日本の文学賞

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吉増 剛造

よします ごうぞう

Yoshimasu Gōzō

プロフィール

性別
男性
生誕
1939-02-22 (東京府阿佐ヶ谷(現・杉並区))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
阿佐ヶ谷(出生地) → 福生市(育った場所) → 東京

経歴

職業
詩人, 写真表現者, 朗読パフォーマー, 大学客員教授
活動期間
1964年〜2025年
所属
城西国際大学(客員教授), 早稲田大学(講義担当), サンパウロ大学(客員教授)
所属団体
日本藝術院会員
影響を受けた人物
吉本隆明
影響を与えた人物
野村喜和夫, 岸田将幸, 古川日出男, 堀込高樹, 朝吹真理子

学歴

慶應義塾大学
文学部 / 国文科
期間: 1957-1963
卒業年: 1963
国: 日本
卒論は松尾芭蕉論

受賞歴

高見順賞
1970
対象作品: 黄金詩篇
結果: winner
藤村記念歴程賞
1979
対象作品: 熱風 a thousand steps
結果: winner
現代詩花椿賞
1984
対象作品: オシリス、石ノ神
結果: winner
詩歌文学館賞
1990
対象作品: 螺旋歌
主催: 詩歌文学館
結果: winner
芸術選奨文部科学大臣賞
1998
対象作品: 「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」
主催: 文化庁等
結果: winner
紫綬褒章
2003
主催: 日本政府
結果: recipient
毎日芸術賞
2009
対象作品: 表紙
主催: 毎日新聞社
結果: winner
旭日小綬章
2013
主催: 日本政府
結果: recipient
文化功労者
2013
主催: 文部科学省
結果: honoree
日本藝術院賞・恩賜賞
2015
主催: 日本藝術院
結果: winner
文化庁メディア芸術祭(展示部門)
2017
対象作品: 吉増剛造展「火ノ刺繍 -『石狩シーツ』の先へ」
主催: 文化庁
結果: winner

受賞・候補エディション

高見順賞 1回登壇
  1. 受賞作: 黄金詩篇

    吉増剛造の詩集。疾走する言葉、都市、身体、時代の熱を重ね、現代詩のエネルギーを強く刻み込んだ作品。

    詩と革命の時代の熱を、跳躍する言葉で刻みつける代表的詩集です。

    225ページ
    現代詩都市身体速度反乱
  1. 受賞作: 熱風 a thousand steps

    『熱風 a thousand steps』は、吉増剛造が詩集の形式で人物の感情や時代の気配を描いた作品です。受賞歴からも、題材の扱いと文体の緊張感が同時代の読者に強い印象を残したことがうかがえます。

    『熱風 a thousand steps』は、詩集の枠組みの中で、詩と身体感覚を印象的に浮かび上がらせる作品です。

    身体感覚言葉
現代詩花椿賞 1回登壇
  1. 受賞作: オシリス、石ノ神

    『オシリス、石ノ神』は吉増剛造による詩集。思潮社から刊行された詩集。石と神話的な像をめぐる濃密な言葉の連なりが、声、身体、記憶を交差させる。

    『オシリス、石ノ神』は、吉増剛造の表現の特徴を示す受賞作である。

    81ページ
    現代詩神話的イメージ身体性
詩歌文学館賞 1回登壇
  1. 受賞作: 螺旋歌

    『螺旋歌』は、吉増剛造による作品。声、文字、身体の運動が渦を巻くように進む詩的実験。反復と跳躍を重ね、読む行為そのものを作品の体験へ変えていく。

    『螺旋歌』は、吉増剛造の表現の核がよく表れた一作である。

    受賞作文学表現記憶と関係
  1. 受賞作: 雪の島あるいはエミリーの幽霊

    『雪の島あるいはエミリーの幽霊』は、1999年の受賞対象となった芸術分野の作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

    『雪の島あるいはエミリーの幽霊』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む芸術分野の作品です。

    芸術表現創作

作品

代表作

出発

1964年 詩集

初期詩集。慶應在学中の試作を含む。

出発自我の探求言語実験

黄金詩篇

1970年 詩集

高い評価を受けた代表作の一つ。連打される感嘆符など初期の疾走的文体を示す。

情熱実験詩身体性

オシリス、石ノ神

1984年 詩集

中期の重要作。詩の構造でポリフォニーを志向する作品。

神話記憶ポリフォニー

螺旋歌

1990年 詩集

複層的なリズムと構造を持つ中期以降の代表作の一つ。

循環時間声の詩

表紙 omote‐gami

2008年 詩集

後期の主要詩集の一つ。受賞歴(毎日芸術賞)もある。

紙と表現記憶の層

怪物君

2016年 詩集

近年の詩集。独特の語りとイメージで構成される長編的作品。

怪物性身体語り

The Other Voice

2002年 詩集(英語題名)

英語題名のついた作品集。翻訳・国際発表も意識した構成。

異声翻訳可能性

全著作

  • 出発(1964)
  • 黄金詩篇(1970)
  • 頭脳の塔(1971)
  • 王國(1973)
  • 熱風 a thousand steps(1979)
  • オシリス、石ノ神(1984)
  • 螺旋歌(1990)
  • 「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」(1998)
  • 表紙 omote‐gami(2008)
  • 怪物君(2016)

翻案

  • 幻を見るひと(ドキュメンタリー映画、2018)
  • あじさいならい(1985、出演)

作品の翻訳

  • The Other Voice(英題、2002)

作風・主題

文体
ポリフォニー的構造読点やリーダーの多用実験的な言語操作朗読を意識した声の詩
頻出モチーフ
記憶自然・風景身体神話的イメージ

評価・遺産

戦後日本の先鋭的詩人の一人として評価され、朗読パフォーマンスや写真・オブジェなど領域横断的な表現で影響を与えた。国内外で講演・朗読を行い、多数の受賞と展覧会を持つ。

記念館・博物館

  • 東京国立近代美術館(展覧会『声ノマ』 2016) 東京都千代田区 2016年開館
  • 北海道立文学館(吉増剛造関連展 2008) 北海道 2008年開館

関連学会

  • 三田文学(関与)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(資料所蔵)

大衆文化への影響

  • 朗読ライブや国際フェスティバルでのパフォーマンスが話題となる
  • 若林奮などとの共同制作によるオブジェ展示

引用

  • 日本でプロフェッショナルだと言える詩人が三人いる。それは田村隆一、谷川俊太郎、吉増剛造だ。
    出典: 吉本隆明(図書新聞 1997年) (1997年)

豆知識

  • 妻はブラジル生まれの歌手マリリアである。
  • 詩の朗読パフォーマンスの先駆者として知られる。