三度目の少女 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)
過去にまつわる違和感と、少女の存在が重なるサスペンスミステリ。
作品情報
三度目で、物語は静かに反転する。
第16回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉作。『三度目』の違和感を手がかりに、人物の関係と記憶がずれていく。
書籍情報
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2018-08-04
- ページ数
- 331ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.7 x 1.5 x 15.3 cm
- ISBN-13
- 9784800286192
- ISBN-10
- 4800286190
- 価格
- 222 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
第16回『このミステリーがすごい! 』大賞隠し玉作品は、ロジカルな謎解きが展開する幽霊×転生×本格ミステリー! 原因不明のトラウマで、他者を否定できなくなってしまった大学生・関口藍は、ゼミの担当教授に中学一年生の伊藤杏寿を紹介される。彼女は前世(都倉水奈)・前々世(神山木綿子)の記憶を所持して生まれてきた転生少女で、藍に生まれ変わりを防ぐ手助けをしてほしいというのだ。転生に関する情報を得るため、木綿子の生家を訪ねた藍たちは、その夜ポルターガイスト現象に遭遇する。翌朝、当主・神山昌一の毒殺死体が発見され、現場には「神山木綿子」という署名が残されていた。三十四年前、木綿子は何者かに殺害されたらしく……。
レビュー
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全体的に物足りない
ミステリーでも心霊でも物語は物事の因果関係をきちんと整理しておくべきだと改めて思う作品でした 残念ながら、大賞になれなかった作品ゆえなのでしょうか!? 以下残念な点 肝心の謎解きが動機や準備・実行の時系列を混然としたままかなり雑に終えてすっきりできない 夢で見たことで即座にとある事実が確認できたなど強引な展開があったりで物足りない(夢で答えに直結でいいけれど、非常に重要なパーツだったので、主人公達に感情移入出来るように結論に至るまでの過程・推察を丁寧に描写して欲しかったし、主人公達に目を向ける最大の機会だったのに何も盛り上がらなかった) また、オカルト的なものと殺人がいまひとつ絡み合っていない構成が全体的に残念でした さらに、素材は良いと思われるのにキャラに関する描写が前述のように大人しめで魅力に欠け、この主人公達のその後の話が気になるかと問われたら、ならないところがもったいない おまけで、主人公に関わる大事な表現であるにも関わらず「喉に刺さった魚の骨」という比喩が少しも洒落ていなくて出てくる度に残念でした 読者としては魚の小骨が喉に刺さったことはスルーして気にしたくない事のひとつでしかありません、個人的にですが 主人公が喉の奥に魚の骨が刺さったようになるトラウマになった原因も、作者の中ではこれだと言いたいのでしょうが前提条件的に納得できる部分がなく、トラウマが解消されることにもすっきりできなかった
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全体的に面白かったです
全体的に面白かったです。設定もよかったです。ヒロインがなかなか個性的だなと思いました
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調査パートが楽しい
「この世には、超常現象が存在する。」ことで、探偵の調査パートが奥深くなっており、気持ちいい謎解きが味わえました。 ヒロインの少女が大人と同等に扱われていることに違和感はありますが、かわいいので星5つです。