日本の文学賞

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名づけ得ぬ馬

小野十三郎賞

名づけ得ぬ馬

颯木あやこ

祈りと痛みを起点に、言葉を愛と豊饒へ変えていく第4詩集。身体感覚を越える苦しみを抱えながら、詩が飛翔していく瞬間を捉える。

祈り痛み身体感覚詩集

作品情報

痛みは、祈りへ、そして愛へと変わる。

2021年に思潮社から刊行された颯木あやこの第4詩集。『天の魚』などを含む詩篇で、祈りや痛みをめぐる感覚を、いのちの際から豊饒へ向かう言葉として立ち上げる。

レビュー要約

  • 阿部公彦は、この詩集を高く跳ね上がるような作品として受け取り、痛みを言葉の運動へ変えていく力に注目している。

書籍情報

出版社
思潮社
発売日
2021-04-23
ページ数
112ページ
言語
日本語
サイズ
14.8 x 1.3 x 21 cm
ISBN-13
9784783737445
ISBN-10
4783737444
価格
2640 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/詩歌/詩集/現代詩

祈りがつづいている世界、美しいと思うかい? それとも、祈りというものはいつか終わるべき歌だ、そう考えるかい? (「天の魚」) 「痛みは身体的痛覚ではなく、詩にあるときはむしろ、五感を超えた次元で生起する、抗いがたい生からの呼びかけとして描かれる。(…)詩人の役割は、痛みを表現することではない。それを変容させること、痛みを祈りに、そしてついには愛へと変貌させることである」(若松英輔)。五感を超えた次元で生起する痛みを引き受け、いのちの際から豊饒へ――言葉が飛翔する第4詩集。

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