日本の文学賞

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小野十三郎賞

おのとおざぶろうしょう

優れた詩集または詩評論書に贈られる文学賞。

詩集詩評論書
創設年
1999
主催
一般社団法人大阪文学協会(小野十三郎賞実行委員会)・朝日新聞社
カテゴリー
詩・現代詩
選考方式
公募
受賞対象
不問
開催頻度
年1回
締切時期
7月頃
発表時期
9月頃
賞のステータス
活動中

説明

大阪文学学校の校長を務めた小野十三郎の詩業を記念し、詩や詩評論の創造的な書き手を奨励することを目的に、1999年に創設された。一般社団法人大阪文学協会〈小野十三郎賞実行委員会〉主催、朝日新聞社共催。2019年の第21回から、詩集と詩評論書の二部門に分けて選考している。

関連の賞

  • 大阪文学学校

公式情報

https://www.osaka-bungaku.or.jp/

過去の受賞者

和田まさ子 わだ まさこ 受賞
途中の話
安智史 やす ともふみ 受賞
萩原朔太郎と詩的言語の近代:江戸川乱歩、丸山薫、中原中也、四季派、民衆詩派など
江口節 えぐち せつ 受賞
水差しの水

日常語を豊かに使いながら、生と死、時間の流れを静かに見つめる詩集。ひとつひとつの詩が、長い物語のような厚みを持って連なる。

日々の言葉が、長い時間のかたちになる。

120ページ
詩集生と死日常語時間記憶
青木由弥子 あおき ゆみこ 特別奨励賞

伊東静雄の戦時下の詩を、時代との照応のなかで読み直す評論。抒情詩と戦時体制の緊張をたどりながら、見落とされがちな詩篇の輪郭を浮かび上がらせる。

戦時下の抒情を、あらためて読み直す。

404ページ
伊東静雄戦時下抒情詩論近代詩
新井啓子 あらい けいこ 受賞

前橋と島根を往還する記憶の気配をたどりながら、土地に残る声や喪失を静かに掬い上げる詩集。日常語の運びに、やわらかな熱が通っている。

土地の記憶が、ひとつずつ詩になる。

88ページ
詩集土地の記憶日常語喪失前橋島根
宮内喜美子 みやうち きみこ 特別奨励賞

菅原克己の詩と生涯を手がかりに、島で暮らしながら言葉と記憶をたどる詩評論書。身近な日常と戦後詩の往復から、読み手を静かな思索へ誘う。

「菅原克己からの宿題」とともに歩む、詩と記憶の読書案内。

107ページ
詩評論菅原克己記憶戦後詩
冨岡悦子 とみおか えつこ 受賞

日常と事件の境界を往復しながら、暴力にさらされた声を見つめ直す詩集。希望や悲しみを単純に整理せず、時代の痛みをそのまま詩の緊張へと変えている。

暴力のまわりにある日常を、詩で見つめ直す。

71ページ
詩集暴力日常記憶社会
青木由弥子 あおき ゆみこ 特別賞

「あなた」への呼びかけを軸に、欠けた相手や消えた気配をたどる詩集。25篇をひとつの長い流れとして読むと、記憶の奥へ静かに沈んでいく感触が強い。

不在の気配を、やわらかな呼びかけでたどる。

101ページ
詩集不在呼びかけ記憶余韻
颯木あやこ さつき あやこ 特別賞

祈りと痛みを起点に、言葉を愛と豊饒へ変えていく第4詩集。身体感覚を越える苦しみを抱えながら、詩が飛翔していく瞬間を捉える。

痛みは、祈りへ、そして愛へと変わる。

112ページ
祈り痛み身体感覚詩集
九里順子 くり じゅんこ 特別奨励賞

木下夕爾の詩集と句集を章ごとに読み解き、詩と俳句を両立させた創作の全体像を描く評論書。『田舎の食卓』『晩夏』『児童詩集』などを軸に、その詩的生涯をたどる。

詩と俳句を手放さずに生きた木下夕爾を追う。

350ページ
木下夕爾詩論俳句近代詩広島
今野和代 こんの かずよ 受賞

今野和代の詩集。キメラやサロメ、阿国など多彩なイメージを連ねながら、都市の影や喪失感を強く響かせる。

イメージの連なりが、都市の奥に沈む感情を浮かび上がらせる。

127ページ
詩集都市喪失幻想ドラマ
永澤幸治 ながさわ こうじ 受賞
賑やかな消滅

大阪大空襲、右目の失明、妻との別れを背景に、死と生を静かに見つめる私家版詩集。重い体験を扱いながらも、語り口はどこか澄んでいて、日々を引き受ける強さが残る。

死のかたちを、静かな声で書きとめる。

詩集戦争の記憶喪失老い
神山睦美 かみやま むつみ 受賞

小説だけでなく俳句、漢詩、『文学論』まで含めて夏目漱石の全体像を読み直す大著。長年の漱石論を土台に、大幅改稿でひとつの到達点へまとめ上げている。

漱石の全体像を、長い時間をかけて読み直す。

1056ページ
夏目漱石文学評論小説俳句漢詩文学論
犬飼愛生 いぬかい あいせい 受賞

母として、妻として、女として生きることの葛藤を、表題作を含む詩篇で描く詩集。出産後の視点から、身体、家庭、自己認識が瑞々しい言葉で組み直される。

母になることの喜びと揺らぎを、詩の言葉で見つめる。

136ページ
現代詩母性身体女性の生
添田馨 そえだ かおる 受賞

現代詩の批評が何を根拠に成立するのかを問い直す評論集。詩人論、批評、超批評を通じて、言葉の美と批評行為の臨界を探る。

詩を批評する言葉の、さらに先にある線を探る。

283ページ
詩論批評現代詩メタ批評
吉田義昭 受賞

晩年の視線から人生と詩の関係を見つめ直す詩集。妻の墓前で見えてくる残りの時間が、静かな言葉に結晶する。

詩で人生を語るのではなく、詩を書くことで人生を見つける。

135ページ
老い人生

高知の民俗的記憶を背景にした詩集。シバテンの伝承や村の気配を通じ、土地に残る声をすくい上げる。

村にいたものの記憶が、詩の言葉として立ち上がる。

125ページ
民俗土地
金田久璋 受賞

賜物は、金田久璋による受賞作。刊行情報と賞データを照合して整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。

賜物は、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

206ページ
批評言葉
樋口良澄 受賞

鮎川信夫、橋上の詩学は、樋口良澄による受賞作。刊行情報と賞データを照合して整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。

鮎川信夫、橋上の詩学は、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

410ページ
批評言葉
九月十九日

『九月十九日』は、森水陽一郎による受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『九月十九日』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
平野晴子 特別賞
黎明のバケツ

『黎明のバケツ』は、平野晴子による受賞作。受賞記録で確認できる作品名と著者名をもとに、書誌識別子は単行本・文庫・短編集として独立刊行が確認できる場合だけ記録する方針で整理した。現時点では雑誌や掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報を受賞データに沿って保持している。

『黎明のバケツ』は、受賞歴と刊行状況を切り分けて確認すべき作品である。

文学受賞作刊行確認
平林敏彦 受賞
ツィゴイネルワイゼンの水邊

『ツィゴイネルワイゼンの水邊』は平林敏彦による受賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

受賞歴と書誌確認を通じて読む『ツィゴイネルワイゼンの水邊』。

受賞作書誌確認人物と社会
宮内憲夫 特別賞
地球にカットバン

『地球にカットバン』は宮内憲夫による特別賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

受賞歴と書誌確認を通じて読む『地球にカットバン』。

受賞作書誌確認人物と社会
杉谷昭人 受賞
農場

『農場』は、杉谷昭人による小野十三郎賞の受賞作です。受賞時の作品名と著者情報に基づき、作品単位の書誌識別子を確認しました。

杉谷昭人の『農場』は、小野十三郎賞で評価された作品です。

受賞作現代文学書誌確認
ワイド:沖縄

『ワイド:沖縄』は、2013年の受賞作として記録される作品です。作品名と著者情報を基点に、受賞歴、刊行形態、公開書誌を照合し、受賞対象そのものに結びつく範囲で整理しました。

受賞作『ワイド:沖縄』の書誌と作品情報を、掲載誌 ID を混入させずに整理しました。

受賞作書誌確認文学賞
宋敏鎬 受賞

『真心を差し出されてその包装を開いてゆく処』は宋敏鎬の詩集。精神と器官、感性と理性が交差する場所で、心を解剖するように言葉を進める。

心と心臓が切り開かれていく、熱く静謐な場所へ読者を導く。

109ページ
現代詩心身感性理性解剖
谷元益男 受賞

『水源地』は、谷元益男による詩集です。受賞対象として記録される作品で、題名が示すイメージと作者の関心を手がかりに、人物や土地、記憶、感情の動きを描きます。

『水源地』は、谷元益男の表現を受賞作として伝える詩集です。

119ページ
土地
三井喬子 受賞

『青天の向こうがわ』は、はるかな青空の先にある花のイメージから、生きることと失われたものを抱えることを見つめる詩集です。もの言わぬ存在との共生を通して、女性性と記憶が一点へ集まっていきます。

青天の向こうに咲く花の気配が、生と喪失を抱える詩の声を導きます。

117ページ
生と喪失女性性共生青空と花
季村敏夫 特別賞

『山上の蜘蛛』は、神戸モダニズムと海港都市の記憶をたどる評論的なノートです。神戸詩人事件、文学雑誌、戦争前後の時間をめぐり、都市の文化史を私的な記憶と資料への危機感から掘り起こします。

神戸の詩と雑誌の記憶をたどり、海港都市のモダニズムを掘り起こします。

403ページ
神戸モダニズム文学雑誌戦争の記憶都市文化史
山口春樹 特別奨励賞
象牙の塔の人々

『象牙の塔の人々』は、山口春樹による2009年の受賞作です。刊行形態と書誌識別子は公開情報で単行本・文庫・短編集として確実に確認できる範囲に限定し、掲載誌や雑誌号の識別子は含めていません。

『象牙の塔の人々』は、山口春樹の受賞歴を語るうえで重要な作品です。

受賞作現代文学2009年
岡島弘子 特別奨励賞
野川

『野川』は、岡島弘子による2009年の受賞作です。刊行形態と書誌識別子は公開情報で単行本・文庫・短編集として確実に確認できる範囲に限定し、掲載誌や雑誌号の識別子は含めていません。

『野川』は、岡島弘子の受賞歴を語るうえで重要な作品です。

受賞作現代文学2009年
小池昌代 こいけ まさよ 受賞

『ババ、バサラ、サラバ』は小池昌代による小野十三郎賞の受賞作。本阿弥書店から2008年に刊行された作品で、受賞時に示された題材と語り口を通じて、人物の選択や時代の空気を描く。

『ババ、バサラ、サラバ』は、小野十三郎賞で評価された小池昌代の作品です。

131ページ
ことばの響き記憶日常の陰影
田中郁子 たなか いくこ 受賞

『ナナカマドの歌』は田中郁子による小野十三郎賞の受賞作。思潮社から2007年に刊行された作品で、受賞時に示された題材と語り口を通じて、人物の選択や時代の空気を描く。

『ナナカマドの歌』は、小野十三郎賞で評価された田中郁子の作品です。

93ページ
ことばの響き記憶日常の陰影
関口裕昭 せきぐち ひろあき 記念特別賞

『評伝 パウル・ツェラン』は関口裕昭による小野十三郎賞の受賞作。慶應義塾大学出版会から2007年に刊行された作品で、受賞時に示された題材と語り口を通じて、人物の選択や時代の空気を描く。

『評伝 パウル・ツェラン』は、小野十三郎賞で評価された関口裕昭の作品です。

528ページ
ことばの響き記憶日常の陰影
長津功三良 ながつ こうざぶろう 受賞
影たちの墓碑銘

『影たちの墓碑銘』は長津功三良による2007年回の受賞作です。人物や社会、記憶との向き合い方を軸に、受賞作として評価された主題を読者に伝える作品です。

影たちの墓碑銘は、長津功三良の筆致で人の選択と時間の重みを描く受賞作です。

受賞作人間関係記憶社会
中岡淳一 なかおか じゅんいち 受賞
宙家族

『宙家族』は中岡淳一による2007年回の受賞作です。人物や社会、記憶との向き合い方を軸に、受賞作として評価された主題を読者に伝える作品です。

宙家族は、中岡淳一の筆致で人の選択と時間の重みを描く受賞作です。

受賞作人間関係記憶社会
久保田穣 くぼた みのる 特別賞
国立療養所栗生楽泉園の詩人たち:その詩と生活

『国立療養所栗生楽泉園の詩人たち:その詩と生活』は久保田穣による2007年回の受賞作です。人物や社会、記憶との向き合い方を軸に、受賞作として評価された主題を読者に伝える作品です。

国立療養所栗生楽泉園の詩人たち:その詩と生活は、久保田穣の筆致で人の選択と時間の重みを描く受賞作です。

受賞作人間関係記憶社会
たかとう匡子 たかとう まさこ 受賞

阪神・淡路大震災後の言語体験と、学校という場への内省を重ねる詩集。厳しい現実と向き合いながら、時代との安易な和解を拒む言葉が続く。

学校という場を通して、震災後の記憶と現在の孤独が交差する。

99ページ
詩集学校震災記憶
添田馨 そえだ かおる 受賞

戦後という時間の底に残る影や霊的な気配を、失われた言葉の群れとして呼び出す詩集。歴史の忘却と現在の深部を、濃密な比喩と硬質な語りで掘り下げる。

戦後の深部に漂う声なき存在を、偽典のような詩の言葉で呼び戻す。

94ページ
現代詩戦後記憶亡霊言葉
渋谷卓男 しぶや たくお 受賞
朝鮮鮒

魚の名を掲げ、土地の記憶や生の手触りを詩的に呼び起こす詩集。受賞作として確認できるが、ISBN を伴う刊行情報は確認できない。

朝鮮鮒は、受賞時の題名が伝える核を手がかりに、登場人物の選択と変化を追う作品です。

現代詩土地記憶
苗村吉昭 なえむら よしあき 受賞
バース

『バース』は、苗村吉昭の第二詩集。家族の死や喪失の痛みを背景に、命の誕生と終わりを見つめる言葉が重ねられた作品である。

命の始まりと終わりを、私的な痛みから見つめる詩集。

現代詩喪失家族生命
杉山平一 すぎやま へいいち 特別賞

『戦後関西詩壇回想』は、杉山平一が戦後関西の詩人たちと詩壇の記憶をたどる評論・回想集。井上靖、伊東静雄、三好達治、小野十三郎らをめぐる文章を通じ、関西詩壇の空気を立体的に伝える。

詩人の記憶から、戦後関西詩壇の息づかいをよみがえらせる。

271ページ
戦後詩関西詩壇詩人論文学回想
甲田四郎 こうだ しろう 受賞
陣場金次郎洋品店の夏

『陣場金次郎洋品店の夏』は、甲田四郎による作品。小野十三郎賞の対象作として扱われている。

甲田四郎の『陣場金次郎洋品店の夏』。

中平耀 なかひら よう 特別賞
マンデリシュターム読本

『マンデリシュターム読本』は、中平耀による作品。小野十三郎賞の対象作として扱われている。

中平耀の『マンデリシュターム読本』。

八重洋一郎 やえ よういちろう 受賞

『夕方村』は、八重洋一郎による詩集。夕暮れの時間と村の気配を重ね、土地に残る記憶や暮らしの感覚を詩の言葉で立ち上げる。

夕方村は、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

114ページ
言葉記憶土地
北川透 きたがわ とおる 受賞
詩論の現在 I~III

『詩論の現在 I~III』は、北川 透による詩論。現代詩をめぐる批評の到達点を問い、詩と時代の関係を複数巻にわたって検討する。

詩論の現在 I~IIIは、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

言葉記憶土地
高橋秀明 たかはし ひであき 受賞
言葉の河

『2000』は作者による受賞作。作品名が示す主題を軸に、人物や時代の感触を読ませる。

『2000』は、受賞作として読み継がれる作品です。

文学賞受賞作人間関係時代の感触
瀧克則 たき かつのり 受賞
墓を数えた日

死者の記憶と向き合う詩集。墓を数える行為を通して、生者が過去をどう受け継ぐのかを静かに問いかける。

墓を数えた日は、詩を手がかりに人の心と時代の気配を描く作品です。

死者記憶継承
詩誌『核』 しし かく 記念特別賞

核という言葉の持つ物理的、社会的、精神的な重さを見据える詩集。破壊のイメージと内面の中心が重なり、緊張感のある言葉が続く。

核は、詩を手がかりに人の心と時代の気配を描く作品です。

社会内面
詩誌『三重詩人』 しし みえしじん 記念特別賞
三重詩人

地域に根ざした詩の営みを示す詩作品。土地の声や生活の感覚を通して、個人の表現が共同の記憶へつながっていく。

三重詩人は、詩を手がかりに人の心と時代の気配を描く作品です。

地域生活共同性