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【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

『このミステリーがすごい!』大賞

【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

柏木伸介

県警外事課が、国際的な陰謀と事件の連鎖に挑む警察サスペンス。

警察小説外事課国際犯罪サスペンス捜査

作品情報

外事課の捜査は、国境を越えていく。

第15回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞作。県警外事課の捜査線上に、クルス機関と呼ばれる不穏な存在が浮かび上がり、事件は国際的な広がりを見せる。

書籍情報

出版社
宝島社
発売日
2017-03-04
ページ数
462ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.8 x 15.2 cm
ISBN-13
9784800267375
ISBN-10
4800267374
価格
30 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作! “歩く一人諜報組織"=《クルス機関》の異名を持つ神奈川県警外事課の来栖惟臣(くるすこれおみ)は、 日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。 違法な囮捜査を駆使して工作員を追う来栖。 一方そのころ、北の関係者と目される者たちが口封じのため次々と暗殺されていた。 暗殺者の名は、呉宗秀(オ・ジョンス)。 日本社会に溶け込み、冷酷に殺戮を重ねる呉だったが、彼の元に謎の女子高生が現れてから、歯車が狂い始め――。 桜木町、福富町、寿町、石川町――横浜を舞台に、神奈川県警・公安のエースと孤高の工作員が静かに火花を散らす。

レビュー

  • 色々な登場人物とその背景が楽しめる一冊

    本書の特徴は、特殊な分野の人物が多く登場するという点である。 また、それらの人物を、少なくない紙面で説明されており、特殊な分野に興味のない読者にも楽しめる一冊になっている。

  • ★二つから四つへ

    登場人物に動きが無い。これが本書を読み終わっての一番の感想。 勿論、警察モノでしかも公安がメインの物語。主人公は移動するし、敵役と素手による格闘シーンも有る。それでも動きが感じられない。まるで紙芝居の様な感じだった。 登場人物に関するディーテイルはしっかりと描かれている。登場人物が居る場所や部屋、街並みなどの状況も。しかしWikipediaを読んでいるようなと言うか、人物や景色の情報が読み手の頭の中に情景として浮かび上がり、そこに登場人物の “動き” が加わってこそ、読む側が作品に没頭出来る機会が得られるのでは無いだろうか? 読後に巻末を見て驚いた。まるでルポルタージュを書いたかのような参考文献の数々。他の警察小説ですっかりとお馴染みになっている「公安を“ハム”と呼ぶ」事以外にも、様々な警察内部の符牒や著者が仕入れた世間では余り知られていない小ネタが随所に沢山散りばめられている。 言い換えれば参考文献などから得られた “情報” が多いあまり情報の羅列になってしまい、結果人物の動きが感じられなくなってしまったというところか? だからか、本書の半分くらいまでは色々事件は起こっても人物に動きが感じられず、読みながらも「ま、せいぜい星二つと言ったところかな。。。」と思っていた。 ところが後半は、「え?この人が???」という展開が重なり、次第に面白くなり結果星四つと言うレビューとなった。 では最高評価の星五つからなぜ一つ減らしたのか?下衆の勘繰りかも知れないが、著者のあわよくば映画化、漫画化、TVドラマ化と言った欲が感じられたから。 勿論、本書によってプロデビューを果たし、専業作家として生きていこうと決心したのなら、メディア化を意識した考えは良いと思う。 しかし、それが露骨過ぎると興覚めしてしまう。実際、自分の一番好きな作家も幾つかのシリーズがドラマ化されているが、それ以降ドラマ化を意識したような作品が増えてしまい、Amazonレビューで苦言を書いた事が有る。 但し、オネエ言葉の公安調査庁調査官、浜崎賢介はTVドラマで見てみたいと思った。この人物のスピンオフは読んでみたい(と言うよりは映像化で観たい)ので、是非スピンオフ作品の上梓をお願いしたい。

  • クルス機関

    実際の危機として北朝鮮問題が騒がれている昨今としては、まさにリアルタイムのミステリーだと思います。工作員と対工作機関との戦いはどこの国でも熾烈を極めている現実があり、小説の内容には、有り得るんじゃないかというリアル感を感じました。

  • 皮肉と虚しさが漂う苦々しい決着

    日中朝,さらには韓,ここ数年で目にすることが増えた近隣諸国との対立を背景に, 何食わぬ顔で暗躍する工作員や,入り交じる国内外の思惑や陰謀が興味深い一冊です. また,主人公側と工作員側の視点を並行させ,徐々に小さな繋がりが見える流れと, 二人の男がついに対峙,大惨事が迫る中での対決は,なかなかの緊張と緊迫感を煽り, 解決と思わせての『第二幕』から,皮肉と虚しさが漂う決着が苦々しさをかき立てます. ただ,その畳まれ方は曖昧であっさりにも思え,いささか戸惑いを覚えるかもしれません. 一方,物語と比べて人の部分はやや物足りず,工作員の男が見せる人間らしい一面も, 確かに印象的ではあるものの,掘り下げが弱く,もう少し踏み込んでほしかったところ. このほか,あまりに無警戒な女性や,別の女性警官の振る舞いにも不自然さがチラホラ…. とはいえ,各国の対立構造,政治家や組織での足の引っ張り合いの裏側にある真意など, フィクションを謳いつつも妙に生々しく,エンタメ寄りの社会派作品として楽しめました.

  • 新宿鮫 毒猿のような話

    それと同じような感じで楽しめます。さすがに大沢氏ほどの完成度はありませんが。これを当時はアマチュアの人が書いているのだからたいしたものです。参考文献の量がすごいです。そこまで調べて書いているのですね。 こちらを大賞にしても何も問題なかったと思います。

  • かなり読む価値あり

    刑事ものとしては、内容があってよかったです。おもしろかったです。

  • なにこれ?!

    裏の裏の裏で、結局主人公謀殺。 このミス受賞はミステイクじゃ?ないのかと思う印象

  • 題材は興味深い

    読者に不親切な文体だと思いました。読みにくい。ストーリーは面白かったけど、結末にがっかりしました。

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