日本の文学賞

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渡す手

中原中也賞

渡す手

佐藤文香

『渡す手』は、俳人としても活動する佐藤文香の第一詩集。世界に触れる身体と五感の働きを丁寧にたどり、事物や人とのあいだに生まれる感覚を、自由な形式の詩として差し出す。

身体感覚五感人と事物のあいだ現代詩

作品情報

世界と接する身体から、ことばが手渡されていく。

『渡す手』は、「現代詩手帖」に連載された詩を含む佐藤文香の詩集である。俳句に軸足を置きながらジャンルや形式の境界を越え、触覚や音、景色の変化を通して、他者や世界との距離を見つめる。第29回中原中也賞を受賞した。

書籍情報

出版社
思潮社
発売日
2023-11-27
ページ数
88ページ
言語
日本語
サイズ
18.8 x 12 x 0.9 cm
ISBN-13
9784783745525
ISBN-10
4783745528
価格
2200 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/詩歌/詩集

我々は 書き下し文のように ひらかれた気分をしていた (「森と酢漿」) 「佐藤文香の詩は、事物と人のあいだに隠された隙間さえも手渡すことができる」(岡本啓)。「詩の言葉と五感との豊かな邂逅が達成されている。そうして詩は、ひたすらに日本語に奉仕する」(石松佳)。「作品の背後には人間のたてるざわめきが感じられ、ふれあいの場面や、感情のことが書かれている」(平岡直子)。ジャンル、形式、社会通念にとらわれない自由な歩行。俳句に軸足を置きながら、境界を自在にわたっていく。「現代詩手帖」に連載された、6篇を含む、詩的濃縮を実現する新詩集。

レビュー

  • 鮮烈な言葉

    詩語、詩性とはなにかを深く考えるきっかけになりました。

  • わかる詩もありました

    私は地方の現代詩人会に入っています。その会長の詩集が、今回の中原中也賞にノミネートされました。 惜しくも落選したので、受賞されたこの詩集を読んでみたのです。 平岡直子さんが、『渡す手に寄せて』で述べているように、「なんど読んでもなにが書いてあるのかわからない」作品ばかり。 それでも、『Maxとき』という散文詩に出会いました。 私は朗読講師をしていて、いつもテキストにするための文章を探しているのです。『Maxとき』は、ぜひ声を出して受講生に読ませたいと思いました。 私も詩を書く人間の端くれとして、中原中也賞は夢のまた夢です。作者は俳人ですが、その俳句を読んだことはありません。他分野に渡って力を発揮されたことを今はスゴいと素直に感じています。おめでとうございました。

  • 読書好きの妻が喜んでいます

    読書好きの妻から頼まれたので本の内容は分かりませんが早く手元に届いたのでとても喜んでくれました。

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