【映画化】完全なる首長竜の日 (『このミステリーがすごい! 』大賞シリーズ)
植物状態の弟と対話を続ける少女漫画家が、謎の電話をきっかけに現実の歪みへ踏み込んでいく。静謐さの中に不穏な仕掛けが潜むデビュー作。
作品情報
問いかけるほどに、現実は少しずつ歪んでいく。
第9回「このミステリーがすごい!」大賞大賞受賞作。意識不明の弟と向き合う姉が、不可思議な出来事の真相へ近づいていく。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2011-01-08
- ページ数
- 305ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.5 x 2.3 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784796679909
- ISBN-10
- 4796679901
- 価格
- 1000 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊著)以来の選考委員即決、第9回『このミス』大賞受賞、乾緑郎(いぬい・ろくろう)のデビュー作! 著者は、朝日時代小説大賞でも『忍び外伝』で大賞を受賞。新人賞2冠を果たすという大型新人の登場です。 少女漫画家の和淳美は、植物状態の人間と対話できる「SCインターフェース」を通じて、意識不明の弟と対話を続けるが、淳美に自殺の原因を話さない。ある日、謎の女性が弟に接触したことから、少しずつ現実が歪みはじめる。映画「インセプション」を超える面白さと絶賛された、謎と仕掛けに満ちた物語。
乾 緑郎 (いぬい ろくろう) プロフィール 1971年、東京都生まれ。鍼灸師の仕事をする傍ら、劇作家として複数の劇団に脚本を書き下ろしている。『忍び外伝』(朝日新聞出版)で、2010年第2回朝日時代小説大賞も受賞し、新人賞二冠を達成。
レビュー
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ディック的迷宮世界をほんのり夢幻的にした眩暈
自分の感じている現実世界は誰かの夢か? 胡蝶の夢のディック迷宮。 眩暈的世界は黒沢清よりアランロブクリエで映像化して欲しい。
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雰囲気を楽しむ作品
好き嫌いが別れるとレビューにありましたが、全くその通りかと。 個人的には、夢の中を漂うような不可思議な読み心地が何とも言えず好ましかったですが、万人受けする作品ではないと贔屓目に見ても分かるので星を1つ減らしました。 作中に似たような描写が何度か出てくるのですが、そこで得る妙な違和感がスリリングで早く真相を知りたいと読み進めました。 日頃全く読書をしない私が最後まで難なく読み進められたので、読み易い作品なのではないかと思います。
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まあまあかな
このミス大賞に失敗はない!と、このところ選んで読んでいます。気に入っていますが、これはまあまあの分類かな。
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圧倒的筆力!!
どこまでが現実? どこからが非現実? 脳みそが溶けそうなくらい、読者を振り回してくれる圧倒的な才能に、脱帽です!!
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首長竜は恐竜ではありません
この作品は「虚構と現実」「意識と死」がテーマです。 あちこちで伏線が張られており、ネタとしても新しいものではないのでオチは予想がつくでしょう。 むしろ、「まさかこんな真相だとは思わなかった!」と思う人はほとんどいないと思われます。 序盤から、主人公の記憶の不自然さや回想の中にヒントが盛り込まれています。 登場人物のセリフはもちろん、明らかに不自然な人物の描写も多々あります。 それらを拾いながら、最後にどう結びつくか予想しながら読んで行くのは面白かったです。 それらに注意せず、愚直に読み進めるだけの方はおそらく中盤以降で混乱して楽しめないでしょう。 最後の最後に関して、納得いかない、蛇足だと感じる方もいるかもしれません。 解決したようで解決していない・・・不安な終わり方をしています。 しかしながら、私はこの終わり方こそが作者が読者に伝えたいテーマそのものだと思います。 主人公がこの後どうなるのか、救われるのか、そもそも真実だと思ったものが本当に真実なのか・・・。 真相にたどり着いたと安心した読者を再び「!?」に突き落とすことで、読者に解決しない疑問を与えています。 物語を結末させないことで、より読者に上記の作品テーマについて考えさせています。 ちなみに、作中において首長竜が恐竜として説明されていますが、これは間違いです。
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よく読むとすごくおもしろい
映画と設定が違ってまた面白かったです。注意して読まないと主人公が現実世界にいるのか、幻覚の世界にいるのか分からなくなります(笑)
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んー。。。。
結構話題として取り上げられていた作品だったので、読んでみましたが感想としては。。。。「え・・・終わり?」。私は一辺に集中して読む人ではないのでそのせいかもしれませんが、「この人は今現実の話をしてるのかな」って疑問に思いながら読んでいたので落ちがわかった時「やっぱり。。。」感が強かったです。描写に使う言葉のチョイスも単に想像して書いているって域を出てない気がします。期待しすぎたのかもしれません。。。
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これでミス大賞?
ありがちな内容で少し読めば先が読めてきてあんまり面白くなかった。