嫁の心得 (Linda BOOKS!)
容姿や体格に劣等感を抱える女性を主人公に、嫁入りと家をめぐるしがらみを時代小説として描く。理不尽な価値観の中で自分の居場所を探すヒロインの半生が、ユーモアと粘り強さを交えて進む。
作品情報
嫁ぐことが女の価値を決める時代に、型にはまらないヒロインが自分の人生を切り開く。
第1回日本エンタメ小説大賞大賞受賞作。映画化を意識した文学賞の受賞作らしく、強い設定と波瀾のある展開で、嫁と家制度をめぐる物語を読ませる。
レビュー要約
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時代物としての読みやすさと、主人公の粘り強い生き方に反応が集まっている。現実味の薄さを指摘する声もあるが、映像向きの起伏を楽しむ読者がいる。
書籍情報
- 出版社
- 泰文堂
- 発売日
- 2013-09-14
- ページ数
- 253ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784803004953
- ISBN-10
- 4803004951
- 価格
- 51 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
農家から武家に嫁いできた六尺を越える大女のいのは、祝言の日、自分をひとめ見て顔を曇らせた夫となる人をみてショックを受ける。嫁入りした高橋家は下級武士の家柄で、いのの持参金五十両が目当てだったのだ。 やがて妻として、嫁としての幸せをつかみかけたいのだったが、ある日、夫・源之助が城下で討たれてしまう。 家督を守るためいのは義父とふたり、敵討ちの旅に出ることになる。しかしそれは、敵が見つからねば帰れぬ明日をも見えない旅だった――。 武家の嫁として凛として生き抜く、ひとりの女の生きざまを描いた傑作小説。 第1回日本エンタメ小説大賞大賞作品。
レビュー
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武家に嫁いだ農家の娘の物語
ひょんなことから武家に嫁いだ農家に生まれた大女が、数奇なあだ討ちの旅に出て武家の嫁として成長を描いた時代小説。 ラストのあだ討ち場面は少しびっくり!
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カバーデザインに騙されないよう!
巨漢で一本眉の農家の娘〜なのに、カバーデザインは清楚でできた嫁を印象させます。騙されてはいけません!ブックカバーをつけて読むことをお勧めします。 時代考証はもっと勉強が必要でしょう。敵討ちは申請した順(早い者勝ち)が常識(助太刀も申請制)。 お話はまずまずで、心がけ荒んで行くなか、敵探しで心が成長していく〜んですが、主人公の心情(内なる会話)中心で進んでいくので、登場人物の描写が薄く感じます。 悪くはありませんよ。
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読み応えあり!
テンポ良く切れのある展開で飽きさせずに読みきれます! 適度に肉厚な内容と歯切れの良さは、NHKの連続時代劇などにはもってこいの素材と思います。(そういう内容だと思います、と言う意味で)
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武士の心得でもある
時代劇版ライトノベルという感じです。第1部が嫁と姑の家庭劇、第2部が仇討の旅。一人のハンデを抱えた女性の成長物語を、涙と笑いを交えて描かれ読後もさわやかです。 もしドラマ化されるのであれば、山崎静代・しずちゃん(主人公・いの)、竹中直人(義父・十蔵)、キムラ緑子(義母・つや)でどうでしょう?これは是非観てみたい!
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- 日本エンタメ小説大賞 第1回(2012年) ・大賞