日本の文学賞

← 受賞作品一覧に戻る
パルレシア――震災以後、詩とは何か

小野十三郎賞

パルレシア――震災以後、詩とは何か

金田久璋

賜物は、金田久璋による受賞作。刊行情報と賞データを照合して整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。

批評言葉

作品情報

賜物は、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

賜物は、金田久璋の作風と受賞時の評価が交差する作品として位置づけられる。書籍として確認できるものはISBNを記録し、独立刊行が確認できないものは掲載媒体の識別子を流用せず、作品情報のみを整理した。

レビュー要約

  • 読者からは、題材への向き合い方と物語を支える筆致が評価されている。一方で、静かな展開や重い主題をじっくり受け止める作品として読まれている。

書籍情報

出版社
思潮社
発売日
2015-12-25
ページ数
206ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784783738008
ISBN-10
4783738009
価格
2640 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/詩歌/詩論

「震災以後の詩とは、「パルレシア」の意志としての詩であると私は思う。それは震災と原発事故によって、人間としての権利を剝奪されたことを嘆き訴える声々と、遙かに共鳴しあわずにはいられない」(「「パルレシア……」または命がけの比喩という行為」)。 “パルレシア"――何についてでも率直に真実を語ること。脅迫をも、迫害をも、殺されることをも恐れず、自由に語ること。震災後の辺見庸の言葉を導きに、東アジアの詩や、シモーヌ・ヴェイユ、モーリス・ブランショ、吉本隆明の思想、中上健次の詩作などを通して、真実の詩の光を見出していく。現在に問いかける渾身の詩論集。装幀=毛利一枝

関連する文学賞