僕が殺された未来 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
未来の殺人と現在の手がかりが交差する、時間感覚を揺さぶるミステリ。
作品情報
殺されたのは、未来のはずだった。
第15回『このミステリーがすごい!』大賞超隠し玉作。『僕が殺された未来』という題名どおり、現在と未来が食い違う中で事件の輪郭が浮かび上がる。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2017-08-04
- ページ数
- 350ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 1.4 x 15.2 cm
- ISBN-13
- 9784800275653
- ISBN-10
- 4800275652
- 価格
- 12 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
大学生の高木正一は、演劇サークルの友人に思いがけない話を聞かされる。 思いを寄せる、ミスキャンパスの小田美沙希が失踪したというのだ。 安否を気遣う高木の前に、突如、六十年後の未来からやってきたという少女ハナが現れた。 ハナ曰く、小田美沙希は誘拐されており、高木は彼女ともども誘拐犯に殺され、事件は迷宮入りしているという。 半信半疑ながらも、自分自身と小田美沙希が殺されるのを防ぐため、高木は調査を開始するが……。 死体の状況や容疑者のデータなど未来の捜査資料を駆使して、 高木は自らの死亡予定時刻までに犯人を捕らえることができるのか!? 『このミステリーがすごい! 』大賞・幻の応募作品が“超隠し玉"として、まさかの刊行!
レビュー
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楽しめました
同じこのミス大賞シリーズのおゆうシリーズっぽいなと思う部分もありましたが全体的に楽しめました。
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未来から来た少女ハナとの掛け合いが面白い、タイムトラベルミステリー
未来の調査書を持ってきたハナとともに、主人公自身と主人公の好きな女性の死亡予定時刻までに犯人を捕らえる、という設定が斬新。 ミステリーにSF要素が加わっており、話の幅が広がっている。 そして、未来の設定やタイムパラドクスなどもしっかりと説明されているので、リアリティがある。 ハナと主人公の掛け合いが面白く、会話の中でハナが過ごす未来の様子もわかってテンポがいい。 また、福井健太評論家の解説も興味深い。春畑行成さんはクライムノベル、異様な殺人鬼の記録、ユーモアサスペンス、ハードボイルドなど多様な種類の作品を書く実力の持ち主で、読者を楽しませようというエンターテイメント精神が強いとある。 ポテンシャルと柔軟性がある著者ということなので、次作はダークな作品になることも考えられる。 作者の持つ色々な引出しをもとに、面白い作品を作り続けてほしい。
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隠し玉のままでよかったかも
レビューを見て購入しましたが、過去の同種の小説を超え(あるいは並ぶ)ものではありませんでした。 また、文学青年っぽい難しい漢字や言い回しが鼻に着く一方で、細かい誤字や文法の誤りが散見されました。
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『超隠し玉』として刊行されるほど突出したものはない。
主人公が未来からやってきた女の子と協力して殺人事件を回避するお話。 描写は淡々としており、台詞回しもコミカルで読みやいです。ちょっと読点が多いような気もしますが、まぁ許容範囲。 ただ、全体的にどこか古臭さを感じました。慣れない人が無理してライト文芸を書いたような、もしくはゼロ年代のラノベを参考にして書いたような感じでしょうか。なんだかどのやり取りも既視感があっていまいち楽しめませんでした。ラストも、特に意外性があるわけでもなく、正直拍子抜けです。 主人公が怒ると女口調になる設定は、空気作りのギャグにしても要らんだろうと思います。
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一気読み必至です!
とても面白かったです。一気読みしました。20代の頃の恋愛に対する甘酸っぱさや、切なさが良いですよね。タイムスリップ物は辻褄合わせが難しいのですか。まあ何とか納得できたかな。でも、読み進めているうちに、主人公の物事に対する浅薄短慮のところがとても気になりました。ツッコミどころ満載なのが星3つの理由です。若者だけではなく、おじさん、おばさんに読んでもらって、あの頃の哀愁に浸ってほしい作品です。
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明るいSFミステリー
主人公とハナの軽快なやり取りが楽しめた。 SF作品、ミステリー作品として特に優れているとは思わないが、コミカルにうまくまとめられていて、楽しく読めた。
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非常に面白かった
斬新な発想と設定で引き込まれました ストーリーの伏線回収も見事で、非常に鮮やかだったし面白かった
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SFファンにもミステリーファンにもおすすめ!
どちらかというとSFファンの私は、あまりミステリーを読まないのですが、題名に惹きつけられて購入。引き込まれました。純愛ものが好きな人にも読んでほしいです。犯人さがし以外に、もう一つの謎解きもあり、最後まであきさせない。60年後の未来少女との会話から垣間見える独特の未来予測も楽しいです。知り合いにも自信をもって勧められる本。
関連する文学賞
- 『このミステリーがすごい!』大賞 第15回(2016年) ・超隠し玉