日本の文学賞

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さよならドビュッシー

『このミステリーがすごい!』大賞

さよならドビュッシー

中山七里

火事で大きな傷を負った少女が、ピアニストを目指して再起を誓う。音楽への情熱と連続する不穏な出来事が交差する音楽ミステリー。

音楽再起ミステリー火事サスペンス

作品情報

ドビュッシーの旋律の先に、事件の影が忍び寄る。

第8回「このミステリーがすごい!」大賞大賞受賞作。ピアニストを目指す少女の再起を軸に、周囲で起こる事件の謎が重なっていく。

書籍情報

出版社
宝島社
発売日
2010-01-08
ページ数
367ページ
言語
日本語
サイズ
13.7 x 2.6 x 19.5 cm
ISBN-13
9784796675307
ISBN-10
4796675302
価格
1515 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員が大絶賛した話題の感動作! 行間から立ち上るドビュッシー「月の光」や、ショパン「エチュード 10-1」の美しい旋律。ピアニストを目指す少女、殺人、そして驚愕のラスト! ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女人生は、ある日突然終わりを迎える。祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身火傷の大怪我を負ってしまったのだ。それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する――。 (最終選考委員コメント) 「音楽青春小説と意外な結末の異種配合」 大森望(翻訳家・評論家) 「著者の奏でる超絶技巧に酔い痴れよ」 香山二三郎(コラムニスト) 「大掛かりなトリックが炸裂する、上質の音楽ミステリー」 茶木則雄(書評家) 「少女ピアニストの感動物語……で終わらない驚き!」 吉野仁(書評家)

中山 七里 (なかやま しちり) プロフィール 1961年、岐阜県生まれ。花園大学文学部国文学科卒業。 現在会社員。

レビュー

  • 私の好み

    音楽の描写とどんでん返しのストーリーが面白く読めました。

  • 伏線回収

    ストーリー展開も面白く、謎解きの伏線回収も見事。

  • ピアノの音が聞こえる

    演奏の描写がすごい! 音が頭の中で響いてるように感じた。 それに、最後のどんでん返しは流石としか言いようがない。 岬洋介こんな人いない、と思いながらもその魅力に引き込まれていく。 クラッシック音楽がが聞きたくなります。

  • 息もつかせぬ面白さ−(既視感+違和感)

    メインストーリーは一気に流れて面白いが、登場人物が作中で例えられる童話の主人公の名前を使ったある小説を読んだ時の既視感が拭えない。また、いくら何でも○○と○○とで〇〇に対抗するのは無理がある気がする。筋の展開上、そうならざるを得ないのはわかるが、この結果だとあの3人組の言い分が正しいのではとつい違和感を感じてしまう。

  • 声に出して言えなかった結末

    スゴイ、ハンディキャップがある中でもプロのピアニストを目指す熱い物語だけでなく突然の出来事から人生が大きく変わってしまった結末。火事で自分が誰か言い出せなかった状況、障害者が自転車につまづき転んでしまう状況、殺すつもりはなかったのにそうなってしまった状況、言い出す勇気結構は状況によって難しいものだと感じました。いろいろと感動して楽しく読めました。

  • 大賞だけある内容。

    面白い作品でした。 クラシック好きの方でもなくても、引き込まれるストーリーでお勧めします。 ラストは想像を絶する内容であっとさせますが、読後はなにか納得させられます。 主人公に度重なる不幸が訪れますが、それにも負けずピアノを練習しコンクールへとつき進む姿は、感動的でした。 長編ですが、あっという間に読み終えました。

  • ミステリとして以上に、音楽小説として感動的な傑作小説

    数々の試練を乗り越えてピアニストとしての再生をはかる少女の姿と、その背景で起きる事件を描く、中山七里のデビュー作にして代表作。 ミステリではあるが、音楽小説としてとても優れている。トリック自体はミステリを読み慣れている方なら気づくのではないかと思うが、それでも傑作だと思うのは、ヒロインが社会の偏見やいじめ、大火傷からの回復など、さまざまな試練・苦難を乗り越えて再生していく姿が感動的に描かれているからだ。 とにかく物語をぐいぐい進めていく筆力は天才的で、さすがは中江七里というところ。音楽の理論的なことが分からなくても、ヒロインの演奏が聴こえてくるように感じてしまう。タイトル回収の最後の一行もとても鮮やかだ。読んで絶対後悔しない傑作である。

  • またまた一気読み

    作者の作品はあれこれ予想しないで一気読み。そして心地好い疲れ。 余韻に浸りながらの散歩とビールが心地好い。

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