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愚者のスプーンは曲がる (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

『このミステリーがすごい!』大賞

愚者のスプーンは曲がる (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

桐山徹也

日常にまぎれた超常の気配と事件が交錯する、ひねりのあるミステリ。

ミステリー超常青春事件心理

作品情報

曲がるのは、スプーンだけではない。

第15回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉作。奇妙な現象への違和感を手がかりに、若者たちの関係と事件の真相が少しずつずれていく。

書籍情報

出版社
宝島社
発売日
2017-04-06
ページ数
330ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.3 x 15.3 cm
ISBN-13
9784800268068
ISBN-10
4800268060
価格
23 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

編集部推薦! 第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、ユーモア・サイキック・ミステリー! 子どもの頃からとことんツイていない町田瞬はある日、 銃を所持した超能力者(らしい)二人組に突然拉致される。 彼らは組織の命令で、危険な能力を持つ(らしい)瞬を殺しに来たのだという。 その能力とは、超能力を「無効化」するというもの(らしい)。 つまり、瞬の前では能力者による超常現象は発生しない(らしい)――。 果たして超能力は存在するのか、しないのか? 「これは大掛かりなドッキリだ」と思いながらも、 ひょんなことから『超常現象調査機構』のメンバーとなった瞬は、 やがて能力者をめぐる奇怪な事件に巻き込まれていく……。

レビュー

  • 読み終わったと時の後味が良い

    この作者の本は初めてでしたが、とても楽しめました。なんだこんな能力かと思いましたが、最強の能力に感動です。他の作品も読んでみたいです。

  • 主人公の超能力に懐疑的な思考に共感できるミステリ!

    超能力者たちを巡る奇妙な連続殺人事件というストーリに、読む前から食指がいまいちであった。どうせ超能力があるので、どうにでもなるストーリで、読んでガッカリ感があるのでは・・・。と思いながら期待値を底辺において読み進めました。が、ある意味、私のような読者を想定しているのか、主人公も最後まで終始超能力に懐疑的で、実際、主人公の周りで目に見える超能力が起こらないため、それが超能力なのか否かはわからないという、うまい話の展開になっています。読み進めるうちに、意外にものめり込んでしまいました。「このミス大賞2017隠し玉」という帯にも、とりあえず納得。思った以上に面白い話でした。個人的満足度は100点満点中79点です。意外に面白い!という感想に尽きます(^_^)>

  • コミカルなストーリー

    このミスのシリーズで期待していたがコミカルな漫画のようなストーリー仕立てです。話としては難しいトリックなどはなく読み流す感じ。

  • 描写も人間関係も意味不明

    序盤は期待させる展開で興味を覚えましたが、文章が拙く意味がよく分かりません。 主人公の視点で「あれはつまりこういうことだったのだ」みたいな、先述の内容に裏があった(隠された意図があった)ことを示唆する文章が散見されるのですが、私のような読解力のない人間には理解できません。 あと、後半出てくる名字だけの人たち…誰が誰だかわかりません。「え?百瀬って誰?園田?垣原?青木?灰野?こいつらいつでてきたんだよ…」という感じで、何が何だか分かりません。 意外な真相?真相って結局なんだったのか?そもそも、事件ってのが何だかもよく分かりません。事務所に突如やってきた初対面の先輩が死んだこと?結局なんで死んだの? 二作目のループ×3は秀作でしたが、デビュー作は酷いもんでした。 この作品を隠し玉として推す審査員がいたというのが、不思議です。

  • 主人公は周囲に存在する『超能力』を『無効化』する『超能力者』で、その代償は『不運』………らしい。

    ざっくり言うと駆け引き中心の超能力バトルです! まずこの世界には超能力者が存在します! 『触れずに物を動かす』とか『液体の温度を上げる』とかそんなんです! しかしこれには代償があります! 『頭痛が収まらない』とか『熱いものを口にできない』とかそんなんです! そしてそんな超能力者で構成された『超現象調査機構』という組織に、主人公は巻き込まれてしまう…… ……らしいです! 意味ありげな『らしい』を除けばめちゃくちゃ既視感のある設定ですね! しかしこの作品は極めて異質な個性を発揮しています! それこそが『らしい』の意図するところです! 主人公の一人称視点で話が進み、さらに周囲の超能力+代償を 無効化してしまう超能力を主人公本人が持っているとあれば 容易に想像はつくかと思われます! で、この小説めちゃくちゃ読みやすいです! 読むの速い人なら一時間くらいで読み切ることもできると思います! 血はありますがギャグ成分も多めで内容はかなりライトです! それゆえ物足りなさを感じる方もいるかもしれません! 続編ありきで書かれているのか未回収の伏線もあります! でも良いんです! なぜなら面白いから! ロマンだから!

  • 案外、凡庸

    賞の選評で褒められていたため読んだが、かなり凡庸な話だった。 文がわかりにくいところがあるため、そこは改善すべき。せっかくのライトタッチな内容なのに。

  • 設定は良いのに薄い

    文章も読みやすいしテンポも良い。設定もキャラクタも良いのに、肝心の物語が薄い。 序盤は面白く感じるのに、半ばを過ぎたあたりからダレてきて、話が早く終わってほしいと思えてきてしまう。 同作者は『ループループループ』を最初に読んだため、こちらの小説については落差が大きく感じました。 面白いか面白くないかで言えば面白くないという感想なんですが、この作品が先に世に出てなかったら次作もなかったかと思えば、こちらの作品を隠し球として選んだ出版社の目は正しかったとも言えるわけで。 まだ読んでない方は次作を読まれることをお勧めします。『ループ〜』のほうは文句なしに面白いので。

  • テーマを生かした作品になっていない

    「世の中には超能力者が存在すること、その超能力には代償もあること、そして主人公はその超能力を無効化する能力を持った超能力者であること、を明かされる。危険な能力を持つ物と危惧された主人公は殺されるはめにあったが、代償も無効化できるということで、命拾いした。その代わりに超能力者による組織『超現象調査機構』で働くことになった。やがて奇怪な事件に巻き込まれ、その調査を始めることになる。そして意外な事実が次々と明かされていく。」と、超能力をテーマとしたミステリーであります。しかし、「超能力が使われるところは全く出てきません。つまり、超能力が出てこない超能力小説」です。とこの本を紹介されてあります。 かつて今まで、このてのような本は読んだことはありませんでした。とても不思議な魅力を感じました。取り扱うテーマは面白そうです。 しかし、実際の中身はつまらなかったでした。登場人物も沢山出てきましたが、主人公と先輩の2人以外の人は、特に印象に残りませんでした。それだけ、内容自体に問題が有ったと思います。せっかくの素晴らしいテーマだったのに、魅力あるストーリーに創りあげることが出来なかったことに、非常に残念でしょうがありません。著者にとってこの作品がデビュー作で、今でも次回作が創られていないことを考えると、府が落ちる気がします。 他の作家で、超能力をテーマとしたミステリー作品が見つかれば、是非読んで見たいと思っています。

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