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ブレイクスルー・トライアル ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~

『このミステリーがすごい!』大賞

ブレイクスルー・トライアル ~第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作~

伊園旬

最新セキュリティに守られた研究所へ潜入し、制限時間内にミッションを達成する一大イベントが始まる。侵入ゲームの高揚感を前面に出したサスペンス。

侵入ゲームサスペンスハイテク奪取チーム戦

作品情報

難攻不落の研究所を突破し、1億円を手に入れろ。

第5回「このミステリーがすごい!」大賞大賞受賞作。生体認証や警備ロボットが張り巡らされた研究所を、参加者たちが突破する。

書籍情報

出版社
宝島社
発売日
2007-01-11
ページ数
333ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784796656733
ISBN-10
4796656731
価格
2473 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

懸賞金1億円の一大イベント<ブレイクスルー・トライアル>に参加することを決めた、門脇と丹羽。それは、技術の粋をつくした難攻不落の研究所に侵入し、制限時間24時間以内に、所定のものを持ち帰るというものだった。彼らにはそれぞれの過去があり、このイベントで優勝することによって人生を変えようと考えていた。 ひょんなことからイベントに紛れ込んだダイヤモンド強盗犯グループ、保険会社の依頼で、その強盗を追う私立探偵、研究所の守りを固める叩き上げ頑固一徹の管理人、ライバル会社から派遣されたスパイチームなどが参加を表明し、それぞれ思惑を胸にイベントに集結する。侵入者を阻むため、各所に設けられた指紋、静脈、虹彩などの生体認証。さらには、凶暴な番犬や新型警備ロボットの一群など、数々の障害に立ち向かい、突破するのはどのチームなのか。

伊園 旬(いぞの・じゅん) 1965年、京都生まれ。関西大学経済学部卒業。国内コンピューターメーカー勤務。

レビュー

  • スタイリッシュな犯罪小説

    襲撃小説としてのアイデアがふんだんに盛り込まれた贅沢な小説ですいすい読んでしまった。セキュリティアタックの手法やプロセスがわかりやすく、楽しく読める。 何より登場人物が魅力的なのがいい。名もない端役にさえ強烈な個性があって忘れられない。スピンオフ作品も欲しいくらいに愛着が湧いてしまった。 伊坂幸太郎や藤原伊織にあるような「ちょっと可愛い感じのする三十男(でもすこぶる有能)」が存分にその能力を発揮して問題を次々クリアしていく。読後感は爽やか。 リズムのある文体は読むのに心地よくもっと読んでみたいと思わせるものでした。

  • おもしろかった

    このミス大賞の作品には、ほとんどはずれが内容です。これもその一つでした。

  • 登場人物が魅力的でない

    第5回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作ということで、 思いっきり期待しすぎたせいか、ちょっと期待はずれ。 いや、おもしろくないってことはないです。 設定はいいんですよ。 だけど、登場人物が魅力的でないというか、 魅力的なはずなのに、それが感じられないと言うか。 まあ、中古の値段なら、読んで損はないかと思います。

  • 単行本ではちょっと

    設定は中々面白いものがあるものの、地の文、会話文共に まだまだというか下手くそですね。 そのため 人物設定と文章から受ける人物像が乖離して感じられて、 最後まで登場人物を上手く受け入れることが出来ませんでした。 この値段でこの内容はちょっと無しですね。 文庫なら星二つ位つけても良いかなといった所です、 これを単行本にして売ってしまおうという編集者や、 大賞に選んだ選考委員は何を考えているのやら。

  • 設定がワクワクさせる。それ以外は普通以下。

    展開としてはスリル×サスペンス=エンターテイメントを志向しているようですが、たぶん主人公の2人が無事に勝利するんだろうなというのがミエミエで、ドキドキハラハラ感は一切ありませんでした。 メガネ3人衆や泥棒3人衆など個性的な脇役の味がイマイチ活かされなかった感、設定が興味をそそるだけにもったいない感もあります。 防犯とか金庫破り、侵入などのキーワードに引っかかる方にはオススメできるかもしれません。 逆にそれ以外の方は2014年1月21日現在で1円の本とは言え、「ダメ元」の覚悟が必要です。

  • 型破りのおもしろさ

    個人的にこういうテーマは大好きだ。いわゆる金庫破りものの現代版ということだが、まったく型破り。最新セキュリティシステムが稼働する難攻不落の建物に侵入し、ターゲットを持ち帰るというゲームに参加する男たちの物語で、主人公やその相棒の運命めいた人間模様がからみ、おもしろいストーリーが展開する。どうやってミッションを成功させるかという興味も尽きないし、男の友情、隠された過去が絡んできたりと展開にワクワクする。軽妙な台詞回しも高感度高し。結構長編で楽しめる。

  • 現代風冒険小説

    主人公はセキュリティ会社の社員。その会社が賞金を賭けて自社のセキュリティ・システムを破るトライアルを開催する。賞金額はなんと1億円。大学時代の友人に誘われ、その社員はトライアルに参加する。着々と準備は進み、本番に向けて緊張感も高まっていく。冒険小説ではあるが、このあたりはクライム・ノベルの雰囲気。 しかし、そこから物語は複雑になる。主人公の2人に普通でない過去があることが明らかになる。2人はそれぞれ、ある思惑を抱いてトライアルに参加したのだ。トライアルには、なぜかプロの泥棒も参加する。彼らにはまた別の目的があった。そしていよいよトライアルが始まる―。 前置きだけで実に166ページ。しかし、アクションシーンやクライム・ノベル的な要素も組み込まれていて、飽きずに読ませる。軽妙な語り口と会話も悪くない。そしてトライアルが始まってからは、冒険小説にふさわしく、知恵比べあり、アクションありで楽しませてくれる。 冒険小説。この響きは、いつも男(特に少年)を引きつけてやまない。トム・ソーヤの冒険、ロビンソン・クルーソー。私たちはその本を手にし、つかの間のバーチャル・リアリティの冒険活劇を満喫する。山を越え、海を渡り、大金を手に入れ、いろいろなスリルとサスペンスに満ちた世界を駆け抜ける。優れた冒険小説は、私たちを未知の世界へいざなってくれる。そこでひととき、人は夢を見て、明日の現実に戻る活力を取り戻すのだ。この作品は、まさしくそんな力を持つ物語のひとつである。

  • 読みやすさはありますが

    このミステリーがすごい!の大賞受賞作ということで読みました。 読みやすく、ページをめくる手も進みます。 が、読み終わった後に なんか軽い感じがします。 細かな仕掛けを文章で仕掛けてくるのですが、これらは映像化なら もっと驚きをもって迎えられそうですが ちょっと冗長に感じます。 もちろん、丁寧に書くのが悪いのではないと思います。 ただ この作品では他のかたも言われるように登場人物が色々いて 個性を発揮できそうな持ち味もあるのに なぜかあっさりした 進み方です。 読んでみて 楽しい、、、けど なにか物足りないという作品でした。 大賞受賞作という視点での評価で☆1マイナスしての評価です。

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