作品情報
喪失と祈りが、水仙のように静かに立ち上がる歌集。
砂子屋書房刊。二〇〇九年秋から二〇一三年初春までの作品を収め、震災後の社会と個人の感情を、日常の細部に結びつけて詠んでいる。
書籍情報
- 出版社
- 砂子屋書房
- 発売日
- 2013-05-01
- ページ数
- 187ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784790414506
- ISBN-10
- 4790414507
- 価格
- 9700 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
Amazon.co.jp: 水仙の章: 栗木京子歌集 : 栗木 京子: 本
レビュー
-
群馬県立土田文明文学記念館で、現代女性歌人展があったので予習として拝読。自分の好きな水関係の短歌を引用させてください。
体温の高き海なりこの海は敗れて後鳥羽院の見たる紺碧 荒波にゑぐられし崖眺めをりわれら船上に声からませて 潮風に吹かれ隠岐牛立ちてをり遠き灯のごと一頭二頭 夜の海を航く灯のあれば思ふなり後鳥羽院の手照らしたる火を 音の袋きゆつと締められたるごとしさざ波だけがひびく隠岐の夜 山峡の雨に降り癖あるならむ右腕ばかり濡れて歩めり 空に向き噫々と叫びぬ海底より声を発して深さ知るごと
-
駄作ばかりの470首で3000円も要求できる厚顔さ
2014年の第25回斎藤茂吉短歌文学賞受賞ということだが、くだらない作品ばかりである。 1首もまともな、つまり人の心を動かす、歌が見つからない。 この歌集を買ったのは属している塔という短歌結社の関係者かなくなった人気歌人の河野裕子の挽歌を目当てに購入した人だけであろう。 挽歌にしてもさめた心で儀礼的に詠っているのがよく分かる。 特筆すべきは擬音がへたくそで素人並みである。 3.11の災害避難者を歌っている歌もさめた一般人波の感想を書いているに過ぎない。 もともと温かい心を持っているとは思えないので歌人には最も向いてない性格なんではないかと思う。 若いときに作った歌が教科書に載っているらしいが、この一発だけで生きているようなものだ。 演歌歌手の一発屋といっしょだな。 それにしてもこの内容で3000円というのは身の程をわきまえない厚顔無恥さにあきれるばかりである。 これで歌壇のリーダー群の一角を占めているというのは現代歌壇の寒い状況を象徴していると思われる。
関連する文学賞
- 齋藤茂吉短歌文学賞 第25回(2013年) ・受賞
- 前川佐美雄賞 第12回(2014年) ・受賞