日本の文学賞

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小野十三郎賞 おのとおざぶろうしょう

第23回(2021年)

詩集詩評論書

受賞者

4名
冨岡悦子 とみおか えつこ 受賞

日常と事件の境界を往復しながら、暴力にさらされた声を見つめ直す詩集。希望や悲しみを単純に整理せず、時代の痛みをそのまま詩の緊張へと変えている。

暴力のまわりにある日常を、詩で見つめ直す。

71ページ
詩集暴力日常記憶社会
青木由弥子 あおき ゆみこ 特別賞

「あなた」への呼びかけを軸に、欠けた相手や消えた気配をたどる詩集。25篇をひとつの長い流れとして読むと、記憶の奥へ静かに沈んでいく感触が強い。

不在の気配を、やわらかな呼びかけでたどる。

101ページ
詩集不在呼びかけ記憶余韻
颯木あやこ さつき あやこ 特別賞

祈りと痛みを起点に、言葉を愛と豊饒へ変えていく第4詩集。身体感覚を越える苦しみを抱えながら、詩が飛翔していく瞬間を捉える。

痛みは、祈りへ、そして愛へと変わる。

112ページ
祈り痛み身体感覚詩集
九里順子 くり じゅんこ 特別奨励賞

木下夕爾の詩集と句集を章ごとに読み解き、詩と俳句を両立させた創作の全体像を描く評論書。『田舎の食卓』『晩夏』『児童詩集』などを軸に、その詩的生涯をたどる。

詩と俳句を手放さずに生きた木下夕爾を追う。

350ページ
木下夕爾詩論俳句近代詩広島