名の奥で、権力、身体、言葉のずれを鋭く浮かび上がらせる。

『モー将軍』は、田口犬男の作風が凝縮された受賞作。

93ページ
寓意権力身体歴史
小池昌代 こいけ まさよ 受賞
もっとも官能的な部屋

『もっとも官能的な部屋』は、2000年の受賞対象となった文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

『もっとも官能的な部屋』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む文学作品です。

文学人間関係時代
詩人
野村喜和夫 のむら きわお 受賞
風の配分

『風の配分』は、2000年の受賞対象となった文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

『風の配分』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む文学作品です。

文学人間関係時代
詩人
塔和子 とう わこ 受賞
記憶の川で

『記憶の川で』は、高見順賞の受賞作で、詩の言葉によって記憶、時間、身体感覚を掘り下げる詩集です。

『記憶の川で』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

受賞作文学賞人間描写
詩人
荒川洋治 あらかわ ようじ 受賞
渡世

『渡世』は、荒川洋治による作品。1998年のtakami jun awardで受賞対象となった。

詩人
白石かずこ しらいし かずこ 受賞

白石かずこ『現れるものたちをして』は、高見順賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

『現れるものたちをして』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

103ページ
人生記憶時代
詩人
瀬尾育生 せお いくお 受賞
DEEP PURPLE

『DEEP PURPLE』は、瀬尾育生による文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。

『DEEP PURPLE』は、瀬尾育生の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。

人間関係記憶時代の空気
詩人
井坂洋子 いさか ようこ 受賞
地上がまんべんなく明るんで

日常の地上が少しずつ明るんでいく感覚を、詩の言葉で捉える作品。生活の細部と身体感覚を通して、世界の見え方が変わる瞬間を描く。

日常の地上が少しずつ明るんでいく感覚を、詩の言葉で捉える作品。

日常身体感覚
詩人
吉田加南子 よしだ かなこ 受賞

『定本-闇』は、吉田加南子による作品で、高見順賞の受賞作です。思潮社、1993.10の刊行情報が確認でき、作品の中心には登場人物の切実な経験や時代の空気が置かれています。

高見順賞で評価された、吉田加南子の作品です。

229ページ
文学賞受賞作人物描写時代と記憶
詩人
辻井喬 つじい たかし 受賞

『群青、わが黙示』は、戦後社会と個人の記憶を青のイメージに沈めながら、歴史への応答を長い呼吸で組み上げる詩集。思想と感覚を切り離さず、沈黙の奥に残る声をすくい上げる。

青の深みに沈む記憶から、時代と個人の黙示が立ち上がる。

156ページ
戦後の記憶歴史への応答詩と思想
詩人
新井豊美 あらい とよみ 受賞
夜のくだもの

『夜のくだもの』は、死者の場所とこの世へ戻る言葉のリズムをめぐる詩集。夜、身体、祈り、土地の感触がやわらかく交差し、不安や痛みを感覚の深部で受け止める。

夜の奥から届く歌のように、失われたものの気配が言葉へ戻ってくる。

死者へのまなざし身体感覚祈りと夜
詩人
佐々木幹郎 ささき みきお 受賞
蜂蜜採り

佐々木幹郎の詩集。蜂蜜を採る行為の触覚や自然の濃さを手がかりに、身体、記憶、土地の気配が交差する詩の場を開く。

甘さの奥にある自然の荒さまで、言葉がゆっくりすくい取る。

79ページ
自然身体感覚記憶
詩人

『脱けがら狩り』は、小長谷清実の詩集。失われたもの、残された殻、身体の感覚をめぐり、日常の手触りと不穏な内面を重ねる。

脱けがらを拾う行為が、失われた時間と身体の記憶を呼び戻す。

113ページ
現代詩喪失身体感覚日常
詩人
辻征夫 受賞

『ヴェルレーヌの余白に』は、辻征夫の詩集。ユーモアと痛ましさを同居させる平明な語り口で、余白にしか書き込めない孤独と抒情を描く。

ヴェルレーヌの余白に寄り添いながら、孤独な抒情が静かに歩き出す。

80ページ
現代詩抒情ヴェルレーヌ孤独
詩人
岩成達也 いわなり たつや 受賞

『フレベヴリィ・ヒツポポウタムスの唄』は、岩成達也による詩集。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

岩成達也の『フレベヴリィ・ヒツポポウタムスの唄』は、受賞歴とともに読み継がれる詩集。

106ページ
詩集文学賞受賞作日本文学
阿部岩夫 あべ いわお 受賞
ベーゲェット氏

『ベーゲェット氏』は、阿部岩夫による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『ベーゲェット氏』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作文学作品記憶時代
高柳誠 たかやなぎ まこと 受賞
都市の肖像

『都市の肖像』は、高柳誠による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『都市の肖像』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作文学作品記憶時代
高橋睦郎 たかはし むつろう 受賞
兎の庭

兎の庭は、高橋睦郎の言葉の呼吸と感覚のきめ細かさが前面に出る詩歌作品。日常の気配や記憶を凝縮し、短い表現の中に時間の厚みを宿す。

兎の庭は、高橋睦郎の言葉の呼吸と感覚のきめ細かさが前面に出る詩歌作品。

101ページ
詩歌記憶言葉日常
松浦寿輝 まつうら としき 受賞
冬の本

冬の本は、松浦寿輝の言葉の呼吸と感覚のきめ細かさが前面に出る詩歌作品。日常の気配や記憶を凝縮し、短い表現の中に時間の厚みを宿す。

冬の本は、松浦寿輝の言葉の呼吸と感覚のきめ細かさが前面に出る詩歌作品。

169ページ
詩歌記憶言葉日常
川崎洋 かわさき よう 受賞
ビスケットの空カン

『ビスケットの空カン』は、川崎洋による詩歌作品で、高見順賞の受賞作です。

『ビスケットの空カン』は、川崎洋の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

43ページ
詩歌言葉抒情
新藤凉子 しんどう りょうこ 受賞
薔薇ふみ

新藤凉子の第三詩集。近しい人の死を契機に、生と死が一直線につながる感覚を見つめ、個人的な記憶と喪失を濃密な詩語へ移した作品である。

喪失の記憶から、生と死の道筋をたどる詩集。

詩集喪失生と死記憶
岡田隆彦 おかだ たかひこ 受賞
時に岸なし

岡田隆彦の第十詩集。アルコール依存からの回復へ向かう自己の過程を軸に、現実の行動と詩句が互いを促すように組み上げられた長篇詩的な一冊である。

回復へ向かう自己の時間を、連続する詩の流れとして刻む。

163ページ
詩集回復自己時間
天沢退二郎 あまさわ たいじろう 受賞
〈地獄〉にて

詩集として、現実の奥に開く異界を凝視し、言葉の響きと思想性を重ねながら内面の暗部へ降りていく作品。高見順賞の対象となった一冊で、戦後詩の実験性と精神的な緊張を伝える。

『〈地獄〉にて』は、天沢退二郎の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。

地獄表象内面の暗部戦後詩
三好豊一郎 みよし とよいちろう 受賞
夏の淵

『夏の淵』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

『夏の淵』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

受賞作品人間関係時代性記憶社会
入沢康夫 いりさわ やすお 受賞
死者たちの群がる風景

死者たちの気配が風景の中に重なり、記憶と現在が交錯する詩集。静謐な言葉の奥に、歴史と個人の喪失が広がっている。

死者たちの群がる風景は、詩を軸に人間の感情と時代の気配を描く作品です。

死者の記憶風景
鷲巣繁男 わしず しげお 受賞
行為の歌

『行為の歌』は、鷲巣繁男による作品で、1982年前後の文学賞で評価された一作。題名が示す情景や主題を軸に、作者の関心と時代の空気を反映した作品として読むことができる。

鷲巣繁男の『行為の歌』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。

275ページ
文学賞受賞作1980年代文学作者の主題意識
安藤元雄 あんどう もとお 受賞
水の中の歳月

『水の中の歳月』は、安藤元雄の詩集。水の感覚、時間の沈み込み、記憶の揺らぎを軸に、日常の風景と内面の沈黙が重なり合う。抑制された言葉で、過ぎ去る時間の質感を静かに浮かび上がらせる。

水の中に沈む時間が、記憶の輪郭をゆっくり揺らす。

現代詩時間記憶沈黙
渋沢孝輔 しぶさわ こうすけ 受賞
廻廊

渋沢孝輔による詩集。フランス文学研究と現代詩の思考を背景に、硬質な言語感覚と抽象的なイメージを重ね、内面と世界の奥行きを廻廊のようにたどる。

硬質な言葉が、記憶と意識の奥へ折り返していく詩集。

111ページ
現代詩言語記憶抽象フランス文学
長谷川龍生 はせがわ りゅうせい 受賞
詩的生活

『詩的生活』は、長谷川龍生による文学作品で、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。

長谷川龍生の視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。

時代の記憶人間観察社会と個人
粒来哲蔵 つぶらい てつぞう 受賞
望楼

詩集『望楼』は、島や海辺の生活感覚を背景に、遠くを見渡す視線と身近な身体感覚を重ねる作品集です。風景へのまなざしが、孤独や時間の厚みを静かに照らします。

遠くを見晴らす場所から、生活と時間の深みが立ち上がります。

142ページ
風景孤独
吉岡実 よしおか みのる 受賞
サフラン摘み

吉岡実の詩集。サフランという色と香りを帯びた素材を手がかりに、精密なイメージと異国的な感覚を組み合わせ、現実を変容させる詩的世界を築く。

サフランの色と香りが、硬質な言葉の中で異国の幻をひらく。

現代詩イメージ異国性変容
谷川俊太郎 たにかわ しゅんたろう 受賞

『定義』は、谷川俊太郎が言葉の意味をずらし、問い直すことで、日常語の背後にある感覚や世界認識を開く詩集である。短い詩行の中で、説明ではなく思考そのものの運動を読ませる。

言葉を定めるのではなく、定義する行為そのものを揺さぶる詩集。

73ページ
言葉定義現代詩思考
飯島耕一 いいじま こういち 受賞
ゴヤのファースト・ネームは

ゴヤの名を手がかりに、絵画・歴史・個人の感覚を交差させる飯島耕一の詩集。高見順賞の受賞作として、戦後詩の知的で美術的な広がりを示す。

画家の名から、詩の視線が歴史と感覚の奥へ伸びていく。

詩集美術歴史戦後詩
吉原幸子 よしはら さちこ 受賞
オンディーヌ/昼顔

『オンディーヌ/昼顔』は、吉原幸子による文学作品。1974年の受賞作として、題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が評価された。

オンディーヌ/昼顔は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。

人間心理時代性土地
中江俊夫 なかえ としお 受賞
語彙集

『語彙集』は、中江俊夫による文学作品。1973年の受賞作として、題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が評価された。

語彙集は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。

人間心理時代性土地
粕谷栄市 かすや えいいち 受賞
世界の構造

『世界の構造』は、粕谷栄市による作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。

『世界の構造』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。

1ページ
受賞作作品昭和期の文学作者の視点
三木卓 みき たく 受賞
わがキディ・ランド

三木卓の詩集。幼年期や記憶、遊びの感覚を詩の言葉へ移し、のちに小説家としても活躍する著者の詩的世界を示す。

子どもの国のような記憶と感覚を、詩の言葉で呼び戻す作品です。

幼年記憶遊び現代詩
吉増剛造 よします ごうぞう 受賞

吉増剛造の詩集。疾走する言葉、都市、身体、時代の熱を重ね、現代詩のエネルギーを強く刻み込んだ作品。

詩と革命の時代の熱を、跳躍する言葉で刻みつける代表的詩集です。

225ページ
現代詩都市身体速度反乱