スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
スマホの紛失をきっかけに、個人情報流出と連続事件が広がるサイバーサスペンス。
作品情報
落としただけで、日常は壊れていく。
第15回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉作。スマートフォンの紛失から始まる違和感が、やがて個人の秘密と連続事件へつながっていく。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2017-04-06
- ページ数
- 403ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.7 x 15.3 cm
- ISBN-13
- 9784800270665
- ISBN-10
- 4800270669
- 価格
- 715 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品は、二転三転する恐怖のサイバーサスペンスです! 麻美の彼氏の富田がスマホを落としたことが、すべての始まりだった。 拾い主の男はスマホを返却するが、男の正体は狡猾なハッカー。 麻美を気に入った男は、麻美の人間関係を監視し始める。 セキュリティを丸裸にされた富田のスマホが、身近なSNSを介して麻美を陥れる狂気へと変わっていく。 いっぽう、神奈川の山中では身元不明の女性の死体が次々と発見され……。
レビュー
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映画化おめでと!!
現役中学生です なんとなくタイトルと表紙の絵に惹かれて買いました。 すごく面白かった。映画化するので絶対見ます!!! 今はネットの怖さを知らない中学生や小学生でもスマホ持ってるしやっぱりこういう本はすごく良いと思います。
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オチはいまひとつだが、サスペンス・スリラーとしてオススメ
「このミステリーがすごい!」大賞の隠し玉として発刊された本作品、映画化もされ、現在(2018年11月)、全国の劇場で公開中です。 原作である本小説も人気があるようでしたので、読んでみることとしました。 主人公の稲葉麻美は、派遣社員のアラサー。 安定した仕事ではなかったが、富田誠という恋人がおり、それなりに充実した毎日を送っていた。 ある日、富田が、自分のスマホを落としてしまう。 富田のスマホに電話をかけたところ、知らない男性が出た。 彼は、富田が紛失したスマホの拾い主だった。 男はスマホを返却してくれると言い、コーヒーチェーン店で待ち合わせたが、姿を現さない。 ところが、店員がある男性から託されたものとして、富田のスマホを渡してくれた。 こうして、無事スマホが戻ってきて、安心したのもつかの間、麻美の周辺に奇妙な出来事が頻発していく。 一方、神奈川県の山中で、土の中から女性の身元不明の死体が次々と見つかり…。 このスマホを拾った男が悪意のある人物であったことから、富田のスマホやネット上のSNSをもとに、麻美の個人情報を探り、次第に彼女に迫ってくるという展開です。 構成としては、A章:スマホを拾った男の視点、B章:麻美の視点、C章:身元不明の死体の捜査をしている刑事の視点、この3つが交互に展開していく形式となっています。 スマホが拾った男が、パソコンを使って、個人情報を洗い出し、麻美に近づいていく展開はスリリングであるとともに、リアリティがあります。 また、奇妙な出来事に次第に恐怖を感じていく麻美の姿も、真に迫るものがあって、物語に惹き込む力を持った小説であったと思います。 ただ、後半、真相が明らかになるくだりになると、ちょっと期待外れな気がしました。 解説では、「ラストで待っている驚天動地のトリックには、誰もが目を疑うだろう」とありましたが、大袈裟ではないでしょうか。 ミステリにはよくある手法ですし、あまり驚きもありませんでした。 また、「意外なところ」に犯人が潜んでいたという結末も、私には、「意外」には思われず…。 そもそも、本作品には、「推理」の要素がありません。 C章の刑事が名推理で犯人に迫るのかとも思いましたが、そんな展開もありませんでした。 結末に向けて、いろいろと伏線は張られているし、事件の真相が明らかになるという結末もあるので、ミステリには違いないですが、本格ものではないです。 あえてジャンル分けするとすれば、「サスペンス・スリラー」でしょうか。 冒頭から中盤にかけて、身近にあるスマホを悪意のある人物に拾われてしまったばっかりに、麻美に恐怖が迫っていく展開は、まさに「スマホを落としただけなのに」という不条理感がたっぷりで、「サスペンス・スリラー」としては、成功していると思いました。 今や、特に若い人を中心に、必需品とも言えるスマホ。 これを題材に、身近な恐怖を演出したことで、万人受けのする作品になっていると感じました。
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読みやすく、ライトな文体のミステリーサスペンス。
読みやすいミステリーサスペンス。殺人犯は知的なクラッカーであり、その知能を悪用したサイコパスな面を持っている。 「スマホを落としただけなのに」というタイトル通り、たったそれだけのことが、後の悲劇を生んでいく描写に戦慄したし、今時でリアルだなぁ、と思った。 以前に「ストーカーはSNSを通して、簡単に現住所を特定できる」といった動画を見たことがある。 この物語でも、FacebookというSNSを通して、犯人が主人公の麻美に徐々に迫っていく。 誕生日などの安易なパスワードは改めて危険だなぁ、と思ったし、SNSでのせる情報にも気を付けなければ、と思った。たとえば、知人のSNSからでも個人情報を特定し得るんだし。 改めて、現代の情報時代、スマホ時代だからこその危なさを考えさせられた。 ただ、読みやすくライトな文章の反面、重みや深さに若干欠ける気がした。 サイコパスな犯人も、ライトな文体が故に、意外と狂気をそこまで感じられなかった。 ちょっとラノベっぽさも感じたミステリー小説だった。
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こわい…
一気読み! スマホを持つ前に読むべき一冊。 怖すぎる話。 でも、あり得なくない。 家事をホッポリだして読みました。 読む価値ありです。 オススメです。
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どんどん引き込まれて行きました
序盤は退屈な感じがして、途中で読むのを止めようと思った。読むにつれ、だんだん面白くなってきた。
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映画用
映画を観るために購入しました。読んでから映画鑑賞。
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新感覚のミステリー
まず、本書はいわゆる推理小説ではありません。 強いていうなら、『ポワロ』とか『古畑任三郎』に近い形式のミステリーです。 本書は、『スマホを落とした』事によって発生した、スマホを拾った犯人、拾ってもらった(やや語弊あり)被害者、警察の三つの視点で物語が描かれます。 三つの視点はA、B、Cの三つのパートで区切られていて、この手のザッピングものにありがちな視点の混乱が起きにくくなっています。 正直トリックは凡庸と言えば凡庸、手口もご存知の人ならご存知のものではあります。 もちろん、それを知らない人であればあっと驚けるとは思いますが、 そうでなくても3つの視点で描かれた本書の物語は、十分にミステリー好きを本書の読み始めから読み終わりまで、目を離さないようにするだけの魅力を持っていると思います。
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文体なんとかしてほしい
facebookというものにあまり興味がないので、やや興醒め食傷気味で読みすすめました。 全体的に文章が下手というか、三人称だか一人称だかグチャグチャしてて読みづらかった。 警察の記述が浅い感じがしたけど、そっちはまあいいのかな。 一番気になったとこは、美容整形の部分。何カ所もやってたら気づかれるし不自然な顔になる。 まぁネットの闇ということで興味をひく話なのと、最後はハッピーエンドなので救われた感はあったけど。